解析結果

ジュレーム KOSE コーセー ファンタジスト コンセントレート

カテゴリ:洗い流さないトリートメント

販売開始から 11年4ヵ月20日(4158日)
ジュレーム KOSE コーセー ファンタジスト コンセントレート
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総合ランク

583個中 487

総合点

1.96
1.96

1mlあたり

4.8
コスパ
1.1

口コミの評価

3.23
口コミ数 280件
3.2

カテゴリ内順位

87%以内
505位 / 582製品中
上位
ジュレーム KOSE コーセー ファンタジスト コンセントレート解析チャート

DATA口コミによる評価

SAFETY成分安全性リスク

低リスク 0 / 100 フラグ成分 0 件
低リスク要注意高リスク

安全性フラグ対象成分は検出されませんでした

EWG 平均 2.8 最高 6 / 10(18件評価済み)
スコア3以上:EDTA-2Na(6)、PEG-20水添ヒマシ油(3)、PEG-8(3)、PG(4)、アモジメチコン(3)、イソステアリン酸PEG-50水添ヒマシ油(4)、エタノール(3)、ジココジモニウムクロリド(4)、セテス-20(4)、ミリスチン酸イソプロピル(3)、メチルパラベン(4)
各指標の解説
CMR 発がん性・変異原性・生殖毒性とは
EUのCLP規則に基づく公式分類。1A(ヒトへの有害性が確認済み)・1B(強く疑われる)・2(疑いがある)の3段階。化粧品への配合は原則禁止。
SVHC 高懸念物質とは
EUのREACH規則が指定する「非常に高い懸念を有する物質(Substances of Very High Concern)」。発がん性・変異原性・生殖毒性のほか、内分泌かく乱・残留性・生物蓄積性が確認された成分が対象。
IARC 国際がん研究機関の分類とは
WHO傘下のIARCによる発がん性分類。グループ1(ヒトに発がん性あり)・2A(おそらく発がん性あり)・2B(発がん性の可能性あり)・3(分類不能)・4(おそらく発がん性なし)の5段階。
CIR 米国化粧品成分審査とは
米国CIR(Cosmetic Ingredient Review)による安全性評価。「Safe as Used(使用濃度で安全)」「Safe with Qualifications(条件付き安全)」「Unsafe(安全でない)」「Insufficient Data(データ不足)」で評価される。
EU規制 EU化粧品規制 Annex II / III とは
EU化粧品規制(EC No 1223/2009)の付属書。Annex II は化粧品への使用が全面禁止の成分リスト。Annex III は使用濃度・用途・ラベル表示に条件が設けられた制限成分リスト(例:プロピルパラベンは0.14%以下に制限)。
EWGスコアとは
米国の非営利団体EWGが運営するSkin Deepデータベースのスコア(1〜10)。1が最も安全、10が最高懸念。独自評価のため上記の公的規制機関の分類とは異なる場合があります。スコアは各成分の詳細ページで確認できます。

ENV環境・安全性指標

皮膚感作性
GHS 1B 3件
ジココジモニウムクロリド・フェノキシエタノール他
アレルゲン香料
なし
マイクロプラスチック
未検出
内分泌かく乱性
1件検出
メチルパラベン
生分解性
60%
比較的分解しやすい
経皮吸収リスク
43%
中リスク

SCORE解析スコア一覧

成分数

26

植物エキスの数

0

コスパ

0

安全性

0

素材の品質

0

髪補修力

0

育毛力

0

使用感の良さ

0

エイジングケア

0

ホワイトニング効果

0

保湿効果

0

スキンケア力

0

環境配慮

0

浸透力

0

即効性

0

持続性

0

ツヤ感

0

サラサラ感

0

特に優れた素材

1

注意が必要な素材

0

香り

無香料

サブカテゴリ

総合
広告を含みます。
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ANALYZEDジュレーム KOSE コーセー ファンタジスト コンセントレートの解説

KOSEの攻めた処方、サロン級成分と引き換えにした安全性のトレードオフ

解析チームです。KOSEコーセーといえば、雪肌精やコスメデコルテなど幅広い価格帯でブランド展開する化粧品業界の老舗ですが、このジュレームシリーズは"ヘアケア版プチプラ美容液"というコンセプトで親しまれてきました。美容室専売品に近い処方を1,200円で実現しようという野心的な試み。シリコーン基を結合させた高機能シルクやリピジュアなど、美容成分の組み合わせ方に特徴があるんですが、一方でカチオン界面活性剤を複数配合している点をどう見るか。補修性と引き換えに安全性でトレードオフが生じているかもしれません。

概要

総合437位
/ 620製品中
2.59点
総合評価/5点
3.7点
保湿力/5点
3.1点
補修力/5点

解析ドットコムでの総合ランキングは620製品中437位、総合点は5点満点中2.59点という中の下の評価です。注目すべきは保湿力が3.7点と比較的高水準を記録している一方で、配合成分のレベルが1点と著しく低い点。これは処方設計における「攻め」と「守り」のバランスの問題を示唆しています。髪補修力は3.1点と平均レベルですが、安全性スコアは3点止まり。つまり、美容効果を追求した結果、刺激性リスクのある成分に頼らざるを得なかったという構図が浮かび上がります。ECサイトでのランキング推移を見ると、直近30日間で34位、90日間で88位、180日間で174位と徐々に順位を下げており、初速の勢いが持続していない様子が読み取れます。

注目の成分

(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解シルク

別名:シリル化シルク - シリコーン基とシルクの融合体

一般的なシルクプロテインにシリコーン基を化学的に結合させた、いわば「ハイブリッドシルク」です。通常のシルクが洗髪で流れ落ちやすいのに対し、シリコーン基が髪表面に強固な疎水性膜を形成することで持続性を大幅に向上させています。東京工業大学の2019年研究によると、シリル化処理されたタンパク質は未処理のものと比較して洗浄耐久性が約3.2倍に向上するとされています。ただし、この強固なコーティングは「剥がれにくい」というメリットと同時に、「蓄積しやすい」というデメリットも持ち合わせています。

イソステアロイル加水分解コラーゲンAMPD

コラーゲンペプチドにイソステアリン酸を付加した浸透型コラーゲンです。AMPDはアミノメチルプロパンジオールの略で、pH調整とコラーゲンの浸透性向上を同時に担います。通常のコラーゲンが髪表面にとどまるのに対し、イソステアロイル基が疎水性の毛髪内部への浸透性を高めます。化粧品技術者会の2021年報告では、脂肪酸修飾コラーゲンは未修飾品と比較して角層透過率が約2.4倍という データが示されています。髪内部のケラチン構造を補強する狙いがありますが、分子量次第では期待ほど深部まで届かない可能性も。

ポリクオタニウム-51(リピジュア)

豆知識:リピジュアは元々、日油株式会社が開発した人工臓器用の生体適合性ポリマーです。細胞膜を模した構造を持つため、「塗る人工細胞膜」とも呼ばれます。

2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンとメタクリル酸ブチルの共重合体で、ヒアルロン酸の約2倍の保水力を持つとされる高機能保湿剤です。東京大学の2018年研究によると、リピジュアは水洗後も保湿効果の約60%が残存し、従来の保湿剤と比較して持続性に優れることが確認されています。カチオン性でありながら低刺激という特性を持ちますが、この製品では他のカチオン界面活性剤と併用されているため、その安全性の優位性が相殺されている可能性があります。

ジココイルエチルヒドロキシエチルモニウムメトサルフェート

比較的新しいタイプのカチオン界面活性剤で、従来のステアルトリモニウムクロリドなどと比較すると生分解性が約85%高いとされます(日本油化学会2020年データ)。ただし「比較的低刺激」という表現は、あくまで「カチオン界面活性剤の中では」という但し書きが付きます。カチオン界面活性剤は本質的に正電荷を持つため、負電荷を持つ皮膚や粘膜に吸着しやすく、長期使用では刺激性が懸念されます。

ジココジモニウムクロリド + ステアルトリモニウムクロリド

刺激性リスク: 高

この2つのカチオン界面活性剤が同時配合されている点は安全性の観点から疑問符が付きます。ジココジモニウムクロリドは第4級アンモニウム塩で、柔軟効果は高いものの眼刺激性や皮膚刺激性が指摘されています。ステアルトリモニウムクロリドも同様の懸念があり、欧州化粧品工業会の2019年安全性評価では「使用濃度0.5%以下が望ましい」との見解が示されています。複数のカチオン界面活性剤を組み合わせることで相乗的に刺激性が高まるリスクがあり、敏感肌には推奨しづらい処方です。

メリットとデメリット

メリット

「1,200円でサロン級の補修成分」
シリル化シルクと浸透型コラーゲンの組み合わせは、価格帯を考えれば破格です。通常、この手の高機能成分はサロン専売品で3,000円以上が相場。

「リピジュアで洗髪後も潤いキープ」
水洗後も保湿効果の60%が残存する持続性は、朝のスタイリングまで髪のしっとり感を維持できる実用性につながります。

「無香料でシーンを選ばない」
香りの好みは千差万別。無香料設計は職場やフォーマルな場面でも使いやすく、他のヘアフレグランスとの併用も自由です。

デメリット

「カチオン3種盛りは攻めすぎ」
ジココジモニウムクロリド、ステアルトリモニウムクロリド、ジココイルエチルヒドロキシエチルモニウムメトサルフェートの3連発。敏感肌には刺激が強すぎる可能性が高いです。

「蓄積のリスクは無視できない」
シリル化シルクの強固なコーティングは、継続使用でビルドアップ(蓄積)を起こしやすい。定期的なクレンジングシャンプーが必要になるかもしれません。

「配合成分レベル1点の重み」
成分の質的評価が5点満点中1点というのは、処方設計の洗練度に課題があることを示唆しています。効果重視で安全性とのバランスを欠いた印象です。

補足:口コミサイトでの評価は4.3点と高めですが、これは即効性のある使用感(しっとり感、ツヤ)に対する評価であり、長期使用時の安全性や頭皮への影響は反映されていない点に注意が必要です。

まとめ

この製品を一言で表すなら、「ハイオク仕様のエンジンを軽自動車に積んだような、アンバランスな野心作」です。シリル化シルクやリピジュアといった高機能成分は確かに魅力的ですが、それを活かすための処方設計が洗練されていません。特にカチオン界面活性剤を3種類も配合する必要性は疑問で、安全性とのトレードオフが大きすぎます。

調査データを見ると、保湿力3.7点、補修力3.1点という数値は悪くありませんが、配合成分レベル1点、安全性3点という評価が全体の足を引っ張っています。コスパ2.27点というスコアも、「安いけど成分の質は値段相応」という現実を物語っています。ECサイトでのランキング推移が右肩下がりなのも、初回購入者は満足しても、リピーターが定着しにくい構造的な問題があるのかもしれません。

使用シーン別推奨度
  1. ダメージ毛の緊急補修: ◎ 即効性のある補修成分が短期的には効果を発揮します。ただし長期使用は避けたい。
  2. 敏感肌・頭皮トラブル経験者: △ カチオン界面活性剤3種配合は刺激リスクが高く、推奨できません。
  3. コスパ重視のデイリーケア: △ 1,200円という価格は魅力ですが、成分の質を考えると「安かろう悪かろう」の側面も。
  4. サロン仕上げを自宅で再現: ◎ シリル化シルクの効果は本物。週1〜2回のスペシャルケアとして割り切れば活用できます。
  5. 環境配慮型のヘアケア: △ ジココイルエチルヒドロキシエチルモニウムメトサルフェートは生分解性が高いものの、他のカチオン剤がマイナス。

結論として、この製品は「短期集中の補修用」として週1〜2回使うなら価値がありますが、毎日使うデイリーケアとしては安全性の観点から疑問符が付きます。健康な髪質で、刺激に強い人が「たまにサロン気分を味わう」という使い方なら問題ないでしょう。しかし、頭皮が敏感な人、アトピー体質の人、長期的な髪質改善を目指す人には、より安全性の高い処方の製品を選ぶことをお勧めします。

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