解析結果

アイボリーグレージュ

情報の最終更新:

カテゴリ:カラートリートメント

アイボリーグレージュ
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総合ランク

113個中 51位

総合点

2.97
2.97

1mlあたり

4.7円
コスパ
3.3

カテゴリ内順位

47%以内
52位 / 109製品中
上位

DATA口コミ・販売データ

Amazon 4056位 Amazonランク

SAFETY成分安全性リスク

一部の成分に注意が必要です

規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした

個人差要因 皮膚感作性 6件 内分泌かく乱性 2件 経皮吸収 25件
リスクスコア100点満点・低いほど安全
0/100低
解析安全性値5点満点・高いほど安全
3.3/5注意
EWG スコア21成分の平均・低いほど安全
最高 7
3.3/10注意
判定は上の指標を合わせた総合評価です(解析安全性値を最も重視) EWG 評価済み 21成分
各指標の解説
CMR 発がん性・変異原性・生殖毒性とは
EUで化粧品への配合が原則禁止されている成分です。検出された場合は特に注意が必要です。EUのCLP規則に基づく公式分類。1A(ヒトへの有害性が確認済み)・1B(強く疑われる)・2(疑いがある)の3段階。化粧品への配合は原則禁止。
SVHC 高懸念物質とは
EUが特に懸念する物質として指定しており、長期使用に注意が必要です。EUのREACH規則が指定する「非常に高い懸念を有する物質(Substances of Very High Concern)」。発がん性・変異原性・生殖毒性のほか、内分泌かく乱・残留性・生物蓄積性が確認された成分が対象。
IARC 国際がん研究機関の分類とは
WHO傘下の機関による発がん性の国際的な評価です。グループ1は最も懸念度が高い分類です。WHO傘下のIARCによる発がん性分類。グループ1(ヒトに発がん性あり)・2A(おそらく発がん性あり)・2B(発がん性の可能性あり)・3(分類不能)・4(おそらく発がん性なし)の5段階。
CIR 米国化粧品成分審査とは
米国の独立審査機関による安全性評価です。「Safe as Used」が最も安全な判定です。米国CIR(Cosmetic Ingredient Review)による安全性評価。「Safe as Used(使用濃度で安全)」「Safe with Qualifications(条件付き安全)」「Unsafe(安全でない)」「Insufficient Data(データ不足)」で評価される。
EU規制 EU化粧品規制 Annex II / III とは
EUで使用禁止(Annex II)または使用条件が制限されている(Annex III)成分を確認できます。EU化粧品規制(EC No 1223/2009)の付属書。Annex II は化粧品への使用が全面禁止の成分リスト。Annex III は使用濃度・用途・ラベル表示に条件が設けられた制限成分リスト(例:プロピルパラベンは0.14%以下に制限)。
EWGスコアとは
スコア1〜2は低懸念。3以上は敏感肌の方は注意。公的機関の分類ではなく、米国NGOの独自評価です。米国の非営利団体EWGが運営するSkin Deepデータベースのスコア(1〜10)。1が最も安全、10が最高懸念。独自評価のため上記の公的規制機関の分類とは異なる場合があります。スコアは各成分の詳細ページで確認できます。
ENV環境・安全性指標
皮膚感作性
GHS 1B6件
エタノールアミン、プロピルパラベン、メチルパラベン、塩基性紫2、塩基性赤76、塩基性黄57
アレルゲン香料
なし
検出なし
マイクロプラスチック
未検出
検出なし
内分泌かく乱性
2件
プロピルパラベン、メチルパラベン
生分解性高いほど良い
65%比較的分解しやすい
経皮吸収リスク低いほど良い
37%低〜中リスク

SCORE解析スコア一覧

26成分数
0植物エキス
0優れた素材
0注意素材

この商品の強み TOP3 5点満点

4.7/5
No.1 使用感の良さ
3.9/5
No.2 即効性
3.8/5
No.3 サラサラ感

そのほかの項目 点数の高い順・点線は中間の 2.5

安全性(総合)
3.6
素材の品質
3.6
コスパ
3.3
浸透力
3.2
ホワイトニング
3.0
ツヤ感
2.9
持続性
2.6
保湿効果
2.5
髪補修力
2.2
エイジングケア
2.2
育毛力
1.8
環境配慮
1.4
スキンケア力
0.7
3.5以上 2.5〜3.4 1.5〜2.4 1.5未満
広告を含みます。

商品説明

サロンで話題のボンディング・カラーマスク。 ダメージ髪も芯から補修。 明るい髪や褪色した髪にくすみ感を。 他のカラーとミックスすればオリジナルカラーも。
広告を含みます。

ANALYZEDアイボリーグレージュの解説

カラーマスクの使用感が突出しているのに、総合点が平均を割る理由

アイボリーグレージュヘンケルジャパン

■ 総合2.97点|使用感4.7点とスカルプ0.7点の極端な差が評価を決めた

アイボリーグレージュ

カラートリートメント内の順位

113個中51位

上位 46%(中位)

安全性の判定

注意が必要な成分 16つ(EWG3以上: PEG-8(3)、エタノールアミン(5)、エチドロン酸(3))

解析チームです。今回は『アイボリーグレージュ』を見ていきます。

使用感は4.7点(平均3.0点)と圧倒的な水準に達していますが、総合点は2.97点と平均をわずかに下回っています。気になるのは「なぜ使用感が突出しているのに、総合評価はそれに追いつかないのか」という点です。答えは成分表にあります。

結論から

使用感は圧倒的(4.7点)だが、スカルプケア力0.7点という構造的な弱点があるカラーマスクです。染料と表面コーティング成分に処方が集中しており、頭皮への働きかけは設計上ほぼ想定されていません。

  • くすみ感のある髪色を手軽に試したい人:4種の染料が組み合わさり、セミパーマネントな色づきを手触りよく実現しています。
  • ダメージ毛の補修を主目的とする人:髪補修力は2.2点(要注意水準)で、補修よりも感触の向上が主軸の処方です。

注目の成分3つ

塩基性赤76・HC青16・塩基性黄57・塩基性紫2(毛髪のタンパク質に吸着する直接染料)

毛髪のケラチンに静電気的に引き寄せられて色を定着させる、酸化剤が不要なカチオン性染料です。4色を組み合わせることでアイボリーグレージュという複合色を作り出しており、塩基性赤76はGHS感作性1B物質に分類されるため、後述の安全面でも触れます。

髪の表面 塩基性染料 HC染料 ① 色が抜ける ② 染める ③ 色が重なる 色が抜けて、白髪や色あせが目立つ 染料が表面に吸着し、内部にも少し入る 使うたびに色が重なり、目立ちにくくなる
カラートリートメントの染着プラスの染料が髪表面のマイナス部分に吸着し、小さな染料は内部にもわずかに入ります。使うたびに少しずつ色が重なり、白髪や色あせが目立ちにくくなります。

ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン・加水分解ケラチン(毛の主成分を分解して浸透しやすくした補修タンパク)

羊毛ケラチンを加水分解し、毛髪との親和性を高めた補修成分で、ダメージ部位への選択的な吸着が期待できます。さらにカチオン化処理を施したものも同時に配合されており、内部補修と表面コンディショニングを一定程度カバーする設計です。

髪の内部 傷んだすき間 加水分解タンパク ① 空洞化 ② 入り込む ③ 厚み回復 ダメージで髪の内部に空洞ができる 細かいタンパクがすき間から入り込む 空洞が埋まり、髪の厚みが戻る
加水分解タンパクの内部補修ダメージで空洞になった髪の内部に、細かく分解されたタンパク質が入り込んですき間を埋めます。手ざわりに厚みが戻り、乾かしたあとのスカスカした感じが出にくくなります。

スクレロカリアビレア種子油(アフリカ産マルーラの種子から得る植物オイル)

オレイン酸70%とビタミンE・フィトステロールを含む高機能植物オイルで、細胞膜との親和性が高く持続的な保湿・エモリエント効果が特徴です。ただし成分表の配合順では加水分解ケラチンより後方に位置しており、保湿力2.5点(やや物足りない水準)という評価はこの配合量を反映していると考えられます。

安全面で見ておくこと

  • プロピルパラベン(防腐剤):EWGスコア6と今回の処方中で最も高く、GHS感作性1B物質に分類されるほかEDC(内分泌かく乱物質)疑いも指摘されています。メチルパラベンとの併用が常套的ですが、感作リスクに敏感な方は成分表を確認する習慣をつけてください。
  • メチルパラベン(防腐剤):EWGスコア4、GHS感作性1B、EDC疑いの双方が指摘されている成分です。経皮吸収リスクが0.80と高めのデータが出ており、長時間の放置は避けた方が無難です。
  • 塩基性赤76(赤系染料):EWGスコア7と今回の処方全体でも突出した水準で、GHS感作性1Bに分類されています。ヘアカラー製品全般に共通することですが、頭皮への直接塗布を繰り返す場合は使用頻度の管理が望まれます。

スコアの内訳

使用感が高い理由(4.7点・圧倒的)

ジメチコン(髪の表面を膜で覆い指通りをよくするシリコーン)とセテアリルアルコール(乳化補助と滑らかさを与えるワックス様成分)が基剤として処方の骨格を作り、ポリクオタニウム-6(帯電防止・コンディショニング用カチオンポリマー)が仕上がりのまとまりを底上げしています。色づきと滑らかな手触りを両立させることに処方リソースが集中した結果、この水準に達したと読めます。

スカルプケア力が低い理由(0.7点・要注意)

成分表の26成分を確認すると、育毛・抗炎症・抗フケ・血行促進に相当する頭皮向け機能成分は1つも配合されていません。エタノールアミン(キューティクルを開くアルカリ剤)はヘアカラー用途の補助剤であり、頭皮ケアとは別の文脈の成分です。前書きで置いた疑問の答えはここにあります。使用感を高める成分の充実とスカルプケアの欠如が、総合点を平均以下に押し下げています。

まとめ

一言で言うと、「カラーと手触りに全振りしたマスク」です。くすみのある色を試したい、かつ仕上がりの滑らかさを重視する人には実用的な選択肢になります。

効果を引き出すには、塗布後すぐに洗い流さず5〜10分程度置く時間を確保してください。染料の吸着には時間が必要で、放置時間が短いと色づきが薄くなります。パンテノール(プロビタミンB5・毛髪内部の保湿を補助)の浸透にも同様に時間がかかります。

余談ですが、欧州ヘアカラー成分評価委員会の指針によると、塩基性染料は毛髪のpHが低い(弱酸性側の)状態で吸着効率が上がるとされています。シャンプー後によく洗い流してから使うと、残留アルカリが減り色の入りが安定しやすくなります。まずは2〜3回使用して、毛先の色変化と手触りの両方を確かめてみてください。

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