カテゴリ:スタイリング剤
総合ランク
総合点

1mlあたり
口コミの評価
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
CMR発がん性・IARC発がん性の成分が検出されました(1件)
個人差要因経皮吸収14件
メーカー
フィッツコーポレーションブランド
OCEAN TRICO(オーシャントリコ)容量
140ml参考価格
1760円1ml単価
12.6円JAN
4530107942157ASIN
B0B78GBFPB発売日
2022年9月1日ID
11863製造国
日本公式サイト
公式サイトを見る使い方
商品説明
OCEAN TRICO(オーシャントリコ) ヘアスプレー バリカタスプレーフィッツコーポレーション
■ 総合2.47点|美容成分は後半配合、セット力特化の処方

スタイリング剤内の順位
順位確定前
新規解析のため、次回のランキング更新で順位が付きます
安全性の判定
注意が必要な成分 4つ(EWG3以上: (アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C1-18)/アルキル(C1-8)アクリルアミド)コポリマーAMP(3)、PPG-4セテス-20(4)、PVP(3))
解析チームです。今回は「OCEAN TRICO ヘアスプレー バリカタスプレー」を見ていきます。
成分表にはポリマーが3種並ぶ一方、フラーレン(高機能抗酸化成分)やセラミドNGも確認できます。気になるのは「スタイリング剤に配合された美容成分は、実際に機能するのか」という点です。答えは成分表にあります。
総合点2.47点(平均3.0点)で、スタイリング剤としてやや物足りない水準です。3種のポリマーを組み合わせた処方が功を奏し、使用感は3.5点(平均3.0点)と唯一平均を超えています。一方で、スカルプケア力0.9点・髪補修力2.0点という数値が全体を引き下げており、「美容成分入りスタイリング剤」という設計思想と実際の数値の間には差があります。
スプレー後に髪の表面へ薄いフィルムを形成し、スタイルを固定するアクリル系ポリマーです。PVP(同じく皮膜を形成するポリマー)との相乗効果が確認されており、単体よりも耐湿性とホールド力が向上します。成分表の3番目に配合されており、この製品のセット力の中心的な役割を担っています。使用感3.5点という評価は、この2種のポリマーを組み合わせた処方設計の巧みさに由来すると考えられます。
活性酸素(肌や髪を酸化させる物質)を自身が消耗せずに無害化する、触媒型の抗酸化剤です。ビタミンCの約172倍ともいわれる抗酸化力を持ち、紫外線による分解もほとんどありません。ただし成分表の7番目(後半)に位置しており、配合量は微量と推定されます。エイジングケア力2.0点(平均3.0点)という評価は、この配合量の少なさを反映している数値です。
シルク由来のタンパク質を加水分解・エチル化した成分で、毛髪表面への吸着力が高い点が特徴です。髪の表面をなめらかにする平滑効果と、水分を引き留める保湿効果を両立しています。スタイリングスプレーにこの成分を配合することで、ポリマーで固めた後も手触りが損なわれにくい設計が実現しています。ただし成分表の後半に位置するため配合量は限られており、補助的な役割にとどまります。
使用感3.5点(平均3.0点)の要因は、3種のポリマーを組み合わせた処方にあります。(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマーAMPとPVPの相乗効果が耐湿性を高め、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリル酸ブチル/アクリル酸メトキシエチル)コポリマー(軽い仕上がりを付与するノニオン系ポリマー)が噴霧安定性と白浮きの抑制に貢献しています。口コミ数が1件と少ないため断定はできませんが、@cosmeスコア5.3/7.0という結果は、仕上がりの軽さが一定に評価されていることを示唆しています。
スカルプケア力0.9点(平均3.0点)が、この製品の最大の弱点です。前書きで置いた「スタイリング剤に配合された美容成分は、実際に機能するのか」という疑問への答えがここにあります。フラーレンやセラミドNGは成分表の後半に位置しており、配合量は微量と推定されます。頭皮ケアに有効な抗炎症成分や血行促進成分は処方に含まれておらず、フラーレンの配合はあくまで付加価値としての位置づけで、スカルプケアの機能に直結するものではありません。
一言で言うと、「セット力は平均以上だが、美容効果は添え物にとどまる」スプレーです。使用感3.5点が示すように耐湿キープの仕上がりは水準を超えており、前髪やスタイルを崩したくない人には選択肢になります。ただし総合点2.47点は平均(3.0点)を大きく下回っており、補修力や頭皮ケアへの期待がある場合は別商品を検討したほうが結果に結びつきやすいでしょう。
効果を引き出すコツは、崩れやすい箇所へ短時間で少量噴射することです。ポリマー系スプレーは量を増やしても効果に比例せず、白浮きや重さの原因になります。前髪・毛先・アホ毛など、ピンポイントの集中使用が向いています。なお、フラーレンはマイクロプラスチックに分類される成分であるため、環境への影響が気になる場合は使用量を必要最小限にとどめることも選択肢のひとつです。
余談ですが、欧州化粧品科学委員会(SCCS)の見解によると、高分子量のアクリルポリマーは皮膚への浸透性が極めて低く、スタイリング剤での外用使用の安全性が確認されています。セット力の部分は安心して使いながら、補修や頭皮ケアはシャンプーやトリートメントのステップで別途補う使い方が、この商品を最大限に活かします。
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