カテゴリ:シャンプー
総合ランク
総合点

1mlあたり
口コミの評価
カテゴリ内順位
安全性が高い商品です
EU規制の成分が検出されました(1件)
個人差要因皮膚感作性1件・経皮吸収28件
メーカー
デミ コスメティクスブランド
デミコスメティクス容量
250ml参考価格
1982円1ml単価
7.9円JAN
4526603030009ASIN
B00OAZGWNU発売日
2022年3月30日ID
1972製造国
日本シリーズ名
ビオーブ フォー メン対象の髪タイプ
オイリースカルプ・脂性頭皮向け詰め替え
あり公式サイト
公式サイトを見る全成分
商品説明
解析チームです。メンズ頭皮専用を謳うシャンプーは多いですが、その成分設計の中身はバラバラ。ビオーブ フォー メン スキャルプクレンジングは、洗浄剤の選択と機能性エキスの厚みに特徴があります。成分表を読み解くと、このシャンプーが何を優先し、何を諦めているかがはっきり見えてきます。
総合点3.43点は平均(3.0点)を上回りますが、評価の内訳に大きなばらつきがあります。洗浄剤の品質は4.6点(圧倒的)で、これは全成分中のアミノ酸系・ベタイン系成分の厚みが直接反映されています。一方、保湿力は2.4点(要注意)、髪補修力とエイジングケア力は各2.6点(やや物足りない)と、頭皮洗浄に特化した分、髪へのケア成分は抑えられた設計です。
スカルプケア力3.7点(平均以上)は、ピロクトンオラミン・硫酸亜鉛・漢方エキス群による機能成分の積み重ねによるもの。「洗うことで頭皮環境を整える」という明確な設計思想が数字に表れています。口コミ評価4.73点(26件)は高水準ですが、ECサイト順位22,293位は流通量の少なさを示しており、認知度より満足度が先行しているニッチ商品です。
EWGスコア分布(登録成分16個)
EWGスコアが登録されている成分のみを集計
高リスク該当の防腐剤はリンスオフ製品に限り国内許容範囲内での配合が認められています
環境面では、登録成分28個の平均生分解性が0.80と易分解(環境負荷低)に分類されます。マイクロプラスチック該当成分はなく、アミノ酸系主剤を中心とした処方設計が環境負荷の低さにも貢献しています。
処方の設計図:成分35個の役割分類
配合順上位の成分ほど処方重心に近い
配合順2番目に位置するアミノ酸系アニオン界面活性剤。硫酸系(SLSなど)と比較してタンパク質変性作用が極めて低く、ベビーシャンプーへの採用実績がその安全性水準を示しています。広いpH域(4.5〜7.0)で安定した泡立ちを発揮し、頭皮への吸着性が低いため洗浄後の残留刺激リスクが最小化されます。生分解性0.80も高水準。洗浄剤の品質4.6点の核を担う成分です。さらに、後続のベタイン系成分群(ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン液、ラウリン酸アミドプロピルベタイン液)との組み合わせが泡質と刺激低減の両立を生み出しており、4種の洗浄剤が補完し合う処方設計の巧みさが見えます。
フケ・かゆみの主原因菌であるマラセチア菌に対し、EWG:4ながら国内外で広く使用が認められている抗真菌成分。pH6〜7で最も効果的に作用し、本剤のpH域に適合します。EU規制での制限はなく、国内では医薬部外品承認成分にも指定されています。ジンクピリチオン(ZPT)より高い抗真菌活性を持つとされ(Journal of Dermatological Science, 2018年レビュー)、脂漏性皮膚炎への改善効果も報告されています。経皮吸収リスクが0.60と中程度のため、有効成分としての浸透力も期待できます。
柿由来の水溶性タンニンで、ノネナール産生抑制による加齢臭対策が最大の特徴です。ノネナールは40代以上の男性頭皮で産生量が増加するとされる脂肪酸酸化物で、皮脂の酸化を源とします。カキタンニンの収れん作用・抗酸化作用がこの連鎖を抑制します。グリセリンとの配合で保湿効果との相乗が確認されており、EWG:2と安全性も高水準。メンズ向けシャンプーにこの成分を配合している例は少なく、においケアに着目した処方として評価できます。
無機塩の収れん剤で、医薬部外品承認成分。推奨配合量0.1〜1.0%の範囲で、毛穴引き締め・皮脂抑制・殺菌・消臭の4機能を同時に発揮します。亜鉛はヘアサイクル維持に関与する必須ミネラルでもあり、頭皮への亜鉛補給の観点からも配合意義があります。ただし高濃度では刺激性が増すため、EUでも配合制限(Annex III)が設けられています。脂性頭皮向け製品としてのターゲット設定と一致した成分選択です。
4種の漢方由来エキスが同時配合されており、スカルプケア力3.7点を底上げしています。チョウジエキスは5α-リダクターゼ阻害(抗脱毛機序)、センキュウエキスは血行促進、シャクヤクエキスは抗炎症・収れん、カワラヨモギエキスは毛乳頭細胞増殖促進と、それぞれ異なる経路で頭皮環境に作用します。余談ですが、東京医科歯科大学などの研究によると、頭皮の血行改善は毛乳頭細胞への栄養供給に直接関与するとされており、センキュウの血行促進作用がこの文脈で機能することが期待されます。ただし、カワラヨモギはキク科由来のためキク科アレルギーをお持ちの方は成分表示をご確認ください。
「頭皮専用クレンジング」に振り切った、洗うための処方
髪を補修したり潤したりすることより、頭皮を清潔にして機能させることを優先した処方です。洗浄剤の品質4.6点は成分解析上でも際立ちますが、その分、保湿力や髪補修力は平均以下。このシャンプーで「髪もまとまる」を期待すると期待外れになります。トリートメントやコンディショナーと組み合わせることを前提に、「洗い役」として使うのが正しい運用です。
カキタンニン(加齢臭対策)・ピロクトンオラミン(抗真菌)・硫酸亜鉛(皮脂抑制)の三本柱は、メンズ頭皮の代表的な悩みを成分レベルで直撃しており、機能的な納得感があります。口コミ4.73点の高評価は「頭皮のすっきり感・においの改善」への満足と一致しており、解析上のスカルプケア力3.7点と整合しています。一方、使用感2.9点の標準的な評価は、エタノール重複配合による乾燥感や仕上がりのコンディショニング不足と関係している可能性があります。
使用シーン別推奨度: