解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
コスメテックスローランドブランド名
シトラスパ容量
200ml参考価格
1540円1mlあたり
7.7円JANコード
4936201102754KaisekiID
8082全成分
髪のスパ、ってイマイチピンとこない。
頭皮スパならわかる。
そんな気持ちでこの製品を見ていますが、やはり疑問符がところどころに湧いてきます。
全成分表を見て端的に言えることは、スパというのは、香りのことだということ。
つまり、香りでその気になってもらう、という意味合いだと理解しました。
成分表の序盤に早くも登場する、グレープフルーツ、ビターオレンジ、バラエキスなどが如実に物語っています。
基本的に、これらの香り成分を除外して見てみると、至って普通のコンディショナーといった感じ。
カチオン界面活性剤とシリコン、それにアミノ酸各種、植物オイル少々、ケラチン、ミネラルオイルといった具合の設計ですので、トリートメントやヘアパックというより、コンディショナーと言った方が実情に近い。
ヘアパックというと、何か髪を包み込んで特別なケアをしてくれそう、と思いがちですが、何のことはないコンディショナー程度のしごと。
少量ですがミネラルオイルに関しては、テカテカとした光沢を与える油性感が強い素材で、これだけはヘアパック感がありますが、あくまで添加成分、そしてクオリティの高い素材という感じではありません。
単純に平凡であるだけ、であるならばまだしも、実はリスクも散見されるのが残念なところ。
例えばグレープフルーツ果皮油。これは光毒性が強い素材の1つで、肌への刺激性が懸念されるもの。グレープフルーツほどではないにせよオレンジ果皮油も微妙。
これらの成分は配合量が目立つことからも、また微妙。
ということで、ヘアケア剤としてはいまいちでも、香りが良ければいい、という方にとってもリスクがあるのですからなんともオススメしづらいタイプの製品ですね。
言うまでもありませんが、カチオン界面活性剤ベースのトリートメント剤なので、これを頭皮に塗りつければ脱毛剤として働いてしまう可能性も十分に考えられます。これが一番大きなリスクといっても顔でありませんね。
なんとかスパ、という名称だから、つい頭皮にも塗り広げたくなってしまう気持ちは分からなくもありません。
しかし、そこにメリットがないのでやめたほうが賢明です。
というより、この製品を使うこと自体、さほどメリットがあることだと思えませんので、考え直すのもアリかと思います。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。