Ingredient Analysis

ラノリン

成分 50件の商品に配合 ID: 1210
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
-20

安全性
+10

素材の品質
+20

使用感
基本情報
成分名ラノリン
医薬部外品名精製ラノリン
INCI名Lanolin
由来動物性
推奨配合濃度1〜10%
EWGスコア4/10
コメドジェニック度4/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載
カテゴリ 成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +10
成分の素材品質・配合価値
安全性 -20
肌・頭皮への安全性
補修力 +20
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +10
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +30
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +20
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -20
環境負荷・生分解性の評価

概要

羊毛脂を精製したワックス様物質。主成分はコレステロール・イソコレステロール・高級脂肪酸・高級アルコールおよびそれらのエステル類。人の皮脂に近い組成を持ち、皮膚親和性・抱水性(自重の約2倍の水を吸収)・皮膚粘着性に優れる。保湿・エモリエント効果を発揮する一方、アレルゲン(ラノリンアルコール等の残留不純物)による接触性皮膚炎リスクが知られる。医薬品添加物・化粧品・軟膏基剤として広く使用。

ラノリンの解析

ラノリンは、羊が体温維持・羊毛保護のために皮脂腺から分泌するワックス(ウールグリース)を、毛刈り後の洗浄工程で回収・精製した動物性油性成分。別名「羊毛脂」とも呼ばれ、人類が数百年以上にわたって活用してきた天然素材のひとつ。

その最大の特徴は皮脂に近い組成を持つこと。コレステロール・イソコレステロールを豊富に含み、脂質・高級アルコール・高級脂肪酸のエステル類が複雑に絡み合う構造は、人の肌表面の脂質バリアと高い親和性を示す。さらに抱水力(自重の約2倍量の水と混和可能)が非常に高く、軟膏・クリームの油性基剤として水溶性薬物を分散・吸収させる用途にも医薬品レベルで活用されている。

一方で、アレルギーリスクが最大の懸念点。未精製品には臭いや不純物が多く、精製・吸着精製の度合いによってアレルゲン性は大きく変わる。特に残留するラノリンアルコール類が接触性皮膚炎の主因とされており、感作リスクのある人には要注意。洗い流さないヘアケア製品や顔用保湿クリームへの配合時はとくに慎重な姿勢が求められる。

類似成分との比較では、植物性エモリエントのホホバオイル(液状ワックスで安全性が高い)やスクワランと比べると、ラノリンは保湿・密着力では優位だが動物由来・アレルギーリスクの点で劣位に置かれる傾向がある。ビーガン・コスメや低アレルギー製品にはほぼ採用されない。

「羊毛を刈る職人の手がいつもすべすべ」という逸話は、ラノリンの皮膚保護力を端的に物語る。産業的には医薬品の軟膏基剤・口紅・リップクリーム・乳液など幅広い製品に使われており、歴史的普及度は非常に高い。ただし現代の化粧品開発では安全性・持続可能性の観点から代替成分への置き換えが進みつつある成分でもある。

相性の良い成分

グリセリン セラミド ペプチド

相性の悪い成分・混合注意

高濃度アルコール 強い界面活性剤

ラノリンを含む商品ランキング

50件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)