Ingredient Analysis

メチルイソチアゾリノン

成分 50件の商品に配合 ID: 726
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
-60

安全性
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素材の品質
+0

使用感
基本情報
成分名メチルイソチアゾリノン
医薬部外品名メチルクロロイソチアゾリノン・メチルイソチアゾリノン液
慣用名・別名MI、2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン
INCI名Methylisothiazolinone
化学式C4H5NOS
分子量115.18 Da
由来合成
推奨配合濃度最大0.01%
EWGスコア8/10
EU規制Annex III制限あり
日本規制 化粧品ネガティブリスト 化粧品成分基準収載
カテゴリ 成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +0
成分の素材品質・配合価値
安全性 -60
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -50
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +0
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +0
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +0
環境負荷・生分解性の評価

概要

イソチアゾリノン系の合成防腐剤。チオール基を持つ酵素を不活性化することで幅広い菌・カビに対して強力な抗菌作用を示す。パラベンフリー処方の代替として普及したが、皮膚感作性(接触性アレルギー)が強く、EUではリーブオン製品への配合が事実上禁止、日本でも粘膜への使用不可・配合上限0.01%のポジティブリスト成分。低濃度でも反復暴露によるアレルギー誘発リスクが報告されている。

メチルイソチアゾリノンの解析

メチルイソチアゾリノン(MI)は、イソチアゾリン-3-オン骨格を持つ複素環式合成化合物で、主に防腐・抗菌目的で化粧品に配合される。作用機序はタンパク質中のチオール基(-SH基)への共有結合による酵素失活で、グラム陽性・陰性菌、真菌・酵母に対して幅広い殺菌スペクトルを持つ。このメカニズムは微生物選択性が低いため、ヒトの皮膚細胞にも刺激を与えうる点が大きな課題となっている。

かつてはメチルクロロイソチアゾリノン(MCI)との混合物(MCI/MI)として使用されていたが、刺激性が問題となり、現在はMI単独配合が主流。しかしMI単独でも十分な防腐効果を得るには比較的高い配合量が必要で、「パラベンよりソフト」という評価は必ずしも正確ではない。実際、欧州化粧品工業会(Cosmetics Europe)は2013年にリーブオン製品への使用中止を勧告し、EU規制は2016年以降リーブオン製品で禁止、リンスオフ製品でも0.0015%以下に制限された。

日本においては化粧品ポジティブリスト収載成分として、洗い流すもの・洗い流さないもの共に0.01%(100g中0.01g)が上限。粘膜への使用は全面配合不可。この規制は欧州に比べやや緩いものの、現実的な使用ではシャンプー・ボディソープ等のリンスオフ製品が主な用途となっている。

安全性の最大の懸念は接触性皮膚炎・アレルギー性皮膚炎の誘発で、発赤・湿疹・水疱といった症状が報告されている。特に長期・反復使用による感作リスクが高く、一度感作されると極微量でも反応する可能性がある。EWGスコアは高く(7)、消費者向けの評価サイトでも使用回避推奨とされることが多い。類似成分のMCIと合わせて「イソチアゾリノン系防腐剤」として一括で警戒されるケースも多い。

一方で、有効濃度が非常に低く(数ppm)、製品の変質・腐敗を防ぐ点での即効性・持続性は高い。環境面では水生生物への毒性が報告されており、廃水による生態系への影響も懸念される。製品選びの観点では、リーブオン製品(乳液・化粧水・トリートメントなど)での配合は特に注意が必要で、敏感肌・アレルギー体質の消費者は成分表での確認が推奨される成分である。

相性の悪い成分・混合注意

チオール基含有成分 還元剤

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