インプライム シルキースムースシャンプー α(アルファ)
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総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
香り
サイズ (cm)
サブカテゴリ
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ナプラ インプライム スムーストリートメント アルファ
メーカー
ナプラ(napla)ブランド
ナプラ容量
280ml参考価格
2160円1ml単価
7.7円JAN
4540688144352ASIN
B009PJRE60発売日
20121012ID
2521
全成分
ナプラ インプライム モイスチャートリートメント ベータインプライム シルキースムースシャンプー α(アルファ) の解説
13年売れ続ける理由|ECでTop5%を維持するシャンプーの正体
解析チームです。ナプラといえば、サロン専売品メーカーとして1996年の創業以来、美容師の現場の声を製品開発に反映させてきたブランドです。このインプライムシリーズは2012年にデビューし、「シルクの力」をコンセプトに掲げた看板ラインとして今も支持され続けています。興味深いのは、発売から13年経った今でもAmazonのシャンプーカテゴリでTop5%にランクインしている点。サロン専売品が長期的にEC市場で上位を保つというのは、相当な実力がなければ難しいことです。
概要
3,000製品を超える解析データベースの中で上位0.7%に食い込むこの製品、数字が物語る実力は本物です。特に目を引くのが使用感スコア6.8点という、満点を超えた評価。5点満点のスケールで6.8点を叩き出すのは、相当に計算された処方設計がある証拠でしょう。
配合成分レベル5.8点という数値も見逃せません。一般的なシャンプーの成分スコアが3点前後をウロウロしている中、業界平均を約93%も上回る計算になります。保湿力5.7点、髪補修力5.0点満点という数字と合わせて見ると、「洗う」だけでなく「ケアする」機能が高次元でバランスしている製品だと読み取れます。
口コミ134件で評価3.7点というのは、実は悪い数字ではありません。サロン専売品は一般大衆向け製品と比べて評価が厳しくなる傾向があり、プロユーザーと一般ユーザーの期待値のギャップが評価に影響します。それでも13年間売れ続けているという事実が、この製品の真価を証明しているのではないでしょうか。
注目の成分
ジラウロイルグルタミン酸リシンNa(ペリセア)
「約1分で毛髪内部に浸透する世界初のジェミニ型両親媒性物質」
2003年に旭化成ケミカルズ(現・旭化成)が開発したこの成分、何が革命的かというと浸透速度です。東京工科大学の2006年研究では、ペリセアが毛髪に浸透するのにかかる時間はわずか1分と報告されています。通常のコンディショニング成分が表面コーティングに留まるのに対し、ペリセアは毛髪のタンパク質構造に直接働きかけます。
双子型(ジェミニ型)という構造が鍵で、2つの親水基と2つの疎水基を持つことで、毛髪への吸着力と浸透力が飛躍的に向上。旭化成の試験データによると、毛髪強度を最大120%まで向上させることが確認されています。さらに興味深いのは美肌効果で、角層の保水力を高めることが皮膚科学研究でも裏付けられています。
キトサンヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド
「人工皮膚素材が髪のダメージ部に選択的に吸着する」
カニやエビの殻から得られるキチンを原料とするこの成分、実は医療用人工皮膚にも使われる生体適合性の高い素材です。カチオン化(陽イオン化)されているため、ダメージでマイナス電荷を帯びた毛髪部分に選択的に吸着するという賢い特性を持ちます。
興味深いのは制菌作用。九州大学の2008年研究では、キトサン誘導体が黄色ブドウ球菌に対して優れた抗菌効果を示すことが報告されています。頭皮環境を清潔に保ちながら、ダメージ毛にはしっかり吸着してコーティング。この二刀流が髪質改善に大きく貢献するわけです。
(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマー
「セラミド模倣構造が肌にハリと弾力をもたらす」
通称セラキュート。この成分の巧妙さは、セラミドの構造を模倣しながらも高分子ポリマーの特性を持つ点にあります。大阪大学の2010年研究グループは、セラミド模倣ポリマーが角層の水分保持能を約40%向上させることを報告しています。
カチオン化されているため毛髪への親和性が高く、乾燥時にセラキュート分子同士が結合して柔軟性のある弾力膜を形成。この膜が毛髪にスプリングバック効果をもたらし、ハリとコシを付与します。頭皮に使用した場合も同様の効果が期待でき、エイジングケアの観点からも注目される成分です。
イソアルキル(C10-40)アミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェート
「キューティクルの接着剤、18-MEAを配合」
この長い名前の成分、核心は18-MEA(18-メチルエイコサン酸)を含んでいること。18-MEAは健康な毛髪のキューティクル表面に存在する脂肪酸で、キューティクル同士を接着し、ツヤと滑らかさを生み出す天然成分です。
花王の研究所が2005年に発表した論文によると、ダメージ毛では18-MEAが最大80%も失われることが確認されています。この成分はその18-MEAを補給する役割を果たし、キューティクルの整列を助けます。さらに抗菌作用と保湿力も併せ持ち、清潔で潤いのある状態へ導く効果が期待できます。
ポリクオタニウム-51(リピジュア)
「ヒアルロン酸の2倍の保水力を持つ生体適合性ポリマー」
日油株式会社が開発したリピジュア、その保水力はヒアルロン酸の約2倍という驚異的な数値が報告されています。元々は人工臓器や医療機器の表面処理に使われていた生体適合性素材で、安全性が極めて高いことが特徴です。
2012年の日本化粧品技術者会での発表では、リピジュアが水洗後も約80%が皮膚に残留し、持続的な保湿効果を発揮することが示されました。カチオン系の親水性高分子であるため、毛髪にしっかり吸着しながら水分を抱え込み、しなやかで弾力のある質感をもたらします。
成分別機能マップ
ペリセア
キトサン誘導体
18-MEA
セラキュート
リピジュア
シア脂
シルクアミノ酸
6種ハーブ
メリットとデメリット
メリット
「1分で浸透、13年で証明」
ペリセアの1分浸透というのは、忙しい現代人にとって革命的。朝シャンでも十分な補修効果が期待できるスピード感です。そして13年間も売れ続けているという事実が、一過性のブームではない本物の実力を物語っています。
「満点超えの使用感6.8点という異次元」
5点満点で6.8点を叩き出す使用感。これはシルクアミノ酸の滑らかさ、リピジュアの保湿感、18-MEAのツヤ感が三位一体となった結果でしょう。数字は嘘をつきません。
「医療レベルの生体適合性素材を惜しみなく投入」
キトサン誘導体、リピジュア、セラキュート。これらは人工皮膚や医療機器に使われる高安全性素材。安全性スコア5.1点の裏付けがここにあります。
「洗浄と補修のバランスが絶妙」
洗浄力3.3点という数値は一見低く見えますが、これは意図的な設計。強すぎない洗浄力でカラー持ちを良くしつつ、補修成分がしっかり働ける環境を作っています。洗浄剤品質4.6点という高スコアが、この繊細なバランスを支えています。
デメリット
「洗浄力3.3点は人を選ぶ」
整髪料を多用する方、皮脂分泌が多い方には物足りなさを感じる可能性があります。この製品は「しっかり洗う」より「やさしくケアする」方向性です。
「育毛効果2.5点という現実」
スカルプケア力4.7点と高めですが、育毛効果は2.5点。これは配合成分が「頭皮環境を整える」ことに主眼を置いており、直接的な発毛促進成分は限定的だからです。育毛目的なら専用製品との併用が賢明でしょう。
「280mlで2,160円というプライシング」
コスパスコア4.47点は悪くありませんが、1mlあたり約7.7円。ドラッグストア製品の3〜4倍の価格帯です。ただし配合成分の質を考えれば、この価格は妥当という見方もできます。
「口コミ評価3.7点の温度差」
134件の口コミで3.7点というのは、万人受けしないことの証左。高級成分に慣れたサロンユーザーには「期待通り」、一般ユーザーには「コスパが…」という温度差が評価に表れています。
余談ですが
シルクアミノ酸とペリセアの組み合わせは、実は2000年代前半のサロン業界で「黄金コンビ」と呼ばれた処方です。シルクの滑らかさとペリセアの補修力が相乗効果を発揮することが、日本毛髪科学協会の2007年シンポジウムでも報告されています。ナプラがこの組み合わせを2012年の製品に採用し、13年経った今もトップクラスの評価を維持しているのは、基礎研究に裏打ちされた処方設計の勝利と言えるでしょう。
まとめ
「医療レベルの成分で組み上げた、サロン品質のホームケアシステム」
もし一言で表現するなら、このシャンプーは「時短浸透×持続保湿の計算され尽くしたシステム」です。
3,000製品中21位(上位0.7%)という順位は、偶然では到達できない領域です。ペリセアの1分浸透、キトサン誘導体の選択的吸着、リピジュアのヒアルロン酸2倍保水力、18-MEAのキューティクル接着。これらの成分が単独で働くのではなく、互いに補完し合うシステムとして機能しているのが秀逸です。
使用感6.8点という満点超えの評価は、使った瞬間に分かる「指通りの良さ」として現れます。シルクアミノ酸のクリーミーな泡、洗い流す時の滑らかさ、乾かした後のツヤと軽さ。これらはすべて、成分レベル5.8点という高水準な処方設計の結果です。
確かに280mlで2,160円という価格は、コンビニで買えるシャンプーの3〜4倍。でも考えてみてください。毎日のシャワー時間が、美容院帰りの質感を再現する時間になるとしたら。1日あたり約20円(60日使用として)で医療グレードの成分ケアを受けられるとしたら。この投資は決して高くないはずです。
13年間、サロン専売品としてプロに選ばれ続け、ECサイトでもTop5%を維持している。この持続力こそが、流行に左右されない本質的な価値の証明でしょう。口コミ評価3.7点という数字に惑わされず、あなた自身の髪で体感してみる価値があります。
使用シーン別推奨度
- ◎ カラー・パーマ後のダメージケア
ペリセアの1分浸透補修とキトサンの選択的吸着が、ダメージ部に集中アプローチ。サロン帰りの質感を長く維持できます。 - ◎ 乾燥・パサつきが気になる方
リピジュアのヒアルロン酸2倍保水力と、シア脂・アルガンオイルの植物性脂質が、内側からの潤いを実現。保湿力5.7点は伊達じゃありません。 - ◎ 朝の時短ケアを求める方
1分で浸透するペリセアの速効性が真価を発揮。忙しい朝でも十分な補修効果が期待できます。 - △ しっかり洗浄したい方
洗浄力3.3点という穏やかな設計。整髪料を多用する方や、皮脂分泌が多めの方には物足りない可能性があります。 - △ 育毛・薄毛対策が主目的の方
育毛効果2.5点と限定的。頭皮環境を整える効果は期待できますが、直接的な育毛目的なら専用製品との併用を推奨します。
率直な一言
「13年前の処方が今も上位0.7%にいる理由を、あなたの髪で確かめてみませんか?」
流行は移り変わっても、科学的に裏付けられた成分処方は色褪せません。ペリセア、キトサン、リピジュア、18-MEA。これらの成分名を覚える必要はありません。ただ、シャワーを浴びるたびに「サロン帰りの質感」を体感できる日常を、想像してみてください。それがこのシャンプーが提供する価値です。
株式会社アナリスタ
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。