総合点

総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
香り
サブカテゴリ
メーカー
I-ne(イーネ)ブランド
DROAS(ドロアス)容量
400ml参考価格
771円1ml単価
1.9円JAN
4582521681471ASIN
B09856K69R発売日
2021-10-08ID
11040全成分
解析チームです。あのBOTANISTを輩出したヒットメーカーI-neが仕掛ける、泥(クレイ)美容のニューウェーブ「DROAS」。スタイリッシュなボトルに「シルク肌」という甘い誘い文句が踊りますが、中身はアルカリ全開の石鹸ベースに泥を投入するという、まるでアクセルをベタ踏みしたようなパワフルな洗浄設計なのをご存知でしょうか?
結論から申し上げますと、このボディーソープは「保湿成分を限界まで詰め込んだダンプカー」です。スタッツを見ると、解析ドットコムでの総合ランクは213位/410個とまさに中間の順位。しかし、特筆すべきは数値の異常な偏りです。
業界平均と比較しても、成分スコア(1.3点)の低さと保湿力(5.1点)の高さのギャップはトップクラスです。これは「洗浄ベースは安価で強力な石鹸」だが「添加されている保湿剤はデパコス級」という、極端な構成を物語っています。
ただの石鹸ではありません。中和剤としての酸やオイルが複雑に絡み合っています。特に注目すべきは以下の4点です。
本製品の「スムース」という名の根拠。蚕の繭から取れるタンパク質で、皮膚への親和性が非常に高い成分です。2010年代の研究でも、シルクフィブロインの被膜が外部刺激からの保護と水分保持に寄与することが示されています。洗い上がりの「なんとなくスベスベする感」の正体です。
フランス産のクレイ。多孔質構造を持ち、物理的に皮脂や汚れを吸着します。石鹸の化学的な洗浄力に加え、泥の物理的な吸着力が加わるため、毛穴汚れに対するアプローチは強力です。
通常のコラーゲンよりも油になじみやすい形に加工されています。石鹸で脱脂された肌に対し、即座に油分と潤いを補給しようとする「アメとムチ」のアメ担当。髪や爪の補修にも使われる高機能成分です。
正直に申し上げますと、洗い流す製品におけるプラセンタの効果は未知数です。栄養価は高いとされますが、皮膚科学的には「洗顔・洗浄剤に入れた場合の有効性」を示す堅牢なエビデンスは乏しいのが現状です。イメージ戦略の一環と捉えるのが妥当でしょう。
成分表の2番目と3番目に「ミリスチン酸」「ラウリン酸」とあります。これらは脂肪酸と呼ばれ、水酸化K(カリウム)と反応して「石鹸」になります。特にラウリン酸の石鹸は、泡立ちが良い反面、皮膚刺激のリスクがやや高いという特性が、皮膚科学の教科書的な事実として知られています。
この製品は、メリットとデメリットが表裏一体です。80点の優等生ではなく、「120点かマイナス20点か」という尖った設計思想が見えます。
「高級スーツを着たガテン系洗浄剤」
要するに、中身のベースは昔ながらの強力な石鹸ですが、それを最高級のドレス(保湿成分)で着飾っている状態です。一般的なアミノ酸系ボディーソープのような「優しさ」を期待すると、その洗浄力の高さに驚くかもしれません。しかし、背中ニキビやベタつきに悩む層にとっては、救世主になり得るポテンシャルを秘めています。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。