解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
健康の杜ブランド名
MARU(まる)トリートメント容量
400ml参考価格
2052円1mlあたり
5.1円KaisekiID
7234全成分
植物エキスたっぷり、アミノ酸やセラミド配合、防腐剤もややマイルド志向の一端を感じさせる内容と見受けられます。
ぱっと見では肌にやさしそうという印象を受けますね。ただし、肝心な部分を忘れてはいけませんでした。
ステアルトリモニウムクロリド、ステアロキシプロピルトリモニウムクロリドという4級カチオン界面活性剤がベースに含まれますので、一般的なコンディショナーと同様に肌にリスクがあります。
4級カチオン界面活性剤のリスクというのは、例えば強く浸透力もあるラウリル硫酸ナトリウムと比較しても数倍の肌への残存性とタンパク変性作用があり、肌細胞を壊してしまう明確なデメリットがあります。
これはすなわち、肌につけてはいけないということです。髪にだけつけるなら、ダメージ部分に吸着して静電気を防止したり、絡まりを軽減してくれるのですが。
さて、肌にリスクがある4級カチオン界面活性剤入りなのであれば、素直に髪にだけ塗布すればよいのでは。と思いますよね。しかし、maruトリートメントの売り文句を見てみるとお肌と同じように必要な成分だけでやさしく・・とか、お子様や赤ちゃんにまでお使いいただける、、というフレーズを使ってますね。
これらの言葉を鵜呑みにすると、うっかり頭皮につけたり、お子様に使ったりしちゃうそうです。
でも、ダメなんですよ。食器用洗剤よりも肌荒れリスクが高いということをお忘れなく。
そういう意味では、頭皮環境を改善する目的と見られる数々の植物エキスは軒並み役に立たないということがわかります。頭皮に直接つけられませんからね。
4級カチオン界面活性剤とアミノ酸、ポリクオタニウム-10・・それ以外の植物エキスは髪に有益な効果をもたらさない、これを踏まえてヘアコンディショナーとして評価すると、市販の格安なコンディショナーよりもヘアケア効果は薄味と見るのが普通です。使用感の部分では潤いを多く感じたりするかもしれませんが、髪に定着してリペアするような要素がほぼなく、まさに薄口のコンディショナーという印象が残るのではないかと思います。
特段マイルドでもなく、コンディショニング効果も薄く、おすすめ度は低いと言わざるを得ない内容です。致命的に悪い部分があるわけではありませんが、やさしさを謳うわりに内容が伴っていないというギャップも残念な印象を強めているかのようです。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。