解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
香り
サイズ (cm)
サブカテゴリ
よく一緒に購入される商品
メーカー
FANCLブランド名
ファンケル(FANCL)容量
30ml参考価格
1540円1mlあたり
51.3円JANコード
4908049589677ASIN
B09QXLMNJ8発売日
20220121KaisekiID
10032全成分
解析チームです。ファンケルといえば、開封後60日間の新鮮期間を守る「小分け容器」に代表される品質管理の徹底ぶりが特徴です。この乳液は「防腐剤・香料・合成色素不使用」の三無方針を貫きつつ、保湿力と使用感のバランスを追求。ただしエイジングケアや美白効果については、成分構成から見ると期待値調整が必要かもしれません。では早速、商品の真の実力をデータで検証していきます。
解析ドットコムの総合ランクは141位/672製品中(上位21%)。総合評価2.8/5点のうち、安全性4.5点と業界平均を大幅に上回る一方、保湿力3.9点はやや高めの水準です。注目すべきは成分レベル3点とスキンケア性能2.8点の乖離で、これは「基本性能は堅実だが特化型機能に弱い」という設計思想を反映しています。口コミ評価4.4点/5点と高評価なのは、実際の使用感が購入者の期待にマッチしている証。ただしECサイトの売上順位は180日間で7,104位と、化粧水や美容液に比べて存在感が薄いのが現状です。
この高分子化合物は保湿成分の浸透促進と肌バリア機能補助の二刀流を実現。分子構造的に親水性と疎水性を併せ持ち、肌表面に水分保持膜を形成しながら、グリセリンやトレハロースなどの保湿成分の浸透をサポートします。2019年の研究では、同成分配合製品が対照群より皮膚水分量を23%向上させたデータも(*1)。類似成分のカルボマーと比較してべたつきにくいのも高評価ポイント。
シリコーン系成分ながら「膨潤性」に優れ、皮膚上の広がりをコントロールする「滑りの良さ」を実現。一般的なジメチコンと比べて皮脂吸着性が37%高いという特徴があり、テカリ防止に寄与します。ただし、角層への長期的な影響については、2021年のin vitro試験で「過剰使用がバリア機能に悪影響」とする報告もあり(*2)、適量使用が肝心です。
ファンケル モイストリファイン乳液は「安全に保湿したい」方向けの王道製品。ただし「若返り」や「美白」を求めるには物足りなさが否めません。個人的な見解として、乾燥肌の日常ケアには◎、夜間集中ケアには△、混合肌の朝使いには○と使い分けるのが賢明でしょう。特に敏感肌の方は、防腐剤フリーの安心設計が心強いはず。次回はもっとコスパ重視の製品と比較してみるのも面白いかもしれません。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。