カテゴリ:トリートメント
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
安全性が高い商品です
EU規制の成分が検出されました(1件)
個人差要因皮膚感作性3件・アレルゲン1件・経皮吸収21件
メーカー
ユニリーバ・ジャパンブランド
LUX(ラックス)容量
480ml参考価格
1320円1ml単価
2.8円JAN
4902111772172ASIN
B0BB1BTFNB発売日
2022年9月27日ID
11790製造国
日本シリーズ名
ルミニーク バランス ダメージリペア&カラーケア対象の髪タイプ
ダメージ毛・カラー毛向け詰め替え
あり公式サイト
公式サイトを見る商品説明
解析チームです。ダメージ・カラー毛向けを謳うコンディショナーですが、成分表の上位にアニオン洗浄剤が並ぶという、構造的に珍しい処方です。スタッツは全項目で平均(3.0点)を大幅に下回っており、数値データを中心に詳しく読み解いていきます。
総合点1.3点は平均比−1.7点。全8評価軸で最低水準が続き、特に「全体的な安全性」は−0.1点(要注意)、「配合成分のレベル」は0.3点、「スカルプケア力」は0.2点と、いずれも底圏に位置します。「髪補修力」が1.5点と相対的には最も高いものの、これも平均比−1.5点であり、「やや物足りない」以下と評価せざるを得ません。
最も特徴的なのは処方構造の特異性です。本来、コンディショナーは陽イオン性・油性成分を軸とした「皮膜形成型」処方が主流ですが、全成分の2番目にラウレス硫酸Na(SLES)が配合されています。強洗浄のアニオン界面活性剤をコンディショナーに高順位で用いる処方は業界内でも異例で、補修・コンディショニング効果の足を引っ張る設計上の矛盾と判断されます。また、メーカー説明文に記載の「月見草オイル」「アロエベラエキス」「シアバター」は、今回確認できた全成分リストには存在しない点も特記事項です。
コンディショナーとしては洗浄成分の重心が高く、補修・コンディショニング軸の成分数は計4成分にとどまる。シリコーン・高級アルコール等の典型的コンディショニング剤は不在。
コンディショナー全成分中2番目に配合されるアニオン洗浄剤。SLESはシャンプーの主洗浄基剤として市場シェア最高水準を誇りますが、本来コンディショナーへの高位配合は非常にまれです。カチオン性ポリマー(グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド・ポリクオタニウム-10)と同一処方に入ると、電荷中和による配合効果の相殺が起き得ます。EWG6はこのカテゴリで最高リスク帯に分類され、GHS感作性1B物質にも指定されています。推奨配合量は3〜10%とされており、処方上位での使用はバリア機能低下・キューティクル損傷リスクを高める要因となります。
毛髪の主成分であるケラチンを低分子化したペプチドと、分子量500〜3,000Daに調整されたコラーゲン加水分解物の組み合わせです。ポリクオタニウム-10との三者相乗効果が成分データベース上で確認されており、毛髪表面への吸着・補填と被膜形成が理論上はセットで機能します。ただし、加水分解ケラチンはEWG3、動物由来アレルギーへの注意も必要な成分です。本品の髪補修力スタッツが全項目中最高(1.5点)な点はこの組み合わせの存在によるものですが、ラウレス硫酸Naとの吸着競合が補修効果の天井を下げている可能性があります。
人体の皮脂成分と同構造の炭化水素油で、コメドジェニック度0・EWG1と安全性は最高水準。注目点は経皮吸収リスク0.80という高い浸透力指標で、これは配合した有効成分を毛髪・頭皮深部に届ける「浸透キャリア」としての機能を意味します。酸化安定性も高く、処方安定性への寄与も評価できる成分です。
キレート剤として防腐効果増強・製品安定化に機能しますが、EWG6・生分解性0.40という数値は安全性と環境負荷の両面で課題を持ちます。生分解性0.40は「中程度の環境残留リスク」に相当し、ラウレス硫酸Naと並んでEWG6成分が2つ同一処方に存在することが、安全性スタッツをマイナス域に押し下げている主要因です。
防腐剤を3種類組み合わせた多重防腐設計です。フェノキシエタノールはGHS感作性1B物質に分類され、パラベン代替として広く使われるものの単独では効力が限定的なため、安息香酸Na・ソルビン酸Kとの併用で補完する構成になっています。余談ですが、化粧品規制研究機関の報告によると、フェノキシエタノールは高pH環境下で効力が低下するため、pH調整剤(クエン酸・水酸化Na)で酸性域に維持する設計が防腐効果を担保する上で重要とされています。
「コンディショナーの皮を被った洗浄処方」
ダメージリペアを謳いながら、処方の重心は洗浄・安定化側に傾いています。加水分解ケラチン+コラーゲンという補修の核は確かに存在しますが、その効果をSLESとの電荷拮抗が相殺し、さらにシリコーン・高級アルコール系のコンディショニング剤が不在という三重の制約が、補修力・使用感両方のスタッツを押し下げています。1,320円・480mlというコスパ指標(1.23点)も全体の低評価には追いつけていません。
使用シーン別推奨度:
口コミデータが蓄積されていないため実使用感との照合はできませんが、処方解析上の懸念点(SLES高位配合・補修成分との拮抗)は数値に明確に反映されており、解析スタッツとメーカー訴求の間には大きなギャップが存在します。
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