カテゴリ:洗い流さないトリートメント
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総合点

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安全性が高い商品です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因経皮吸収5件
商品説明
解析チームです。ナプラ エヌドット N. シアミルクを全7成分のデータから読み解きます。総合点2.44点という数値が示すように、機能面では「割り切り型」の設計。その背景にある処方思想を整理します。
総合点2.44点は平均(3.0点)を0.56点下回る水準です。特に髪補修力1.6点・スカルプケア力1.0点はともに「要注意」ゾーンで、タンパク質系補修成分やスカルプ機能成分を一切含まない処方がスコアに直結しています。一方、全体的な安全性は3.6点(平均以上)と突出しており、全成分のEWGスコアが1〜2という極めてクリーンな配合が評価されている形です。
成分数はわずか7個。これは市販のヘアミルクとしては最小クラスの構成で、防腐剤・乳化剤・合成ポリマーを持たない無添加志向の設計です。「何を入れるか」より「何を入れないか」で差別化を図る処方といえます。
処方設計図:役割別の成分構成
補修タンパク・シリコン・防腐剤ゼロ。処方の重心は「油脂によるコーティング」に完全集中。
安全性の内訳:EWGスコア分布(データ登録済み5成分)
GHS感作性・アレルゲン・EDC疑い成分すべて該当なし。マイクロプラスチック非含有。生分解性平均0.97は業界最高水準クラス。
処方のコアを担う成分です。EWGスコア1・生分解性0.95・コメドジェニック度0という安全性の高さに加え、融点が体温付近(23〜45℃)のため手のひらで温めると溶けて髪表面になじみやすい特性を持ちます。推奨配合量2〜15%の中、配合順位2位という高配合が見込まれます。オレイン酸・ステアリン酸を主体とする脂肪酸がキューティクルのすき間を物理的に塞ぐコーティング機能を発揮。グリセリンとの組み合わせで「油分の閉塞+水分の抱え込み」という相乗効果が期待できます。
EWGスコア1・生分解性1.00の基幹保湿成分。三価アルコール構造が空気中の水分を引き寄せ、毛髪内部の水分量を一時的に引き上げます。経皮吸収リスクが0.40と適度にあるため、ヘアミルクとして塗布した際の浸透感にも貢献。シア脂との相乗効果はデータベース上でも確認されており、油脂単体よりも持続的な潤いを与える処方設計といえます。
モロッコ産アルガンの実仁由来。EWGスコア1・生分解性0.95。オレイン酸・リノール酸・ビタミンEを高濃度に含み、毛髪へのツヤと柔軟性付与で実績のある成分です。経皮吸収リスク0.60は本処方中で最も高い値で、浸透しやすい油脂として成分を髪内部へ届ける役割も担います。ただし推奨配合量0.5〜5%と配合量の幅が狭く、コスト面から配合量は控えめとみられます。
EWGスコア2・生分解性0.95。パルミトレイン酸を豊富に含み、ヒト皮脂に近い組成として知られます。コメドジェニック度は1(ほぼゼロリスク)と実用上は問題ない水準。推奨配合量5〜20%と比較的高配合が想定される成分ですが、配合順位が6位であることから、本処方では主役ではなく調整役として機能していると読めます。
いずれも成分データベース未登録のため詳細スコアは算出不可。グレープシードオイルはリノール酸が豊富な軽質系オイル、マニラオイルはフィリピン産木材系の植物性オイルとして知られており、テクスチャーの軽さとのびの良さに寄与していると考えられます。余談ですが、マニラオイルは欧米の化粧品処方データベースでも登録数が少なく、ナプラ独自の素材選択が伺えます。
「引き算の美学を追求したが、引きすぎた処方」。
不要なものを徹底排除した安全設計は評価できます。ただし補修成分・保湿成分・スカルプ成分をすべて省いた結果、総合点2.44点という「安全だが機能が薄い」製品に仕上がっています。シア脂とグリセリンが作る保湿ラインは理論的に筋が通っているものの、その土台の上に何も積み上げられていない印象です。
LIPSスコア4.4と@cosme 3.7/7.0のギャップは示唆的で、LIPSの高評価はテクスチャーの軽さや香りへの好意的な反応が中心とみられ、成分機能への評価とは切り離して読む必要があります。解析データが指す機能的な弱点と、使用感への満足感が乖離しているパターンです。
使用シーン別推奨度:
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