カテゴリ:スタイリング剤
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
安全性が高い商品です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因皮膚感作性1件・経皮吸収23件
メーカー
NUVIブランド
KANTANSERIES容量
90ml参考価格
1782円1ml単価
19.8円JAN
4570030107025ASIN
B0CLLPW7NJID
11806製造国
日本シリーズ名
KANTAN SERIES対象の髪タイプ
全髪質向け発売年
2023年公式サイト
公式サイトを見る商品説明
解析チームです。YouTuberプロデュースのヘアワックス「KANTANSERIES うるつや」を成分面から読み解きます。使用感スコアが高水準を記録する一方、補修・スカルプ系の数値との落差が際立つ、特徴的な処方設計です。
総合点2.97点は平均水準(3.0点)とほぼ同等ですが、内訳の振れ幅が大きい。使用感4.3点と安全性4.1点はいずれも優秀な水準で、同カテゴリの製品群でも上位層に入るパフォーマンスです。一方、髪補修力1.5点・スカルプケア力1.0点・エイジングケア力1.8点は要注意レベルで、ケラチン・加水分解タンパク・セラミド類といった機能性成分は一切配合されていません。
これはヘアワックスとして割り切った設計で、スタイリング剤に補修機能を求める層には物足りなさが残ります。ただしコメドジェニック度5のパラフィンが配合されており、頭皮に直接塗布する使い方は避けるべき処方です。全体的な安全性4.1点の高さは、低EWGスコア成分が成分数の半数超を占めることによるもので、スタイリング剤としての安全性バランスは良好と言えます。
処方設計図 成分の役割グループ別構成
全23成分中、処方の重心は油剤・ワックス類に集中。スタイリングホールドとツヤを最優先に設計された処方です。
安全性の内訳 EWGスコア分布(スコア登録済み20成分)
EWGスコア2、EU許可成分。推奨配合量0.1〜1.0%という微量で機能する乳化安定化ポリマーで、pH5.0〜8.0の範囲で最大のゲル化能を発揮します。この成分の最大の特徴は「耐塩性」と「透明処方適性」で、セテス-6・セテス-10・ベヘネス-20といった複数のノニオン乳化剤と組み合わさることで、ワックス多配合の処方全体を安定させる要石として機能しています。乳化剤群との組み合わせは相乗効果が確認されており、処方安定化の面でこの組み合わせは設計的に合理性があります。なお、pH4以下の強酸性環境では増粘効果が著しく低下するため、他の酸性成分との共存には注意が必要な成分です。
この2成分は処方上切り離せない関係にあります。グリコシルトレハロースはトウモロコシ由来でEWGスコア1、生分解性0.95の高環境適合成分。加水分解水添デンプンはその製造過程の副産物として生成されることも多く、ソルビトール・マルチトール等の糖アルコール混合物として保湿・皮膜形成を担います。双方ともEWGスコア1で安全性は最高水準。スタイリング剤においては、ホールド後のパリつきを抑える皮膜感調整役として寄与しており、保湿力3.0点(標準的)の底支えを担っています。
EWGスコア4。揮発性シリコーンとして塗布直後のさらっとした延び感を生み出す成分で、使用感4.3点の高評価を作り出す主役の一つです。ポリシリコーン-13との組み合わせは乳化安定性の向上が確認されており、ここでも相乗設計の意図が見えます。ただし生分解性0.20は低く、環境残留性の懸念が指摘されている成分でもあります。EU圏では洗い流し製品への一部規制議論が続いており、長期的な処方トレンドとしては代替検討の対象になりやすい成分です。
EWGスコア4、石油精製由来の固形炭化水素。ツヤの根源となる光沢付与・バリア膜形成に寄与しますが、コメドジェニック度はスケール最大の5。毛穴を持つ頭皮への直接接触は避けるべき成分です。また生分解性0.20と低く、環境負荷の観点でも中〜長期的な代替議論がある成分カテゴリに属します。ヘアワックスとして毛先中心の使用であれば実害は限定的ですが、頭皮に揉み込む使い方をする場合はリスクを意識する必要があります。
合成防腐剤で、GHS感作性1B物質に分類されます。EUでは配合上限1%が設定されており、CIR(米国化粧品成分審査委員会)は通常濃度での使用を安全と評価しています。経皮吸収リスクは0.70と本処方中で最も高い部類に入り、成分が皮膚に到達しやすい特性を持ちます。スタイリング剤として毛幹部への使用が主であれば影響は限定的ですが、頭皮への接触頻度が高い使い方では留意したい成分です。余談ですが、2022年のInternational Journal of Cosmetic Scienceのレビューによると、フェノキシエタノールは皮膚常在菌(マイクロバイオーム)へも一定の影響を与える可能性が示唆されており、処方設計での防腐剤選択は今後さらに複雑になると見られています。
「ツヤ特化・補修ゼロ」のスタイリング職人。
使用感とツヤ感に振り切った処方で、安全性・使用感ともに優秀な水準を出している一方、補修・スカルプケア・エイジングケアの数値は軒並み要注意レベルです。ヘアワックスとして機能の絞り込みは理解できますが、コスパ面で同価格帯の補修機能付きスタイリング剤との比較検討は必要です。@cosmeスコア5.0/7.0は概ね数値と整合しており、使用感の良さが支持されている様子が伺えます。
使用シーン別推奨度:
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