カテゴリ:トリートメント
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
安全性が高い商品です
EU規制の成分が検出されました(1件)
個人差要因皮膚感作性1件・経皮吸収36件
メーカー
I-neブランド
YOLU(ヨル)容量
150ml参考価格
1273円1ml単価
8.5円JAN
4582521687756ASIN
B0FK4FXZBJ発売日
2026年6月19日ID
11795製造国
日本シリーズ名
カームナイトリペア対象の髪タイプ
パサつき・乾燥毛向け公式サイト
公式サイトを見る使い方
全成分
商品説明
解析チームです。「夜の補修」を前面に打ち出したYOLUのジェルヘアマスクを成分レベルで読み解きます。安全性と使用感は標準を大きく上回りますが、肝心の補修力スコアには見逃せない数字が出ています。
総合点3.49点は平均(3.0点)比+0.49点。全体的な安全性4.2点(優秀)と配合成分のレベル3.8点(平均以上)が引っ張る一方、髪補修力は1.6点(要注意)という大きな乖離が処方の特徴を端的に示しています。スカルプケア力も2.0点にとどまり、補修・育毛ケアというより「安全性の高い洗浄+コンディショニング製品」として評価するのが実態に近い解析結果です。
参考価格1,273円(150ml)のコスパ3.5点は平均+0.5点。3種のセラミド(NG・NP・AP)とコレステロールを配合した処方設計は同価格帯の中でも手厚く、安全性の高い成分構成を優先する層に刺さるポジショニングといえます。
生分解性の平均スコアは0.71で、データのある全36成分中の平均として「易分解」水準(環境負荷が低い)に分類されます。マイクロプラスチック成分も含まれておらず、環境配慮の観点では同価格帯の標準を上回ります。
日本精化が開発した毛髪アンチエイジング成分。ドライヤーやアイロンの熱エネルギーを引き金に毛髪ケラチンのリシン残基と共有結合を形成し、ダメージホールを物理的に充填・キューティクルを整列させます。シャンプー洗浄後も結合が維持される「持続型補修」が最大の特徴で、継続使用でうねり・広がりを根本的に抑制するとされます。推奨配合量0.1〜2%に対して、本品では配合順がグリセリン(16番目)より後半に位置しており、配合濃度は下限付近と推測されます。さらに本品はリンスオフ製品(10秒もみこみ後に洗い流す)のため、共有結合が形成されるまでの接触時間が不十分な点が補修力1.6点という低スコアに直結していると解析チームは見ています。
一方、同時配合のセバシン酸ジエチル(浸透促進エステル油)はγ-ドコサラクトンの効果発現パターンに影響を与える組み合わせ成分として記録されており、毛髪内部への浸透を補助する設計意図が読み取れます。
セラミドNG(EWG:1)・セラミドNP(EWG:1)・セラミドAP(EWG:1)の3型を同時配合し、さらにコレステロール(EWG:2)を組み合わせた処方は、ヒト皮膚の細胞間脂質(ラメラ構造)を模倣した設計です。慶應義塾大学の皮膚科学研究グループを含む複数の研究で、セラミド複数型とコレステロールの共存が単一セラミドより強固なラメラ構造を形成することが示されています。毛髪のキューティクル間脂質として機能し、水分蒸散抑制と外的ダメージからの防御を担います。1,273円というプライスゾーンで3種のヒト型セラミドを揃えた処方は、同価格帯では珍しい投資配分です。
羊毛ラノリン由来のカチオン性成分で、18-MEA(18-メチルエイコサン酸)を豊富に含有します。18-MEAは健康毛のキューティクル表面に存在する疎水性バリア物質で、カラーやブリーチで損失しやすい成分。東京農工大学などのケラチン研究でも、18-MEA補給が表面疎水性と光沢の回復に有効と示されています。分子レベルでのキューティクル接着効果により艶出しと水分蒸散抑制を実現しますが、コメドジェニック度3の点から頭皮への付着は抑えたい成分です。
グリセリン(EWG:1・生分解性1.00)とBG(EWG:1)の組み合わせは、相乗効果が確認されているペアです。グリセリンの三価アルコール構造による吸湿性にBGの浸透補助が加わり、単独配合より高い角質水分量の維持が期待されます。さらにPCAイソステアリン酸PEG-40水添ヒマシ油がBG・DPGと同時配合されており、香料成分の可溶化安定性も向上させる三重の相乗関係が構築されています。
主成分はケルセチン・イソケルセチン等のフラボノイドとヌシフェリンなどのアルカロイド。チロシナーゼ活性阻害によるメラニン生成抑制能はアルブチンの最大10倍と報告されており、紫外線による色素沈着(頭皮への日焼けケア)の観点で付加価値があります。生分解性0.90と高く、東南アジアの伝統医学でも皮膚治療への使用実績を持つ植物エキスです。余談ですが、Molecular Nutritionの研究によるとハスのフラボノイドは抗酸化マーカーを有意に改善することが示されており、毛髪の酸化ダメージ抑制にも一定の寄与が期待されます。
「補修より保護」の安全優先ジェルマスク
「夜の補修」というブランドメッセージと、補修力1.6点という解析スコアの間に明確な処方上のギャップがあります。γ-ドコサラクトンを配合しているのは事実ですが、配合量・接触時間の両面で補修効果の発現条件が整っておらず、本質的な強みは安全性の高い成分構成(4.2点)と3種セラミドによるバリア保護・使用感の良さにあります。@cosme 5.5/7.0という市場評価は処方の補修力ではなく、コンディショニング感や香りへの満足度が牽引していると解析チームは読んでいます。
使用シーン別推奨度: