解析結果

アイボリーグレージュ

カテゴリ:カラートリートメント

アイボリーグレージュ
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総合ランク

106個中 0

総合点

2.97
2.97

1mlあたり

4.7
コスパ
3.3

カテゴリ内順位

48%以内
52位 / 106製品中
上位
アイボリーグレージュ解析チャート

DATA口コミ・販売データ

Amazon 4056 Amazonランク

SAFETY成分安全性リスク

⚠️

一部の成分に注意が必要です

規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした

個人差要因皮膚感作性6件・内分泌撹乱性2件・経皮吸収25件

リスクスコア 0/100 | フラグ成分 0 | EWG 21件評価済み
リスクスコア
0 / 100
解析安全性値
3.3 / 5
EWG スコア
平均 3.3 最高 7
各指標の解説
CMR 発がん性・変異原性・生殖毒性とは
EUで化粧品への配合が原則禁止されている成分です。検出された場合は特に注意が必要です。EUのCLP規則に基づく公式分類。1A(ヒトへの有害性が確認済み)・1B(強く疑われる)・2(疑いがある)の3段階。化粧品への配合は原則禁止。
SVHC 高懸念物質とは
EUが特に懸念する物質として指定しており、長期使用に注意が必要です。EUのREACH規則が指定する「非常に高い懸念を有する物質(Substances of Very High Concern)」。発がん性・変異原性・生殖毒性のほか、内分泌かく乱・残留性・生物蓄積性が確認された成分が対象。
IARC 国際がん研究機関の分類とは
WHO傘下の機関による発がん性の国際的な評価です。グループ1は最も懸念度が高い分類です。WHO傘下のIARCによる発がん性分類。グループ1(ヒトに発がん性あり)・2A(おそらく発がん性あり)・2B(発がん性の可能性あり)・3(分類不能)・4(おそらく発がん性なし)の5段階。
CIR 米国化粧品成分審査とは
米国の独立審査機関による安全性評価です。「Safe as Used」が最も安全な判定です。米国CIR(Cosmetic Ingredient Review)による安全性評価。「Safe as Used(使用濃度で安全)」「Safe with Qualifications(条件付き安全)」「Unsafe(安全でない)」「Insufficient Data(データ不足)」で評価される。
EU規制 EU化粧品規制 Annex II / III とは
EUで使用禁止(Annex II)または使用条件が制限されている(Annex III)成分を確認できます。EU化粧品規制(EC No 1223/2009)の付属書。Annex II は化粧品への使用が全面禁止の成分リスト。Annex III は使用濃度・用途・ラベル表示に条件が設けられた制限成分リスト(例:プロピルパラベンは0.14%以下に制限)。
EWGスコアとは
スコア1〜2は低懸念。3以上は敏感肌の方は注意。公的機関の分類ではなく、米国NGOの独自評価です。米国の非営利団体EWGが運営するSkin Deepデータベースのスコア(1〜10)。1が最も安全、10が最高懸念。独自評価のため上記の公的規制機関の分類とは異なる場合があります。スコアは各成分の詳細ページで確認できます。
ENV環境・安全性指標
皮膚感作性
GHS 1B 6件
エタノールアミン・プロピルパラベン他
アレルゲン香料
なし
マイクロプラスチック
未検出
内分泌かく乱性
2件検出
プロピルパラベン・メチルパラベン
生分解性
65%
比較的分解しやすい
経皮吸収リスク
37%
低〜中リスク

SCORE解析スコア一覧

成分数 26
植物エキス 0
コスパ
3.3
安全性
3.6
素材の品質
3.6
髪補修力
2.2
育毛力
1.8
使用感の良さ
4.7
エイジングケア
2.2
ホワイトニング
3.0
保湿効果
2.5
スキンケア力
0.7
環境配慮
1.4
浸透力
3.2
即効性
3.9
持続性
2.6
ツヤ感
2.9
サラサラ感
3.8
優れた素材 0
注意素材 0
広告を含みます。

商品説明

サロンで話題のボンディング・カラーマスク。 ダメージ髪も芯から補修。 明るい髪や褪色した髪にくすみ感を。 他のカラーとミックスすればオリジナルカラーも。
広告を含みます。

ANALYZEDアイボリーグレージュの解説

頭皮ケアを期待して買うと後悔する、このスコアが示していること

解析チームです。「アイボリーグレージュ」はヘンケルジャパンが展開するボンディング・カラーマスク。カラーリングと髪のコンディショニングを同時に行うという設計で、総合点2.97点の評価の背後にある処方の意図を読み解きます。

概要

スタッツ全項目の中でもっとも目を引くのは使用感4.7点(圧倒的・トップクラス)スカルプケア力0.7点(要注意)の両極端な対比です。この乖離は処方の設計方針そのものを反映しています。本品はカラートリートメントとして4種の染料(HC青16・塩基性赤76・塩基性黄57・塩基性紫2)を配合し、「アイボリーグレージュ」という多層的な色表現を目的とした製品。頭皮ケアを主眼に置かない設計であることが、スカルプケア0.7点という数値に直結しています。配合成分のレベル3.6点はやや良い水準にあり、マルーラオイル・ケラチン二種という機能素材の採用が押し上げ要因。一方、補修力2.2点・保湿力2.5点はいずれもやや物足りない水準で、カラーリング主体の製品としての割り切りが見えます。

EWGスコア分布(スコア登録済み21成分)
低リスク
1〜2
5成分
中リスク
3〜6
15成分
高リスク
7〜10
1成分
要注意フラグ:塩基性赤76(EWG:7 / GHS感作性1B) / GHS感作性1B成分が計6種含まれます

平均的な市販カラートリートメントと比較すると、マルーラオイルのような高機能植物油の採用は差別化ポイント。ただしパラベン二種(メチル+プロピル)が内分泌かく乱性(EDC)疑い成分として報告されており、この価格帯での選択としては処方の古さを感じさせます。

注目成分

処方の設計図:成分26種の役割分布
カラーリング
4種
HC青16ほか
補修・コンディショニング
4種
ケラチン×2, ジメチコン, PQ-6
保湿・エモリエント
4種
マルーラ油, パンテノール, PEG-8, 塩化Mg
乳化・基剤
5種
セテアリルALほか
防腐・pH調整
5種
パラベン×2ほか
洗浄補助
3種
コカミドPBほか
その他(香料・水)
2種

処方の重心はカラーリング+乳化基剤。補修・保湿成分は機能素材を絞り込んで配合。

1. スクレロカリアビレア種子油(マルーラオイル)

アフリカ南部に自生するマルーラの木の種子から得られる植物オイル。EWGスコア3、推奨配合量2〜10%。主成分はオレイン酸約70%・リノール酸約10%で、細胞膜との親和性が高く、表面コーティングに留まらず比較的深部まで浸透するとされる。ビタミンEおよびフィトステロールを含有し、脂質酸化に対する防御機能も持つ。経皮吸収リスク0.40、生分解性0.90と環境負荷も低い。余談ですが、2013年にPhytochemistry誌に掲載された研究によると、マルーラオイルはホホバオイルと比較して酸化安定性が同等以上であることが確認されています。パンテノールとの組み合わせでは、保湿作用の持続性が高まるとされており、処方上のシナジーが期待できる組み合わせです。

2. ケラチン二種(カチオン化+通常)の組み合わせ

ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン(羊毛)加水分解ケラチン(羊毛)を両方配合するのが本品の処方設計上の工夫です。カチオン化ケラチンはダメージ部位(マイナスに帯電したキューティクル欠損箇所)に静電気的に吸着し、優先的に補修を試みる。通常の加水分解ケラチンは毛髪成分との化学的親和性で内部浸透を狙う。この「外→内」の二段階アプローチが補修力2.2点という数値を押し上げる要因のひとつ。ただし補修力としての絶対評価はやや物足りない水準であり、配合量が十分かどうかはより上位のケラチン濃度製品と比べると差が生じます。

3. パンテノール

プロビタミンB5。EWGスコア1、経皮吸収リスク0.60と浸透力が高く、毛髪内部への到達後にパントテン酸へ変換され細胞代謝に関与。NMF(天然保湿因子)の生成を促し、毛髪に内側からのコシと水分保持能を付与します。日本で医薬部外品成分としても承認されており、安全性の裏付けが厚い成分。生分解性0.90と環境負荷が低いことも評価ポイントです。

4. 塩基性赤76(EWG:7)

本品の染料系成分の中でEWGスコアが最も高い7を記録。カチオン性アゾ系染料で毛髪ケラチンに吸着し、セミパーマネント程度の持続性で赤色の色調を担う。GHS感作性1B物質に分類されており、感作リスクを持つ成分です。アルカリ剤・強酸化剤と共存すると色落ち・変色のリスクがある点も把握しておく必要があります。アイボリーグレージュという色味を出すために塩基性黄57・塩基性紫2・HC青16と四種が組み合わさっており、単一染料では表現できない複合色設計です。

5. エタノールアミン(EWG:5 / GHS感作性1B)

pH調整・アルカリ剤として配合。キューティクルを開いて染料の浸透を促す機能を担います。ただし成分間の注意情報として、タンパク質系成分との組み合わせでアルカリ変性リスクが指摘されています。本品には補修目的のケラチン二種が配合されており、エタノールアミンの配合量・pH管理が処方安定性のカギを握る部分。EU規制でもヘアダイ成分としての使用条件が規定されている成分です。

メリット・デメリット

メリット

  • 使用感4.7点(圧倒的):滑らかさとしっとり感は同価格帯でトップクラス。ジメチコンによる表面平滑化とマルーラオイルのエモリエント効果が感触を支えている。
  • マルーラオイル配合:840円という価格帯でオレイン酸70%の高機能植物オイルを処方に組み込むのは差別化要素。生分解性0.90と環境負荷も低い。
  • 4色染料の複合設計:塩基性赤76・黄57・紫2・HC青16の組み合わせで、単一染料では出せないくすみ系アイボリーグレージュを表現。複数色ミックスによるオリジナルカラー調整にも対応。
  • パンテノールの高浸透性:経皮吸収リスク0.60と成分中で高め。毛髪内部までの届きやすさは保湿・コシ付与の実効性を高める方向に働く。

デメリット・注意点

  • スカルプケア力0.7点(要注意):頭皮ケアを期待して選ぶ製品ではない。設計の重心はカラーリングと仕上がり感にあり。
  • パラベン二種の防腐設計:メチルパラベン(EWG:4)とプロピルパラベン(EWG:6)が併用され、いずれもGHS感作性1B分類かつEDC(内分泌かく乱物質)疑いが報告されています。フェノキシエタノール系への代替が進む昨今の処方潮流と比べると旧来型。
  • GHS感作性1B成分が6種:エタノールアミン・プロピルパラベン・メチルパラベン・塩基性紫2・塩基性赤76・塩基性黄57と、製品全体で感作性フラグを持つ成分数が多い点は留意が必要です。
  • 注意点・成分拮抗:エタノールアミン(アルカリ剤)と配合されているケラチン系補修成分は、処方pH管理を誤るとタンパク変性リスクがある。補修目的の使用感への期待と実際のコンディションに乖離が生じる可能性があります。

まとめ

一言で言うと

「触感全振りのカラーマスク」——補修・頭皮ケアに使うのではなく、色を入れながらサラサラ・しっとりの仕上がりを楽しむ製品として設計されています。

総合点2.97点は平均値(3.0点)をわずかに下回りますが、この数値はカラートリートメントとして補修・スカルプケアを求めると期待値とのギャップが生まれることを示しています。使用感4.7点という圧倒的な手触り感と、840円という価格帯でのマルーラオイル採用を軸に評価すると、コスパの納得感3.3点(標準的)も妥当な水準です。

使用シーン別推奨度:

  • ブリーチ済み・褪色髪のカラーメンテナンス向け:4色複合染料でアイボリーグレージュを維持しながら、ジメチコン+マルーラオイルで指通りをキープできる。この用途には明確な強みあり。
  • ダメージ毛の集中補修目的:補修力2.2点(やや物足りない)を踏まえると、ケラチン系製品との使い分けが現実的。本品メインで補修効果を期待するには限界がある。
  • 頭皮トラブル・敏感な頭皮の方:スカルプケア0.7点・GHS感作性1B成分6種という構成から、積極的推奨は難しい。
  • カラーマスクをブレンドして色を作りたいユーザー:4色染料ベースの処方はミックス前提の設計との相性が良く、ヘンケルの製品ラインとの組み合わせ活用に向く。

口コミデータが蓄積されていないため使用感トレンドとの照合はできないものの、使用感4.7点という解析数値は「サロン帰り感」を重視するカラー系ユーザーの体験とおおむね一致しそうな水準です。

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