ファンアズム モイスト&ダメージリペア シャンプーの解析結果

概要

悪くない。何なら添加成分はわりと良い。ただ、全体的には量産型という印象。

特徴をまとめると、

• 洗浄剤は、悪くないがコスト安い類。
• 補修系のPPTなどを多種配合。悪くないが、大雑把。
• 頭皮に良いエキスもたくさん配合。悪くないけど・・。

このような製品です。順を追って見ていきます。

メーカーについて

FUN AZUMhttp://fun-azum.jp/ブランドは、airという美容室がプロデュースしたものです。メーカーはJPSラボ株式会社。

FUN AZUMのホームページ、パソコンでみるとちょっとおもしろいので試してみてください。

どんな商品？詳しく解析

色々な成分が配合されていて、一見すると豪華なシャンプーのように見えます。

そのように見せるマーケティングも上手だと思います。

ただ、全般的に中途半端、可もなく不可もないというのが印象的でした。

まず、洗浄剤のベースがオレフィンスルホン酸Na。あのラウレス硫酸Naとほぼ同じような成分です。洗浄力が非常に強い、泡立ちもしっかりした量産型洗浄剤です。

ここにアミノ酸系洗浄剤をいくつかミックスすることでいくぶんかマイルドにはなっていますが、品質としては中途半端ですね。まさに、可もなく不可もなし。

次に、補修成分がとても多く配合されている、という点です。

ケラチン、コンキオリン、コラーゲン、アミノ酸、ハチミツタンパク、シルクという具合にたくさんのPPTを配合。いかにも良さそうな雰囲気がありますが、実のところ効果は高くないですね。髪の外側にパラパラとくっつくようなイメージで、髪を補修してくれるという感じとは少し違うものです。
唯一の希望という意味では、ペリセア（ジラウラミドグルタミドリシンNa）が髪に浸透する役割を果たすので、いくらか仕上がりをマシにしてくれますし、洗浄剤の刺激を和らげる効果もあります。他にはポリクオタニウム-47が摩擦を軽減し、サラサラ感を付与するという具合ですね。

悪くないですが、やはり可もなく不可もなく・・。

植物エキスのチョイスはやや興味深く、保湿作用や抗炎症作用を中心にまずまずの品質ですね。ソープナッツエキスが補助的に洗浄性を付与しますが、これ必要かな？という気がしなくもない・・。もともと洗浄力は必要十分ですからね。

デメリットは？

洗浄剤の部分をはじめ、そつなく及第点以上の品質ではあるのですが、あえて言えば際立ったものがないというのがデメリットでしょうか。

どの要素も含まれるのに、どの要素も満足させてくれないという印象。

まとめ

値段も安くもないですが、高くもない。まさにこのシャンプーの品質をそのまま表してると思います。

良くも悪くも平均点のシャンプーであって、驚きはほとんどない中身です。これをどう見るかによりますが、使ってみてひどく後悔するようなことはないのが救いでしょう。

期待もしすぎず、むしろ期待しないで使ったら意外といいじゃん？という感じになるのがちょうどよいか。

ファンアズムのホームページでアピールしている潤いの面では正直言ううほどでもないので、普通にじゃんじゃん洗うシャンプーという感じで使ったほうが良いでしょうね。