解析結果

h&s [新モデル] コンディショナー モイスチャー ポンプ 340g エイチアンドエス

カテゴリ:トリートメント

h&s [新モデル] コンディショナー モイスチャー ポンプ 340g エイチアンドエス
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総合ランク

1899個中 1740

総合点

2.41
2.41

1mlあたり

2.3
コスパ
3.1

カテゴリ内順位

92%以内
1,754位 / 1,899製品中
上位
h&s [新モデル] コンディショナー モイスチャー ポンプ 340g エイチアンドエス解析チャート

DATAクチコミサイトの評価

@cosme 3.9点
@cosme 口コミ数 543件

SAFETY成分安全性リスク

低リスク 13 / 100 フラグ成分 1 件
低リスク要注意高リスク
フラグ成分の詳細(1件)
EU規制 EU化粧品規制 Annex II禁止/Annex III制限
塩化アルキルトリメチルアンモニウム
EWG 平均 2.7 最高 8 / 10(11件評価済み)
スコア3以上:ジンクピリチオン液(5)、ステアリルアルコール(3)、ベンジルアルコール(4)、メチルクロロイソチアゾリノン・メチルイソチアゾリノン液(8)、塩化アルキルトリメチルアンモニウム(3)
各指標の解説
CMR 発がん性・変異原性・生殖毒性とは
EUのCLP規則に基づく公式分類。1A(ヒトへの有害性が確認済み)・1B(強く疑われる)・2(疑いがある)の3段階。化粧品への配合は原則禁止。
SVHC 高懸念物質とは
EUのREACH規則が指定する「非常に高い懸念を有する物質(Substances of Very High Concern)」。発がん性・変異原性・生殖毒性のほか、内分泌かく乱・残留性・生物蓄積性が確認された成分が対象。
IARC 国際がん研究機関の分類とは
WHO傘下のIARCによる発がん性分類。グループ1(ヒトに発がん性あり)・2A(おそらく発がん性あり)・2B(発がん性の可能性あり)・3(分類不能)・4(おそらく発がん性なし)の5段階。
CIR 米国化粧品成分審査とは
米国CIR(Cosmetic Ingredient Review)による安全性評価。「Safe as Used(使用濃度で安全)」「Safe with Qualifications(条件付き安全)」「Unsafe(安全でない)」「Insufficient Data(データ不足)」で評価される。
EU規制 EU化粧品規制 Annex II / III とは
EU化粧品規制(EC No 1223/2009)の付属書。Annex II は化粧品への使用が全面禁止の成分リスト。Annex III は使用濃度・用途・ラベル表示に条件が設けられた制限成分リスト(例:プロピルパラベンは0.14%以下に制限)。
EWGスコアとは
米国の非営利団体EWGが運営するSkin Deepデータベースのスコア(1〜10)。1が最も安全、10が最高懸念。独自評価のため上記の公的規制機関の分類とは異なる場合があります。スコアは各成分の詳細ページで確認できます。

ENV環境・安全性指標

皮膚感作性
GHS 1B 5件
ジンクピリチオン液・フェノキシエタノール他
アレルゲン香料
1件検出
ベンジルアルコール
マイクロプラスチック
未検出
内分泌かく乱性
1件検出
ジンクピリチオン液
生分解性
67%
比較的分解しやすい
経皮吸収リスク
38%
低〜中リスク

SCORE解析スコア一覧

成分数

15

植物エキスの数

0

コスパ

0

安全性

0

素材の品質

0

髪補修力

0

育毛力

0

使用感の良さ

0

エイジングケア

0

ホワイトニング効果

0

保湿効果

0

スキンケア力

0

環境配慮

0

浸透力

0

即効性

0

持続性

0

ツヤ感

0

サラサラ感

0

特に優れた素材

0

注意が必要な素材

0

香り

香りアップグレード 優しい花々と果実の香り

サブカテゴリ

総合

メーカー

P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)

ブランド

h&s

容量

340ml

参考価格

768円

1ml単価

2.3円

JAN

4987176370426

ASIN

B0GGNLNHMC

発売日

20260318

ECランク

1821位(総合ランキング)

ID

11355

シリーズ名

モイスチャー

対象の髪タイプ

乾燥毛・フケ・かゆみが気になる方向け

詰め替え

あり

公式サイト

公式サイトを見る

使い方

シャンプー後、適量を手に取り髪になじませ、数分置いてからよくすすいでください。
広告を含みます。

商品説明

深海ミネラル配合で地肌ディープクレンズ。乾燥・かゆみ・フケの根本原因に届いて働く薬用コンディショナー。毛穴の奥まで浸透し、余分な皮脂や汚れを除去しながら地肌にうるおいを与え、しっとりまとまる髪へ。弱酸性・植物由来成分配合。やさしい花々と果実…
広告を含みます。

ANALYZEDh&s [新モデル] コンディショナー モイスチャー ポンプ 340g エイチアンドエスの解説

h&sがフケ対策を謳えるのか、成分が正直に答えを出した

解析チームです。今回は大手P&Gが展開する定番フケ対策ブランドのコンディショナー「h&s モイスチャー」を成分レベルで分解します。薬用処方・深海ミネラル配合を訴求していますが、数値データが示す実態は訴求内容と少々乖離があります。注目のベンジルアルコールを軸に、処方設計の問題点まで踏み込んでレポートします。


スタッツで見る実力値

解析ドットコム スタッツ・ダッシュボード

総合スコア 2.41 / 5.0

全2,747製品中 1,740位(下位37%圏)

安全性・品質系

  • 配合成分レベル2.8
  • 全体的な安全性2.0
  • エイジングケア力2.1

機能・使用感系

  • 髪補修力1.6
  • スカルプケア力1.0
  • 保湿力1.9

使用感

3.2

コスパ

3.1

総合スコア2.41点は平均(3.0点)を0.59点下回り、「要注意」水準に位置します。特にスカルプケア力1.0点は業界平均の約33%という水準で、フケ・かゆみ対策を訴求する製品としては成分設計と実力値の乖離が目立つ結果です。一方、使用感(3.2点)とコスパ(3.1点)は平均前後を維持しており、テクスチャーの仕上がりと価格設定(768円/340ml)においては一定の水準を保っています。@cosmeスコアも3.9/7.0とやや平均以下で、客観データと消費者評価がおおむね一致しています。

注目すべきは成分数わずか15個という処方の薄さです。スカルプケアを標榜するには有効成分のバリエーションが限られており、後述するように安全性面でも複数の懸念成分が配合上位に並ぶ構成となっています。


注目成分の解析

ベンジルアルコール EWG 4 GHS感作性1B アレルゲン性あり

防腐剤・溶剤・香料成分として配合されている芳香族アルコールです。水にも油にも溶ける両親媒性という特性から、処方上は利便性の高い成分ですが、安全性の観点では注意が必要です。

EWGスコアは4(0〜10スケール)で、中程度のリスク評価。GHSの皮膚感作性1B(感作性物質)に分類され、EU・日本ともに現時点で配合規制はないものの、アレルゲン性ありの判定が付いています。また空気中で安息香酸へ酸化される性質を持つため、製品の保管状態や使用期間も影響する可能性があります。

注目すべきは経皮吸収リスク0.70(14成分中では高い水準)という点で、頭皮に残留した場合の吸収量が他成分より多い可能性があります。推奨配合量は0.5〜2%で、本製品では防腐・溶剤目的として配合されていると考えられます。

本製品には5成分のGHS感作性1B物質が含まれており(ジンクピリチオン液・塩化アルキルトリメチルアンモニウム・メチルクロロイソチアゾリノン・メチルイソチアゾリノン液・フェノキシエタノール・ベンジルアルコール)、複合的な感作リスクとして捉えることも重要な視点です。

メチルクロロイソチアゾリノン・メチルイソチアゾリノン液(MCI/MI) EWG 8 GHS感作性1B

成分全体の中で最もEWGスコアが高い(8)成分です。3:1の混合比(MCI:MI)で相乗的な抗菌効果を発揮するイソチアゾリン系防腐剤ですが、アレルギーリスクの高さから世界的に規制が厳格化しています。

EU化粧品規則では洗い流す製品(Annex V/No.58)のみ0.0015%以下で許可、洗い流さない製品への配合は禁止。日本でも表示指定成分(医薬部外品添加物)として扱われます。本製品はコンディショナーであり「洗い流す製品」に該当するため配合自体は規定内ですが、EWG評価8という数値は他の防腐剤と比較して突出して高い水準です。

余談ですが、欧州皮膚科学会のデータによると、MCI/MI混合物は接触性アレルギーの主要原因成分として近年ランキング上位に位置しており、業界内でより安全な代替防腐剤への移行が進んでいます。

ジンクピリチオン液 EWG 5 医薬部外品有効成分 EDC疑い

フケ原因菌(主にMalassezia属真菌)を殺菌・抑制する有機亜鉛錯体で、日本では医薬部外品の有効成分として承認されています。推奨配合量0.1〜1.0%(洗い流し製品)の範囲で使用される防カビ成分ですが、スカルプケア力スコアが1.0点に留まっている点は、処方全体としての設計バランスに疑問を投げかけます。

EWGスコアは5で中〜高リスク帯。さらに内分泌かく乱性(EDC)疑い成分に分類されており、長期・高頻度使用には注意が必要な成分と言えます。EU化粧品規則ではリストIII(使用条件付き許可)に収載されています。

セタノール × ステアリルアルコール(乳化ベースの相乗設計) EWG 2 / 3

セタノール(EWG:2、推奨配合量2〜10%)とステアリルアルコール(EWG:3)は、それぞれ植物性・半合成由来の高級アルコールで、コンディショナーの乳化安定化と増粘に欠かせない基剤成分です。この2成分の組み合わせは乳化安定性と触感改良の相乗効果が確認されており、使用感スコア3.2点を支える処方の核心部分と考えられます。

さらに塩化アルキルトリメチルアンモニウム(カチオン界面活性剤)とセタノールの組み合わせはコンディショニング効果を強化する関係にあり、コンディショナーとしての基本的な手触り改善機能は処方設計上で意図的に組まれた部分です。ただし、塩化アルキルトリメチルアンモニウム自体もGHS感作性1Bに分類される点は見落とせません。

L-アスパラギン酸マグネシウム + グルコン酸亜鉛

アミノ酸由来の保湿・コンディショニング成分(L-アスパラギン酸マグネシウム)と頭皮環境改善を補助する有機亜鉛塩(グルコン酸亜鉛、EWG:1)の組み合わせは、本処方における最も安全性の高いポジティブ成分群です。生分解性がそれぞれ0.95・0.90と高く、環境負荷の観点でも優れた成分です。

ただし、グルコン酸亜鉛が本来持つ相乗成分(ビオチン・パントテン酸・ナイアシンアミド)は本処方には含まれておらず、ポテンシャルが十分に活かされていない印象があります。保湿力スコア1.9点という結果にもその限界が反映されていると言えます。


メリット・デメリット

メリット

  • 使用感は平均水準を確保(3.2点):セタノール×ステアリルアルコール×塩化アルキルトリメチルアンモニウムの三重構造が、指通りの滑らかさとして機能。

  • 768円/340mlのコスパ(3.1点):ドラッグストアで入手しやすく、価格帯においては標準的な水準を維持。

  • 医薬部外品有効成分・ジンクピリチオン配合:フケ菌に対する殺菌効果はデータ上で認められた成分を使用。

  • マイクロプラスチック非配合:環境配慮の観点では合格ライン。

デメリット

  • スカルプケア力1.0点は業界最低水準:フケ対策を訴求しながら、成分構成がその期待に応えられていない状況。

  • GHS感作性1B成分が5種類:ジンクピリチオン液・塩化アルキルトリメチルアンモニウム・MCI/MI・フェノキシエタノール・ベンジルアルコールが全て感作性1B成分。全体の安全性スコア2.0点はこの構成を反映。

  • EWG8の防腐剤(MCI/MI)配合:欧州で規制強化が進む成分が現役で配合されている。

  • 髪補修力・保湿力ともに1点台:モイスチャーを謳う製品として、機能的な成分の不足が数値に表れている。

注意点:複合感作リスクと防腐剤の組み合わせ

ベンジルアルコール(EWG:4)はアレルゲン性が確認されており、GHS感作性1B物質が5種類集中する本処方では複合的な感作リスクが懸念されます。また、MCI/MI(EWG:8)とフェノキシエタノール・ベンジルアルコールが同時配合されていますが、フェノキシエタノールは高pH環境で効力低下するため、防腐システムとしての安定性にも疑問が残ります。ジンクピリチオンはEDC(内分泌かく乱性)疑い成分に分類されている点も、長期使用における考慮事項として客観的に記しておきます。


まとめ

一言で言うと:「訴求と中身の乖離」が数値に現れた処方

総評マトリクス

機能訴求

要注意

安全性

要注意

コスパ

標準的

「フケ・かゆみ対策」を掲げながら、スカルプケア力スコアは1.0点(業界平均の約33%)。医薬部外品有効成分のジンクピリチオンは配合されているものの、15成分という限られた処方の中で安全性に懸念のある成分が複数を占めており、積極的に評価できる設計とは言いがたい状況です。メーカーの商品説明にある「深海ミネラル」はグルコン酸亜鉛・グルコン酸銅・L-アスパラギン酸マグネシウムを指していると考えられますが、これらの相乗成分が揃っておらず機能を十分に引き出せる処方構成ではありません。

@cosmeスコア3.9/7.0という消費者評価は、使用感の滑らかさ(3.2点)とコスパ(3.1点)の点では数値データと一致しているものの、安全性・機能面の懸念は口コミからは見えにくい部分として、成分解析の観点からは注意が必要です。

使用シーン別推奨度:

  • フケ・かゆみを本格ケアしたい方:スカルプケア力1.0点という結果から、同訴求の競合製品と比較検討することを推奨します。
  • 乾燥毛・ダメージ毛のケアが目的の方:髪補修力1.6点・保湿力1.9点は同価格帯でより充実した選択肢が多数存在します。
  • コスト優先でh&sブランドに信頼感がある方:768円という価格帯でのコスパ(3.1点)・使用感(3.2点)は標準水準。ただし成分感作リスクへの認識は持った上での選択が望ましい。
  • 成分にこだわりがある方・感作性を気にする方:GHS感作性1B成分5種・EWG8成分配合という構成は、積極的な推奨が難しいと判断します。
余談ですが、欧州化粧品成分データベース(CosIng)の最新動向によると、MCI/MI混合系防腐剤の使用可能濃度はここ10年で段階的に引き下げられており、代替防腐剤(レブリン酸・エチルヘキシルグリセリン等)への置き換えが業界のトレンドになっています。本製品のリニューアルポイントとして、防腐システムの見直しが最も優先度の高い課題と言えます。
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