カテゴリ:洗い流さないトリートメント
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
安全性が高い商品です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
メーカー
クラシエホームプロダクツブランド
マー&ミー容量
75ml参考価格
764円1ml単価
10.2円JAN
4901417660060ASIN
B08GFBL2ZP発売日
2020年8月26日ID
11404商品説明
解析チームです。「親子で使えるまとめ髪クリーム」として展開するマー&ミーの本製品、メーカーの打ち出しは微笑ましいコンセプトですが、データが示す実態はコンセプトとスコアの間に明確なギャップがあります。成分構成から正直にお伝えします。
総合スコアは2.66点(解析チーム評価・平均比-0.34)で、同カテゴリ756製品中298位。使用感が3.7点(平均比+23%)と唯一の高評価ゾーンに踏み込む一方、髪補修力は1.7点、スカルプケア力に至っては1.0点という、補修系・ケア系スコアの極端な低さが目立ちます。
製品コンセプトの「ミルクのチカラでダメージケア」という訴求に対し、実際の成分構成は補修系タンパク質・アミノ酸誘導体・セラミド・ペプチドといった修復主力成分をほぼ欠き、仕上げ感の演出に特化した構成といえます。スタイリング補助・使用感重視という用途に限定すれば許容範囲ですが、「ダメージケア」を期待して手に取るとミスマッチになる可能性があります。
STATS OVERVIEW — マー&ミー まとめ髪クリーム
三価アルコール構造により大気中の水分を積極的に引き込むヒュメクタント型保湿成分。推奨配合量3〜10%の範囲で配合されており、乳酸桿菌/乳発酵液との共存下では保湿効果の相乗が確認されています。50年以上の使用実績によりCIRも「Safe as Used」と評価。EWGスコア1の最高安全域に位置し、コメドジェニック度もゼロ。この製品の保湿の土台を担う主力成分です。
メーカーが最大の訴求点として打ち出すダブルミルク成分。ラクトフェリンは哺乳類の乳由来の鉄結合糖タンパク質で、毛髪・皮膚のコンディショニング機能を持ち生分解性0.90と環境面でも優秀。乳酸桿菌/乳発酵液(EWG:1)はLactobacillus属が乳を発酵させたバイオティクス系成分で、保湿・整肌・バリア強化に寄与します。ただし両成分とも配合量は0.01〜1%程度の少量帯が推奨範囲であり、成分表後半での登場順位を踏まえると配合量は限定的と推測されます。
余談ですが、コロンビア大学の研究によるとラクトフェリンは抗菌活性と鉄キレート作用により頭皮の常在菌バランスにも影響する可能性が示唆されており、ヘアケア成分としての応用研究は現在進行形のフィールドです。
紅藻類由来の海藻系多糖類。ガラクトースとアンヒドロガラクトースの硫酸エステル共重合体という構造が、髪表面に保湿フィルムを形成しコンディショニング効果を発揮します。グリセリンとの組み合わせでは保湿相乗効果が確認されており、この製品での共存は処方設計上の合理的な判断といえます。生分解性0.90と環境負荷の低さも特筆点です。
使用感スコア3.7点(平均比+23%)の実働部隊です。揮発性シリコーンのシクロペンタシロキサン(EWG:4)がまとめ髪時のサラッとした仕上がりを演出し、ジメチコン(EWG:3)がキューティクルを平滑化、ジメチコノールが耐久性のあるコーティング皮膜を形成します。ただし3成分とも生分解性0.20〜0.40と低く、環境への残留性が懸念されます。特にシクロペンタシロキサンは環境残留性の観点からEU・カナダで継続的な検討対象となっています。
タウリン系アミノ酸型アニオン界面活性剤。この製品での主な役割は乳化安定と粘度調整です。グリセリンとの相乗により製品全体のテクスチャ安定化に寄与し、生分解性0.75と比較的環境負荷も低い設計。ただし高濃度カチオン界面活性剤との配合には注意が必要な成分です。
メリット
デメリット
注意点:シクロペンタシロキサンと高分子増粘剤、および多価アルコール類を同時使用すると乳化安定性が低下する場合があります。また、ラクトフェリンは強アルカリ・高温処理によりタンパク質変性のリスクがあるため、ヘアカラー直後の高アルカリ状態の髪への過剰な期待は禁物です。
「コンセプトと成分の乖離が正直すぎる、スタイリング特化クリーム」
「ダメージケア」を前面に出しながら、補修成分の核心部分を欠いた処方設計は、ブランドが訴求するベネフィットとスコアデータの間に明確な矛盾を生んでいます。一方で、シリコーントリオが実現する使用感3.7点は本物の数値であり、まとめ髪・湿気コントロール・スタイリングのしやすさという目的に絞れば合理的な製品です。
生分解性平均0.66(中程度)は環境配慮の観点からは可もなく不可もなし。ただし、シクロペンタシロキサン・ジメチコン・ジメチコノールがいずれも生分解性0.20〜0.40と低い点は、環境意識の高いユーザーが気にするポイントになり得ます。
使用シーン別推奨度:
THIS PRODUCT — ひと目でわかる評価サマリー
3.7
使用感
唯一の強み
1.7
髪補修力
要注意
1.0
スカルプ
最低水準
口コミデータは現時点で集計対象外のため、市場評価との照合は今後のデータ蓄積を待つ必要があります。
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