Ingredient Analysis

オキシヒドロキシプロピルアルギニンHCI

カチオン界面活性剤 50件の商品に配合 ID: 17171
カチオン界面活性剤 コンディショニング・帯電防止を担う陽イオン性界面活性剤
+25

安全性
+35

素材の品質
+40

使用感
基本情報
成分名オキシヒドロキシプロピルアルギニンHCI
医薬部外品名アルキル(C12,14)オキシヒドロキシプロピルアルギニンHCl
慣用名・別名N-[3-アルキル(12,14)オキシ-2-ヒドロキシプロピル]-L-アルギニン塩酸塩液
INCI名Alkyl(C12,14)oxyhydroxypropyl arginine HCl
由来半合成
推奨配合濃度1〜3%
適正pH域3.5〜6.0
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ カチオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +35
成分の素材品質・配合価値
安全性 +25
肌・頭皮への安全性
補修力 +30
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +15
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +45
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +40
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +40
環境負荷・生分解性の評価

概要

アミノ酸系カチオン性両性界面活性剤。アルギニンのグリセリルエーテル誘導体で、塩酸塩として安定化。カチオン性によりダメージを受けた毛髪表面(負電荷を帯びたキューティクル)に選択的に吸着し、滑り性・帯電防止・保湿効果を同時に発揮。シリコーン代替として機能するほど優れた潤滑性を持ちながら、生分解性が高く環境負荷が低い点が際立つ特徴。毛髪の切れ毛抑制効果も報告されている。

オキシヒドロキシプロピルアルギニンHCIの解析

オキシヒドロキシプロピルアルギニンHClは、アミノ酸の一種であるL-アルギニンに疎水性のアルキル基(C12/C14由来のラウリル/ミリスチルエーテル鎖)をグリセリルスペーサーを介して結合させた、アミノ酸系カチオン性両性界面活性剤である。化学的にはN-[3-アルキル(12,14)オキシ-2-ヒドロキシプロピル]-L-アルギニン塩酸塩として知られ、「オキシヒドロキシプロピルアルギニンHCl」はアルキル鎖を省略した形での呼称と考えられる。

作用機序の核心は選択的吸着にある。健常な毛髪よりもダメージを受けたキューティクル部位が強い負電荷を帯びているため、カチオン性の本成分はダメージ箇所に優先的に吸着する。これはいわば「傷口に絆創膏を貼る」ような仕組みで、傷んだ部分にコンディショニング剤が集中することで補修効率が高まる。アルギニン由来の親水基が保湿効果を担い、疎水性のアルキル鎖が毛髪表面を滑らかにコートする。

注目すべきはシリコーンと比肩する潤滑性を持ちながら、生分解性に優れた素材である点。従来のシリコーン(ジメチコン等)はビルドアップ(頭皮・毛髪への蓄積)が問題となることがあるが、本成分はその懸念が少ない。さらにカチオン界面活性剤(セタントリモニウムクロリド等)と異なり、低刺激でシャンプー処方への配合も可能。リンスオフ・リーブオン双方の製品に幅広く活用される。

帯電防止効果も実用的に高く、静電気によるパサつき・絡まりを物理的に抑制。乾燥した冬季でも扱いやすい仕上がりをもたらす。保湿・滑り・補修・帯電防止という複数の機能を1成分で担える多機能性が、処方設計上の大きな強みといえる。ノンシリコーン・アミノ酸系訴求の製品に適した成分として今後も注目が続くと予想される。

相性の良い成分

セラミド ヒアルロン酸 植物エキス その他アミノ酸系界面活性剤

相性の悪い成分・混合注意

強力なアニオン界面活性剤 強酸化剤

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