解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ヴィークレアブランド名
ビーイーエイト beee 8容量
400ml参考価格
990円1mlあたり
2.5円JANコード
4589546891809KaisekiID
8287全成分
粗雑なベース、魅力の添加成分。良い悪いがゴチャ混ぜで、どこを見るかで評価が変わりそうなタイプです。
ただ、大半を占めるのは洗浄剤ですので、そこの比重は自ずと大きくなるのが普通でしょう。
ベースを重視する、というかふつうに割合の大きい成分が影響大と見る場合、あまり魅力的とはいえないわけです。
このシャンプーのメリットは、ずばり脇役成分の豪華さにあります。ヘアケア成分がとにかく多彩。そこだけ見ると、サロン品並にも見えるクオリティがあります。
洗浄剤の方は逆に、かなり雑な印象です。
オレフィンスルホン酸Naという、ラウレス硫酸Naと同等の強洗浄剤を軸に、非イオン界面活性剤のヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリルを添加して無理やり潤滑性をもたせているような形。手触りはともかく、洗浄力はかなり強めとみていいでしょう。
そうなると、ヘアケア成分によるメリットよりも、洗浄によるダメージの方が大きくなる恐れが出てきます。一時的に滑らかになるけれど、実際はパサパサ。そんな予感がするシャンプーですね。
ヘアケア成分は素晴らしい。浸透性低分子ケラチンや、熱を味方に髪を強化するエルカラクトン、ゼイン、架橋型シルクポリマーなどなど、額面通りに受け取れば髪を強化する素晴らしいシャンプーのように見えます。
ただし、これらの補修成分はあくまでも脇役で、有効性を感じられる濃度以上に配合されている保証はありません。値段を考えても、十分な量が配合されているということは期待しづらいでしょう。
そして、洗浄剤の安っぽさ。これは明らかにコストを優先したチョイスで、上質さのかけらも感じることはできません。クレンジングシャンプーと言ってもいいくらい。
いったい、ヘアケアを充実させたいのか、クレンジングシャンプーとして根こそぎさっぱりさせたいのか、どっちつかずな内容となってしまい、総合的には中途半端という印象。
サロン処方、という宣伝文句を使うのであれば、この程度のクオリティーで出して欲しくなかったなぁという感じです。
強いて言えば、値段の割には健闘しているとも言えなくはありません。脇役が十分に働いてくれるのであれば、ですが。
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