Ingredient Analysis

ベヘントリモニウムメトサルフェート

カチオン界面活性剤 50件の商品に配合 ID: 1165
カチオン界面活性剤 コンディショニング・帯電防止を担う陽イオン性界面活性剤
+30

安全性
+20

素材の品質
+30

使用感
基本情報
成分名ベヘントリモニウムメトサルフェート
慣用名・別名BTMS
INCI名Behentrimonium Methosulfate
化学式C25H54NO4S
分子量約520 Da
由来植物性,半合成
推奨配合濃度1〜5%
適正pH域3.5〜7.0
EWGスコア4/10
コメドジェニック度2/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ カチオン界面活性剤
ベヘントリモニウムメトサルフェートの分子構造
分子構造・化学式イメージ
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +20
成分の素材品質・配合価値
安全性 +30
肌・頭皮への安全性
補修力 +10
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +20
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +40
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +30
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -10
環境負荷・生分解性の評価

概要

ナタネ油由来の4級アンモニウム塩系カチオン界面活性剤。負に帯電した毛髪表面に静電的に吸着し、帯電防止・柔軟化・コンディショニング効果を発揮。同じ4級カチオンであるクロリド系(塩化ベンザルコニウムなど)と比較して皮膚刺激が低い点が特徴。セタノールやセテアリルアルコールと併用することでエマルション安定化と毛髪吸着性が相乗的に向上。高濃度シリコーンの乳化剤としても機能する多用途素材。

ベヘントリモニウムメトサルフェートの解析

ベヘントリモニウムメトサルフェート(BTMS)は、ナタネ油から誘導される4級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤であり、主にヘアコンディショナー・トリートメント・ヘアパックに幅広く配合されている。その作用の核心は、負に帯電した毛髪(ケラチンタンパク)の表面に陽イオンが吸着することで、帯電防止・毛髪柔軟化・摩擦低減を同時に実現する点にある。

同じ4級アンモニウム系カチオン剤であるベヘントリモニウムクロリドや塩化セテトリモニウムと比較した際の最大の差別化ポイントは低刺激性。カウンターイオンがクロリドではなくメトサルフェートであることが刺激軽減に寄与しており、敏感肌や頭皮の乾燥が気になる人向けの処方でも採用されやすい。

コンディショニングメカニズムをより深く理解するには、セタノールやセテアリルアルコールとの組み合わせが鍵となる。BTMSと高級アルコールを混合すると「BTMS-25」「BTMS-50」のような自己乳化型ベースが形成され、油分・シリコーン・水を安定したエマルションに整えながら毛髪キューティクルへの均一なコーティングを促進する。この複合作用が、すすぎ中のからみ除去・乾燥後のスムーズな指通り・キューティクルの平滑化につながる。

また、高濃度シリコーンの乳化剤としての機能も持ち、ジメチコン等のシリコーンを安定分散させる処方での活躍も大きい。これは通常の乳化剤では難しい高粘度シリコーンの取り扱いを可能にする点で製剤設計上の価値が高い。

安全性については10年以上の使用実績があり、皮膚刺激はほぼなし〜軽度と評価されているが、カチオン界面活性剤全般の特性として頭皮への残留・蓄積リスクは否定できず、高濃度での繰り返し使用には注意が必要。環境負荷の面では生分解性が十分とは言えず、水域への影響が指摘されている。毛髪表面へのコーティング効果は一時的であり、補修力は持続しないため、ダメージ修復を目的とする場合は加水分解タンパクや浸透型補修成分との併用が推奨される。

相性の良い成分

セタノール セテアリルアルコール シリコーン

相性の悪い成分・混合注意

陰イオン界面活性剤 高分子アニオン

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