カテゴリ:トリートメント
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
EU規制の成分が検出されました(1件)
個人差要因皮膚感作性1件・経皮吸収13件
メーカー
Q+ ( クオリタス )ブランド
クオリタス容量
400ml参考価格
1938円1ml単価
4.8円ASIN
B0DCZ3G4HC発売日
2023ID
11853製造国
日本シリーズ名
スムース対象の髪タイプ
静電気・絡まり対策向け詰め替え
なし公式サイト
公式サイトを見る使い方
商品説明
Q+ クオリタス[ スムース ]トリートメント サロン専売 コンディショナー ヘアトリートメント 洗い流すQ+ ( クオリタス )
■ 総合2.28点|補修ゼロのコーティング処方が安全性も押し下げた
![Q+ クオリタス[ スムース ]トリートメント サロン専売 コンディショナー ヘアトリートメント 洗い流す](https://www.ishampoo.jp/Item_Img/11853.jpg)
トリートメント内の順位
順位確定前
新規解析のため、次回のランキング更新で順位が付きます
安全性の判定
注意が必要な成分 4つ(EWG3以上: イソプロパノール(6)、ジメチコン(3)、パルミチン酸エチルヘキシル(4))
解析チームです。今回は『Q+ クオリタス[スムース]トリートメント』を見ていきます。
使用感スコアは3.5点(平均3.0点)と平均以上ですが、全体的な安全性と髪補修力はともに1.6点にとどまります。気になるのは「サロン専売の名にふさわしい成分内容なのか」という点です。答えは成分表にあります。
成分設計の実力は要注意水準で、表面コーティング以外の効果は期待しにくい処方です。ベヘントリモニウムクロリドとジメチコンの組み合わせで指通りは整いますが、加水分解タンパクや頭皮向けの成分は一切含まれていません。
配合順4位に位置し、コンディショニングの中核を担います。正電荷をもち、ダメージによって負電荷が増えた毛髪表面に選択的に吸着して、疎水性の保護膜(水をはじく薄い皮膜)を形成します。この吸着が静電気の発生を抑え、指通りをなめらかにする仕組みです。配合順9位には同じカチオン界面活性剤のステアルトリモニウムクロリドも加わっており、2種の組み合わせが帯電防止効果を補強しています。ただし頭皮への刺激性が強く、塗布は毛先中心に限定することが必須です。
配合順2位と上位に位置し、配合量の多さがうかがえます。キューティクル(毛髪を保護する外側の鱗状の層)表面を平滑化して摩擦を減らし、ツヤと指通りを向上させます。配合順10位のジメチコノール(水酸基をもつ変性シリコーン)も同時に配合されており、通常のジメチコンより分子間の吸着力が高く、洗い流しに対してより耐久性のある皮膜が形成されます。この2種のシリコーンの組み合わせが、使用感3.5点(平均3.0点)を底上げしている主な要因です。
この処方でEWG(米国環境作業グループ)スコアが6と最も高く、全成分中で最も懸念度が高い成分です。工業用途での使用が主体で、化粧品への配合は限定的が望ましいとされています。皮膚の脱脂作用(皮脂を取り除く働き)によって肌のバリア機能を低下させるリスクがあり、エタノールの約2倍の毒性をもつとも指摘される成分です。配合順8位への登場が、全体的な安全性スコア1.6点(平均3.0点)の低さを直接説明しています。
3成分に注意が必要です。
使用感3.5点(平均より0.5点上)の背景には、カチオン界面活性剤2種とシリコーン2種の組み合わせがあります。カチオン系が毛髪表面になめらかな吸着層を作り、シリコーン系がその上から皮膜を重ねる二重構造が、洗い流した後のさらさら感を持続させます。@cosmeスコアは4.9/7.0と市場でも一定の支持を得ており、使用感の実感と成分解析の結果は一致しています。
頭皮ケア力が0.4点(平均より2.6点低い)と突出して低いのは、13成分のすべてが毛髪表面のコーティングを目的とした設計であるためです。育毛・血行促進・抗炎症に関わる成分は1つも配合されておらず、「サロン専売の名にふさわしい成分内容なのか」という前書きの疑問への答えが、ここに集約されます。この処方の設計意図はあくまで毛先のまとまりと指通りに絞られており、頭皮ケアや髪の内側からの補修は対象外です。
一言で言うと、毛先の絡まりとパサつきを手軽に整えるコーティング特化型のコンディショナーです。日常的な指通りの改善には機能しますが、補修や頭皮ケアを求める人には物足りない内容です。
効果を引き出すには、根元と頭皮を完全に避けて毛先から中間にだけ塗ることが大切です。ベヘントリモニウムクロリドはダメージを受けた部位に優先的に吸着する性質をもつので、傷みが気になる箇所に集中させると実感が高まります。
余談ですが、Journal of Cosmetic Scienceに掲載された研究によると、カチオン界面活性剤はダメージを受けた毛髪に対して健康な毛髪の数倍の量が吸着されることが確認されています。つまりダメージがある毛先ほど効果を発揮しやすい成分構成です。コーティングの役割と限界を理解したうえで、補修成分を含む別のヘアケアと組み合わせると、より満足度の高いケアルーティンが整うはずです。
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