総合ランク
総合点

1mlあたり
口コミの評価
カテゴリ内順位
成分に高リスクが検出されました
CMR発がん性・EU規制の成分が検出されました(2件)
個人差要因皮膚感作性2件・内分泌撹乱性2件・経皮吸収24件
メーカー
花王ブランド
ニベア容量
130ml参考価格
409円1ml単価
3.1円JAN
4901301335456ASIN
B0759GWW7K発売日
2017年9月11日ID
10783商品説明
解析チームです。今回は、保湿の象徴「ニベア」ブランドから登場している洗顔料、『ニベア クリームケア 洗顔料 とてもしっとり』を徹底解析していきます。「青缶」でおなじみのニベアといえば、ドイツ発祥でありながらも日本市場においては花王が製造・販売を担っており、まさに“親しみ×安心”の代名詞的ブランド。その延長線上にある本製品も、「濃密保湿泡で洗う」というキャッチコピーで女性を中心に根強い支持を得ていますが――本当に“しっとり”するのか?成分を丁寧に紐解きながら、その実力を探っていきます。
まずは本製品の客観的なスタッツから。総合ランクは324製品中300位と、正直かなり下位。総合点は1.87点(5点満点中)と厳しい評価が並びます。特に素材のレベル(0.9点)やスカルプケア力(1.4点)、エイジングケア力(1.2点)といった指標で顕著に低く、実際に処方の構成がそれを裏付けています。
ただし、洗浄力は4.3点とかなり高評価。これは石鹸ベースの洗浄剤が持つ特性そのもので、すっきり洗い上げる力が強い一方、保湿性とのトレードオフが明白に出る結果となっています。口コミ評価(3.9点)や売上ランキング(160位)を見る限り、“使い心地の良さ”や“泡立ちの豊かさ”といった使用感の部分では一定の評価があるようです。
ちなみに全成分数は24個と平均的で、保湿力は2.6点、コスパは2.2点。肌ケアというよりは“感覚的なリッチ感”を演出するタイプの処方です。
アミノ酸系界面活性剤の中でも特にマイルドで保湿的とされる洗浄成分。ベビー用製品やダメージヘア用でも多用されるほど肌に優しく、洗浄後のつっぱり感が少ないのが特徴です。
ただし、この成分は泡立ちが極めて弱いため、他の泡立ち補助成分との併用が必須。本製品では石鹸系洗浄剤のミリスチン酸・ステアリン酸・ラウリン酸+水酸化Kによってベースを支えています。
ラノリン由来のエモリエント(柔軟・保湿)成分。しっとり感の演出要員として使われていますが、肌によってはやや重さを感じるケースもあります。
帯電防止・感触向上目的の成分。洗浄後のつっぱり感を和らげるために配合されますが、洗浄力が高い処方では“焼け石に水”状態になることも。
いずれも保湿成分として有名。吸湿性が高く、皮膚表面にしっとり感を与えます。ただし石鹸ベースの強洗浄環境下では保持しきれないことが多く、やや心もとない印象も。
最大のメリットは「泡立ちの良さ」と「洗浄力の高さ」です。特に石鹸ベースの組成により、皮脂や汚れをしっかり落としたい方には爽快感のある使用感が得られるでしょう。ミリスチン酸、ステアリン酸、水酸化Kの組み合わせは典型的な石鹸系処方であり、pHもアルカリ寄りであると推察されます。
一方、「とてもしっとり」は正直なところ過剰表現に近いです。石鹸ベースという時点で肌のNMF(天然保湿因子)や皮脂を奪いがちであり、添加された保湿成分だけで“うるおいのヴェール”を作るのは現実的に難しいと考えられます。
特に冬場や乾燥肌の方にとっては“しっとり”どころか、むしろ洗いすぎによる乾燥を招く可能性があります。ベース処方をアミノ酸系に転換することがない限り、根本的な保湿力の改善は難しいでしょう。
泡の「濃密さ」や「リッチ感」も、乳化剤(PEG-8やラウラミンオキシド)によって演出されたもので、肌質改善につながるような根本的スキンケア成分の配合は確認されていません。
『ニベア クリームケア 洗顔料 とてもしっとり』は、そのネーミングとは裏腹に、実態は“しっとり風のさっぱり系洗顔料”。石鹸ベースの強洗浄処方を軸に、保湿剤やエモリエント成分を“後付け”で投入しているタイプであり、乾燥肌向きとは言いづらい内容です。
「濃密泡」と「ニベアっぽい香り」で五感的なリッチさを演出してはいるものの、肌のバリア機能を守る目的ではやや本末転倒な設計ともいえるでしょう。
ただし、「さっぱりしたい!」「とにかく泡が立つものが好き!」という方にとっては、この価格帯(378円)で手に取れる安心ブランド製品として悪くない選択肢ではあります。