Ingredient Analysis

ポリソルベート80

ノニオン界面活性剤 50件の商品に配合 ID: 490
ノニオン界面活性剤 乳化・可溶化を担う非イオン性界面活性剤
+20

安全性
-10

素材の品質
+10

使用感
基本情報
成分名ポリソルベート80
慣用名・別名Tween 80, ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート
INCI名Polysorbate 80
分子量1310 Da
由来半合成
推奨配合濃度1〜10%
適正pH域3〜8
EWGスコア4/10
コメドジェニック度0/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ ノニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 -10
成分の素材品質・配合価値
安全性 +20
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +0
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +10
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +10
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -10
環境負荷・生分解性の評価

概要

モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)。非イオン界面活性剤で、HLB値約15の親水性乳化剤。水中油型(O/W)エマルジョンの安定化・可溶化・分散に広く利用。酸・アルカリ・電解質に安定で、加熱にも比較的耐性あり。皮膚感作性リスクは低いが、腸管透過性への影響が動物実験で示唆されており、経口摂取との比較で外用時リスクは限定的。素材品質としての評価はやや低く、より高機能なポリグリセリル系乳化剤などに代替される傾向がある。

ポリソルベート80の解析

ポリソルベート80(Polysorbate 80)は、ソルビトールと無水ソルビトールのモノオレイン酸エステルに酸化エチレン約20モルを付加重合した非イオン界面活性剤。化学的にはポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートと呼ばれ、「Tween 80」という工業的別称でも知られる。

その最大の特徴はHLB値約15の高い親水性にある。この数値は水中油型(O/W)エマルジョンの安定化に最適なレンジであり、香料・精油・油溶性ビタミンなど水に溶けにくい成分を水性ベースの製剤に均一に分散させる「橋渡し役」として機能する。乳液・クリーム・トリートメントなど幅広いテクスチャーの処方設計に欠かせない汎用乳化剤といえる。

安全性については、非イオン性ゆえにカチオン・アニオン成分との電荷反発が少なく、配合設計の自由度が高い。皮膚感作性・刺激性はいずれも低く、CIR(米国化粧品成分審査委員会)でも化粧品への使用は安全と評価されている。ただし、医薬品(ワクチンなど)への高濃度使用において腸管透過性亢進が動物実験で報告されており、外用化粧品の一般的濃度範囲(0.5〜5%)では懸念は限定的とされる。

素材の質という観点では、ポリグリセリル系乳化剤やレシチン系乳化剤と比較して「エキゾチックさ・高機能性」に乏しく、配合価値としての評価は低め。環境負荷の面でも生分解性がやや低い点が指摘されており、近年のサステナビリティ志向の処方設計ではよりグリーンな代替成分への移行が進んでいる。

医薬品分野ではワクチン・注射剤の安定化剤として広く使われており、化粧品の枠を超えた多業種共通成分でもある点が興味深い。食品添加物(E番号: E433)としてアイスクリームや焼き菓子にも配合される、いわば「縁の下の力持ち」的な多目的乳化剤だ。

相性の良い成分

グリセリン ソルビタン脂肪酸エステル

相性の悪い成分・混合注意

多価陽イオン 陽イオン界面活性剤

ポリソルベート80を含む商品ランキング

50件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)