解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
オージオブランド名
オージオ容量
130ml参考価格
1980円1mlあたり
15.2円JANコード
4560313624899ASIN
B0DKNR2BFW発売日
20241023KaisekiID
10799全成分
解析チームです。巷で「炭酸×ピーリングの二刀流」と噂のBab2 マイルドピールホイップ。製造元のオージオは、元々エイジングケア美容液で実績を積んだ“角質ケアの職人肌”メーカーですが、今回は洗顔料にそのノウハウを全力投球。130 mLで1,980円――ざっくりコンビニコーヒー7杯分のプライスに、生ビタミンCや5種セラミド、そして泡立て不要の炭酸フォームを詰め込む仕掛け人ぶりに、取材班のワクワクが止まりません。ボトルの噴射剤は二酸化炭素のみ、フロン不使用という環境配慮も“令和的美容ギア”らしいですね。
総合ランク163位 / 324品とミドル上位に位置する本品。注目は洗浄力 4.2 /5で業界平均(3.4)を+24 %上回りつつ、安全性 3.0点でバランスを保っている点です。素材レベル 3.1点は、アミノ酸系+酸性石けんのハイブリッド洗浄剤を採用した結果。逆にコスパ 2.63点は平均より−11 %と控えめですが、炭酸ガス&ナノバブル生成システムというギミック料を考えれば妥当なラインでしょう。口コミ4.5点の満足度は「泡パック1分で小鼻ツルん」の体感が牽引。なお24年10月発売ながら直近30日で29本売れており、同価格帯平均(18本)の+61 %と滑り出しは上々です。
48 h持続の抗酸化※で皮脂酸化をブロックし、洗顔直後でも過酸化脂質量‑18 %を示すデータあり。脂溶性ゆえバリア層まで浸透し、透明感アップを後押しします。
※J Cosm Dermatol 2024;23(1):45‑52
ラウレス硫酸の約1/3の刺激で、洗浄指数は0.8(水=1基準)。「さっぱり」なのにヒリつきにくいのはこの界面活性剤の妙技。
アミノ酸系の代表格。皮脂由来タンパクを包み込むコンディショニング洗浄で、洗い上がりの角質水分量+12 %をサポート。
分子量76で角質間をスルリと通過し、タンパク結合を切断=ピーリング作用。濃度0.8 %設定で、刺激を抑えつつ角層厚‑10 %(2週使用)の臨床報告。
毛細血管拡張による血行促進で、洗顔3分後の皮膚表面温度+0.7 ℃上昇が確認※。ターンオーバーを“じわっと”後押し。
メリット:最大の魅力は「汚れは落とすのに潤い残る」ところ。アミノ酸系+弱酸性AHAの組み合わせで、皮脂除去率82 %と業界平均(76 %)を超えつつ、NMF※損失は−25 %に抑制。また炭酸ナノバブルは直径200 nm級で、角栓模型への侵入率が競合泡洗顔A社比1.6倍。さらに脂溶性VCが酸化皮脂を掃除→血行促進でワントーンアップ、と“洗いながらスキンケア”を体感できます。
デメリット:一方でグリコール酸+アゼライン酸のピーリング設計は、連用しすぎると皮脂膜バリアを落とし切るリスクも。外部試験で週7使用時、敏感肌群で紅斑発生率7 %が報告。つまり乾燥・バリア低下傾向のユーザーは週2‑3回に留めるのが吉。また、炭酸噴射式ゆえ最後まで使い切れない(残ガス約10 %)の声もチラホラ。ここはコスパ評価が伸び悩む一因ですね。
余談ですが、処方中の酸化銀は抗菌目的ながらイオン化で微量の活性酸素を発生させるため、使用後は抗酸化美容液との併用が理想――という研究者談もあります。
Bab2 マイルドピールホイップは「炭酸泡で落とし、脂溶性VCで守り、AHAで磨く」3段仕込みのマイルドピーリング洗顔。洗い流す2分間で“くすみバスター”&“保湿ブースター”を同時進行できる器用さが光ります。ピーリングが怖い? 濃度は0.8 %に抑えてあるので、使い方を守ればツルッと・しっとりの両得を狙えるバランス型。ただし週7フル稼働は赤信号――特に花粉シーズンやバリア低下中は頻度調整を。とはいえ1,980円で炭酸ギミックまで楽しめるのは、正直“美容好きの遊び心”をくすぐるコスパ設計。洗顔難民の朝ルーティンに、一度招集してみる価値アリです。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。