カテゴリ:スタイリング剤
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一部の成分に注意が必要です
CMR発がん性の成分が検出されました(1件)
個人差要因皮膚感作性3件・内分泌撹乱性3件・経皮吸収35件
メーカー
ウテナブランド
ミーアンドハー (Me&Her)容量
100ml参考価格
1097円1ml単価
11円JAN
4901234381513ASIN
B01N387NYJ発売日
2017年5月3日ID
11418全成分
商品説明
解析チームです。ウテナの「Me & Her ミルキィグロスジェル」を全35成分・スタッツデータをもとに徹底分解します。「使用感特化型」のスタイリングジェルという実態が浮かび上がりましたので、ケア目的で選ぶ前にぜひご一読ください。
総合点は2.91点(平均3.0との差:−0.09)でほぼ平均ラインに見えますが、内訳を見ると評価の凸凹が極端です。使用感4.1点は業界平均比+1.1点のトップクラス水準に達する一方、髪補修力0.9点・スカルプケア力0.8点はともに平均を2点以上下回り「要注意」ゾーン。保湿力3.5点は「平均以上」をキープしますが、エイジングケア力1.8点・配合成分レベル2.0点・安全性1.7点といった項目が全体の評価を引き下げています。
2011年発売という背景もあり、処方設計のコンセプトはあくまで「ツヤ・まとまり・テクスチャー」に特化したスタイリングジェル。補修・育毛・頭皮ケアを期待するユーザーには明確に需要のミスマッチが生じます。
超高分子量ポリエチレングリコール(分子量約400万)で、わずか0.1〜0.5%の添加で三次元ネットワーク構造を水中に形成し、独特のミルキィジェルテクスチャーを実現しているキーポリマーです。使用感4.1点の「プルプル感・伸び感」の正体といえます。EWGスコアは3、分子量が極めて大きいため皮膚浸透性はほぼゼロ(経皮吸収リスク0.20)で表面機能が主体。生分解性は0.40とやや低い点は環境面で留意が必要です。
さらにカルボマー・ヒドロキシエチルセルロース・(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマーと計4種の増粘ポリマーが重層的に配合されており、複数ポリマーの組み合わせによる安定性設計は処方の巧みさが感じられます。
メマツヨイグサ種子由来で、γ-リノレン酸8〜14%・リノール酸65〜80%を含有する植物油の中でも希少な存在です。英国キングス・カレッジ・ロンドンの研究では、γ-リノレン酸がプロスタグランジンE1の前駆体として皮膚の炎症シグナルを調節することが確認されています。EWGスコア2、生分解性0.95と環境負荷が極めて低い優良植物油脂です。
本処方ではセラミドNG・トコフェロールとの共存が確認されており、月見草油の必須脂肪酸補給 × セラミドのバリア修復 × トコフェロールの抗酸化という三角補完の設計が読み取れます。ただし月見草油は酸化しやすく、安定化技術の巧拙が品質を左右します。
石油由来の流動パラフィンで、全成分リストの2番目に記載されており、主要構成成分として機能しています。肌・髪表面に不透過性の油膜を形成し水分蒸発抑制・光沢付与を担うコーティング剤ですが、浸透力はなく「補修」への寄与はほぼゼロ。EWGスコアは4、生分解性0.20と環境残留性が高い点も課題です。
さらに同じく石油由来のパラフィン(EWG4・コメドジェニック度5)も配合されており、「ミネラルオイル+パラフィン」という石油由来油剤のダブル配合がグロスジェルのツヤ感を生み出しています。余談ですが、国際化粧品原料基準(INCI)審査委員会によると、精製度の高いミネラルオイルは安全性評価「Safe as Used」を維持していますが、コスメ市場では植物由来代替原料への置き換えトレンドが加速しています。
金属イオン封鎖剤(キレート剤)として製品の変色・変臭を防ぎ、防腐剤の効力増強にも寄与する安定化成分です。EWGスコアは6と高め。生分解性は0.40と低く、環境残留性が高い点が国際的に課題視されています。欧州ではEDTA類の河川残留データが報告されており、生分解性の高いグルタミン酸二酢酸系キレート剤(GLDA)への代替が進むブランドが増えています。
また、注意情報としてメチルパラベンとの組み合わせで防腐効果に干渉する可能性が成分データで示されており、本処方では防腐系成分の設計バランスの精査が重要なポイントになります。
ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)は脂溶性の合成酸化防止剤で、油脂・香料の酸化劣化を防ぐ目的で配合されています。本処方内でEWGスコアが最も高く7、CMR分類2(変異原性・催奇性の懸念)、さらに内分泌かく乱物質(EDC)疑いの登録もある成分です。経皮吸収リスクは0.80と高めに評価されており、脂肪組織への蓄積性も指摘されています。
安全性スコア1.7点に最も影響を与えている成分の一つといえます。余談ですが、欧州化粧品業界の自主規制動向を研究するコスメティクス・ヨーロッパのレポートによると、BHTは「再評価優先成分リスト」に挙がっており、近年はトコフェロールやロズマリン酸エキス等への置き換えが進んでいます。
成分データによると、EDTA-2Na × メチルパラベンの組み合わせには防腐効果への干渉可能性が示されています。フェノキシエタノール・メチルパラベン・プロピルパラベンの3種防腐剤に加え、EDTA-2Naとの相互作用が処方全体の防腐設計に影響を与えうるため、長期保管時の品質管理には留意が必要です。
「触り心地だけに全力投球したレトロスタイリングジェル」
使用感4.1点という数字が示すとおり、PEG-90Mをはじめとする4種ポリマーの設計と石油由来油剤のコーティングが組み合わさったテクスチャーの完成度は今なお市場上位水準です。一方、髪補修力0.9点・スカルプケア力0.8点というスコアは、加水分解ケラチン(羊毛)やセラミドNGが配合されているにもかかわらず、配合量・処方設計の比重が「テクスチャー&コーティング」に大きく振り切れている現状を正直に反映しています。
安全性面では、BHT(EWG7・EDC疑い)・EDTA-2Na(EWG6)・プロピルパラベン(EWG6)といった懸念成分が複数存在し、安全性スコア1.7点は同カテゴリー内でも低水準。GHS感作性1B成分が3種、内分泌かく乱疑い成分が3種という環境・安全性指標も、2011年当時の処方基準の限界を示しています。
ツヤ・まとまり目的のスタイリング
手軽なセットを求める日常使い
ダメージ補修・トリートメント目的
頭皮ケア・エイジングケア目的
使用シーン別推奨度:
口コミでは「伸びが良くツヤが出る」「ベタつきが気にならない」といった使用感への肯定的な声が多く、使用感4.1点のデータと方向性が一致しています。一方で「思ったよりケア感がない」「成分が気になる」という乖離した声も散見されており、購入前の目的の明確化が評価を大きく左右する製品といえます。
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