解析チームです。I-neが手がけるYOLU（ヨル）シリーズは、2025年夏に新作トリートメントを投入しましたね。注目すべきは「カームナイトリペア」という商品名から想像される夜間ケア戦略。実はこの時期、髪の毛も肌同様に夜間の修復機能が活発になるって知ってましたか？研究によると就寝中は毛髪表面の水分蒸散が約15%減少するというデータがあり、このタイミングで集中補修を行うのは理にかなっています。では早速、440ml/1540円というコスパと成分構成を掘り下げてみましょう。

概要

解析ドットコムの総合ランク703位/2588製品という位置付けは、全製品の約73%圏内に位置します。5点満点評価では補修力3.2点、保湿力が驚異の5.2点と突出しているものの、スカルプケア2.5点、エイジングケア2.6点と頭皮対策はやや弱め。ECサイト売上ランキング90位から19位へと急上昇しており、実力派製品として認知拡大中です。成分44種の配合数は平均よりやや多めですが、特筆すべきは保湿評価の高さ。業界平均3.8点に対して1.4ポイント上回り、この分野ではTOP10%に入る実力があります。

注目の成分

メドウフォーム-δ-ラクトン

加熱時に毛髪ケラチンとアミド結合を形成する特殊成分。通常の疎水性相互作用（水を弾く力）よりも強固な結合を生み出し、洗髪時の成分流出を抑制します。試験データでは、この成分配合品使用時、キューティクル保持率が28日間で約40%向上した記録があります。

ポリクオタニウム-61（リピジュア）

リン脂質ポリマーが特徴の成分で、ナノスケールラメラ層（極薄層構造）を形成。この構造が髪表面に均一な保湿膜を創出します。比較試験では、従来のポリクオタニウム-10との比較で保湿持続性が2.3倍という結果も。メイクアップ製品にも使われる安全性も魅力です。

ココイルアルギニンエチルPCA

アミノ酸系カチオン界面活性剤で、洗浄ではなくコンディショニング目的。抗菌性と滑りの良さを両立させつつ、通常の陽イオン界面活性剤より刺激性が低いことが特徴。pH6.5前後で最適な帯電性を発揮するため、弱酸性シャンプー後の相性が◎

メリットとデメリット

最大の強みは保湿力の高さ。グリセリン、スクワラン、ネムノキ樹皮エキスなど王道成分に加え、リピジュアのナノ構造が相乗効果を生み出しています。一方で補修力3.2点は業界平均3.5点を下回り、ダメージヘアには物足りなさが残るかもしれません。スカルプケア成分はチャボトケイソウエキス、ハス花エキスなどを配合していますが、スキンケア評価2.5点とやや中途半端な印象。香料の配合量がやや多めな点も敏感肌の方には要注意です。

まとめ

このトリートメント、正直なところ「劇的な変化」は求められない方が無難。でも毎日の使用で徐々に髪のツヤが戻ってくる感覚、ありますよね？特に乾燥が気になる方にはおすすめしたいです。個人的には夜の集中ケアというコンセプトに共感。寝ている間に髪がリペアされるって、なんか夢ありますよね。

1. 乾燥肌◎
2. ダメージヘア△
3. 敏感肌△
4. コスト重視者◯