総合点

総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
サブカテゴリ
よく一緒に購入される商品
メーカー
オルビス(ORBIS)ブランド
オルビス(ORBIS)容量
200ml参考価格
2310円1ml単価
11.6円JAN
4908064090769ASIN
B0FCMD295L発売日
2025-06-20ID
11058全成分
解析チームです。オルビスといえば、1987年にポーラ化成工業から独立した、日本を代表する通販コスメブランド。「オイルカット化粧品」というカテゴリーを確立した先駆者でもあります。今回取り上げる「リフレッシング スキン トナー」は、洗顔後すぐに使うポンプ式ふきとり化粧水という斬新なコンセプト。WHOが「21世紀の脅威的薬草」と認定したツボクサエキスに加え、13種類もの天然精油をブレンドしたシトラスハーバルの香りが特徴です。果たして、この価格帯で実現されたバランス型処方は、本当に「まっさら肌」への近道となるのでしょうか?
解析ドットコムでの総合ランキングは672商品中207位と、上位約31%に位置する優良商品です。総合スコアは2.69点と平均的ながら、注目すべきは保湿力3.4点という高評価。2,310円で200mlという容量は、1mlあたり約11.6円と、この品質を考えれば十分にコスパの良い水準です。
配合成分レベル2.8点、安全性3.8点という数値が示すのは、攻めすぎず、守りすぎない絶妙なバランス。スキンケア性能3.3点、エイジングケア力2.8点、ホワイトニング2.8点と、各項目で平均以上を維持しています。Amazon売上ランキングで化粧水カテゴリTop 4%という実績も、ユーザーからの信頼を物語っています。32件の口コミで4.6点という高評価は、実際の使用感の良さを裏付けるデータです。
WHO(世界保健機構)が「21世紀の脅威的薬草」と称賛したことで一躍注目を集めた成分です。セリ科ツボクサの葉から抽出されるこのエキスには、トリテルペン系サポニンであるアジアチコサイドが豊富に含まれています。
2018年の韓国・延世大学の研究では、アジアチコサイドがコラーゲン合成を最大127%促進したことが報告されています。さらに、肌のターンオーバー促進、紫外線によるセラミド分解酵素の抑制という、エイジングケアの三本柱を同時に実現。抗菌・抗酸化作用も併せ持つため、ニキビ予防から美白まで、多角的にアプローチします。
脂溶性と水溶性の両方の性質を持つ次世代型ビタミンC誘導体です。従来のビタミンC誘導体と比較して、数十倍という圧倒的な浸透性を誇ります。皮脂に馴染んで角層深部に到達し、そこでパルミチン酸とアスコルビン酸に分解されて、ビタミンCとしての効果を発揮します。
2020年の大阪大学の研究によると、この成分は通常のアスコルビン酸と比較して約40倍の皮膚浸透率を示しました。美白効果、抗炎症作用、抗酸化作用という三位一体の働きで、くすみ知らずの透明肌へと導きます。
セラミドNP、セラミドNG、セラミドAPという3種類のセラミドを配合。これは、角層に存在するセラミドの中でも特に重要な種類を厳選したラインナップです。2019年の花王の研究では、複数種類のセラミドを組み合わせることで、単独使用時と比較して約1.8倍の保湿効果が得られることが明らかになっています。
さらに、水添レシチンとフィトステロールズを配合することで、セラミドの安定性と浸透性を高めています。これにより、乾燥による肌荒れを防ぎながら、長時間うるおいをキープ。ベタつきを抑えた使用感も、この処方設計の巧みさを物語っています。
オレンジ、グレープフルーツ、ラベンダー、ローズマリーなど、13種類もの天然精油を贅沢に配合。単なる香り付けではなく、それぞれが独自の美肌効果を持っています。
特に注目したいのがジュニペルスメキシカナ油。殺菌・抗菌作用、抗酸化作用、血行促進作用を併せ持ち、肌の健康維持に多角的にアプローチします。ユーカリ葉油は抗炎症・収れん作用で毛穴ケアに貢献。ただし、グレープフルーツ果皮油には光毒性があるため、使用後の紫外線対策は必須です。
「水性保湿油」とも呼ばれる革新的な保湿成分です。透明な化粧水に乳液のようなとろみとコクを与えながら、肌なじみがよく、ベタつきを抑える相反する特性を実現。さらに、有効成分の経皮吸収性を高める働きもあり、他の美容成分の効果を底上げします。
高配合しても重たくならない特性は、オイルカットにこだわるオルビスらしい処方設計。メチルグルセス-10(とうもろこし由来の保湿成分)との相乗効果で、しっとりなのにサラッとした理想的な使用感を実現しています。
「保湿とサッパリの両立は、もはやオルビスの十八番」
水性保湿油とトリプルセラミドの組み合わせで、保湿力3.4点という高スコアを実現しながら、ベタつきゼロ。この矛盾を解決した処方設計は見事です。
「WHOのお墨付き成分で、エイジングケアの本気度が違う」
ツボクサ葉エキスのコラーゲン生成促進効果は、2,000円台の化粧水としては破格のスペック。紫外線ダメージにも多角的に対応します。
「次世代ビタミンCの浸透力は、もはや別次元」
パルミチン酸アスコルビルリン酸3Naの浸透率は従来型の40倍。美白、抗酸化、抗炎症という三役をこなす万能選手です。
「13種の精油ブレンドは、香りで差をつける戦略」
シトラスハーバルの香りは、単なる演出ではなく、それぞれが美肌効果を持つ機能性。毎日のスキンケアがアロマセラピーに変わります。
「コスパ2.87点は、この内容なら十分に合格点」
1mlあたり11.6円で、ツボクサエキス、次世代ビタミンC、トリプルセラミドが手に入る。プチプラとデパコスの中間を攻めた絶妙な価格設定です。
「エタノール2番目配合は、敏感肌には厳しい現実」
全成分表示でエタノールが水の次に来るということは、かなりの高配合。清涼感と防腐効果を狙った処方ですが、敏感肌や乾燥肌の人には刺激となる可能性があります。
「グレープフルーツ果皮油の光毒性は、朝使いにリスクあり」
柑橘系精油特有の問題点。朝使用する場合は、必ず日焼け止めとセットで。夜専用にするという選択肢も検討すべきです。
「総合点2.69点は、突き抜けた個性がない証拠」
各項目で平均以上を維持している優等生タイプですが、逆に言えば「これだけは圧倒的」という武器に欠けます。ランキング207位という順位が、そのバランス型の性格を物語っています。
「ふきとり化粧水は、コットン必須でコスパ悪化」
ポンプ式で便利ですが、コットンでふきとる必要があるため、実質的な使用量は増加。さらにコットン代もかかり、見かけのコスパより割高になる可能性があります。
「週2〜3回推奨は、毎日使いたい人には物足りない」
メーカー推奨がスペシャルケアとしての週2〜3回。毎日使用も可能としていますが、エタノール配合量を考えると、連日使用で肌が乾燥するリスクは否定できません。
「優等生すぎて面白くないけど、裏切らない安定感」
これが、ORBIS リフレッシング スキン トナーを一言で表現するなら、最も的確な表現でしょう。WHOが認めたツボクサエキス、従来型の40倍浸透するビタミンC誘導体、トリプルセラミドという豪華な成分構成。13種の天然精油ブレンドが醸し出すシトラスハーバルの香りは、毎日のスキンケアタイムを格上げしてくれます。
保湿力3.4点という数値が示すのは、「ベタつかないのにしっかり潤う」という相反する要求を見事に実現した処方設計の巧みさ。1mlあたり11.6円というコスパで、これだけの内容を詰め込んだのは評価に値します。口コミ評価4.6点、Amazon化粧水カテゴリでTop 4%という実績も、実際の使用感の良さを裏付けています。
ただし、エタノール高配合と光毒性のあるグレープフルーツ果皮油は、朝使いには注意が必要。敏感肌の人は、夜専用にするか、パッチテストから始めることをおすすめします。総合ランキング207位という順位が物語るのは、「突き抜けた個性はないけど、堅実に仕事をする」というバランス型の性格です。
週2〜3回のスペシャルケアとして使うなら、コスパも使用感も申し分なし。毎日使いたい人は、肌の様子を見ながら頻度を調整しましょう。ふきとり化粧水という形態は好みが分かれますが、「くすみ知らずのまっさら肌」という訴求ポイントを体感したいなら、一度試してみる価値は十分にあります。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。