カテゴリ:カラートリートメント
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総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
IARC発がん性の成分が検出されました(1件)
個人差要因皮膚感作性4件・経皮吸収26件
メーカー
石澤研究所ブランド
クイスクイス容量
25ml参考価格
264円1ml単価
10.6円JAN
4992440036731ASIN
B07TD48DT8発売日
2022年10月3日ID
11482製造国
日本シリーズ名
デビルズトリック対象の髪タイプ
ダメージ毛・ブリーチ毛向け公式サイト
公式サイトを見る使い方
商品説明
解析チームです。264円で楽しめるキャンディピンクのカラートリートメント、クイスクイス デビルズトリック。「カラーを楽しみながらケアもしたい」という欲張りな要望にどこまで応えられるのか、成分データを徹底的に読み解いていきます。
総合点3.0点はシャンプー解析ドットコム平均と同水準ですが、スコアの分布が極端な点が最大の特徴です。使用感4.6点は平均比+53%で圧倒的トップクラス、一方で髪補修力1.6点・スカルプケア力1.3点はいずれも要注意水準。「補修しながらカラー」というコンセプトを期待すると乖離が大きく、「気軽に色を楽しむ」と割り切ればコスト対パフォーマンスは別の評価軸で見えてきます。配合成分のレベルが3.7点(平均以上)を示しているのは、後述する浸透助剤や植物油脂の採用によるものです。
スタッツ一覧(5点満点 / 平均3.0点)
平均3.0点基準 / シャンプー解析ドットコム評価
余談ですが、カラートリートメントというカテゴリーそのものの構造上、染料成分が処方の中心を占めるため、ケラチン修復に寄与する加水分解タンパクやシステインなどは配合しにくい。髪補修力スコアの低さは商品の欠陥というより設計思想の反映と捉えるべき数値です。
キャンディピンクという色は単一染料では再現できません。本処方では6種の塩基性染料を組み合わせ、色相・彩度・明度を精密にコントロールしています。各染料はカチオン(陽)性をもち、ダメージを受けてアニオン(陰)性が強まったブリーチ毛・ダメージ毛ほど静電吸着力が高まる仕組みです。これがパッケージの「傷んだ髪ほどよく染まる」という説明の化学的根拠です。
安全性の観点では注意点もあります。塩基性赤76はEWGスコア7(最高リスク域)で、CIRは「条件付き安全(Safe with Qualifications)」と評価。塩基性黄57・黄87・塩基性赤76・塩基性青99の4成分はGHS感作性1Bに分類される感作性物質です。酸化染毛剤(ジアミン系)と比較すれば刺激リスクは低いものの、感作性ゼロではない点はデータとして把握しておく価値があります。また紫401はEU指令での使用制限対象で、国内使用は可能ですが使用可能部位に制限があります。
日本精化が開発した両親媒性エステル油剤で、水にも油にも溶ける特異な構造が最大の特徴です。環状骨格(シクロヘキサン環)による高い柔軟性が毛髪キューティクル間への浸透を助け、水溶性染料分子の毛髪内部への誘導を促進します。べたつきゼロのサラサラ感触にも貢献しており、使用感スコア4.6点の技術的な立役者の一つと考えられます。成分間の相互作用データではグリセリンとの組み合わせで浸透助剤効果が増強されるとされており、グリセリンが処方上位に配合されている本品では理にかなった設計です。経皮吸収リスク指数は0.50で、全成分平均(0.40)をやや上回る点は参考データとして挙げておきます。
ナタネ油由来の4級カチオン界面活性剤であるベヘントリモニウムメトサルフェートは、同じ塩化物系カチオン剤より皮膚刺激が低いことが特徴です。セタノール・セテアリルアルコールとの3成分組み合わせは処方設計の教科書的な相乗効果で、乳化安定性・毛髪への吸着性・コンディショニング感の全てを底上げします。なおベヘントリモニウムメトサルフェートのEWGスコアは4で、アニオン界面活性剤との配合は吸着効果を打ち消す拮抗関係にあるため、直後のシャンプーは一定時間空けるか避けることが推奨されます。
ツバキ種子油はオレイン酸85%含有で毛髪への浸透性が植物油の中でも高水準、生分解性0.95という高い環境分解性も特筆点です。ホホバ種子油は厳密には液体ワックスで、酸化安定性に優れ軽い感触を実現します。両者はケラチン修復には直接作用しませんが、キューティクル表面の摩擦軽減と艶付与に実質的に機能します。使用感スコア4.6点の高さを下支えしている成分群といえます。
フラボノイド(ケルセチン等)とテルペノイド(ギンコライド)を主成分とし、血管拡張・頭皮微小循環の促進作用が研究で確認されています。ただしIARCの発がん性分類では2B(ヒトへの発がん性の可能性あり・証拠不十分)に該当します。また含有されるギンコール酸による接触皮膚炎の可能性があり、精製グレードの開示がない場合は品質依存性がある成分です。推奨配合量0.1〜1%の範囲で処方されていれば機能成分として有効ですが、スカルプケアスコア1.3点との乖離は配合量の限界を示唆しています。余談ですが、Pharmacological Researchの報告によると、標準化イチョウ葉エキス(EGb761)は頭皮の微細血流を有意に改善することが示されています。
メリット
デメリット・注意点
処方上の注意点:ベヘントリモニウムメトサルフェート(カチオン系)はアニオン界面活性剤と拮抗関係にあります。シャンプーの直後に重ねて使用する場合、シャンプー剤の残留が染着力を低下させる可能性があります。また塩基性染料はアルカリ剤との共存で退色が加速するため、本品のpH域(乳酸・水酸化Naで調整)の範囲内での保管が重要です。
カラーファースト
割り切り設計
使用感
4.6/5
圧倒的
髪補修力
1.6/5
要注意
染料成分
6種
ノンジアミン
参考価格
264円
コスパ標準
「補修はしない。その分、色と手触りに全振り。」それがこの処方の正直な姿です。髪補修力1.6点・スカルプケア力1.3点という数値は欠陥ではなく、カラートリートメントとしての役割分担の明確化。使用感4.6点という圧倒的スコアが示すように、「今日の気分でさらっとピンクに」という用途においては十分なパフォーマンスを発揮します。
口コミでは「発色の鮮やかさ」「素手でできる手軽さ」「使った後のまとまり感」を評価する声が多く、使用感4.6点との数値的一致度は高い。ただし「1週間持続する色の深み」については期待値との乖離を指摘する声もあり、ブリーチレベルが低い髪では発色がマイルドになる傾向が成分データからも読み取れます。
使用シーン別推奨度: