解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
I-neブランド名
YOLU(ヨル)容量
525ml参考価格
1100円1mlあたり
2.1円JANコード
4571607691534ASIN
B0F43FJN8M発売日
20250529KaisekiID
10865全成分
解析チームです。今日はI-neから発売された夏限定ボディソープ『YOLU ヨル ボディソープ』を毛髪科学・皮膚科学の観点で徹底解剖。BARのカクテルを思わせる「ライムサマーモヒートの香り」が特徴の夜用製品です。まずは客観データから見ていきましょう。当社解析ドットコムの総合ランクは410製品中296位、総合評価は5点満点中2.11点。特に配合成分レベル0.9点と業界平均(2.8点)を大きく下回る一方、保湿力3.5点は平均(3.1点)を上回っています。実勢価格1100円に対しコスパ評価は2.7点と平均並み。興味深いのは口コミ評価4.4点との乖離で、香りや使用感への期待が数値評価を上回っている実態が見て取れます。
皮膚バリア機能に着目した成分設計が特徴です。中でも生体適合性ポリマーに注目:
細胞膜構成成分であるリン脂質から合成されたバイオミメティックポリマー(生体模倣素材)です。自己組織化能(自発的に秩序構造を形成する性質)を示し、塗布後は角質層上でナノスケールのラメラ層(層状構造)を形成。Journal of Cosmeticetic Dermatology (2018) によると、この構造が水分蒸散を14%抑制し、経表皮水分喪失量(TEWL)を改善します。ただしボディソープという洗い流す製品では、残留量が限られる点に留意が必要です。
乳エキス・乳糖・スフィンゴミエリンを「ナイトセラミド」と称し、異性化糖を「類似NMF」として配合。角質層のラメラ構造を補強する作用が期待されますが、洗浄製品での実効性についてはエビデンスが限定的。スクワランは皮脂類似成分で、International Journal of Cosmetic Science (2016) で報告された角層水分量23%向上データが参考になります。
ビタミンC誘導体の一種で、メラニン生成に関与するチロシナーゼ活性を阻害。In vitro試験では72時間かけて徐々にビタミンCに変換される持続性が特徴ですが、洗浄時間(通常60秒以内)を考慮すると、くすみ改善効果よりも抗酸化によるバリアサポート機能が主役と言えます。
夜間リラックスをコンセプトにした体験価値と機能性のバランスが焦点です。
競合比較では、同価格帯の牛乳石鹸(コスパ3.8点)に機能面で劣る一方、高価格帯のAesop(保湿3.2点)を香りの演出力で上回ります。
このボディソープは「スキンケア効果」というより「夜の儀式を演出するツール」と割り切った方が良さそうです。保湿成分の理論的積み上げは評価できますが、洗浄という短時間プロセスでの実効性には疑問符が。一方で香料設計の巧みさは秀逸で、ライムの清涼感とハーブの温かみが脳科学で言う「自律神経移行」を誘導します。あなたがこんな方なら試す価値あり:
研究データが乏しい成分も多いため、科学的根拠を重視する方は配合表を要チェック。でも「夏の夜にバーカウンターで飲むモヒート」を想像しながら湯船に浸かる体験は、まさにプチ贅沢と言えるでしょう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。