カテゴリ:育毛トニック
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因皮膚感作性5件・アレルゲン4件・経皮吸収42件
メーカー
lilyeveブランド
lilyeve容量
100ml参考価格
3500円1ml単価
35円JAN
8809964311090ASIN
B0FKMBCH1PID
11697シリーズ名
スカルプターン対象の髪タイプ
頭皮ケア・抜け毛ケア向け発売年
2024年公式サイト
公式サイトを見る全成分
商品説明
解析チームです。今回は韓国コスメ発想を取り入れた頭皮ケアアンプル「スカルプターンヘアアンプル」(lilyeve)を解析します。48成分・3,500円という価格帯で、抗真菌成分を複数搭載した頭皮特化処方が最大の特徴。ただし、スタッツを見ると"髪の毛"へのアプローチには明確な限界が見えてきます。
総合点2.72点(平均3.0点を下回る)という結果の内訳を見ると、その"振り切り方"が鮮明になります。髪補修力1.1点は全項目中最低水準で、同価格帯平均を大幅に下回ります。一方で保湿力3.6点(平均比+0.6)・配合成分レベル3.4点・使用感3.4点はいずれも平均以上。つまりこの製品は「髪を補修するヘアケア」ではなく、「頭皮環境を整えるスカルプケア」に完全特化した処方設計です。育毛効果2.0点については後述の成分矛盾もあり、スコアが素直に反映されています。
クリンバゾール(EWG:4)はエルゴステロール合成を阻害し、頭皮の主要な悪玉菌であるマラセチア菌の細胞膜形成を根本から断つ抗真菌成分です。推奨配合量は0.5〜2%。これに加え、ピロクトンオラミン(EWG:4)はジンクピリチオンより高い抗真菌効果を持ち、pH6〜7で最大活性を発揮します。作用機序が異なる2成分を同時配合することで、フケ・かゆみへのアプローチを多角化。なお、クリンバゾールはGHS感作性1B物質に分類されており、頭皮への継続使用は濃度管理が前提となります。さらにサリチル酸(EWG:5)のBHA角質溶解作用が加わり、成分データによると「クリンバゾール × サリチル酸は抗フケ相乗効果あり」と記録されています。3成分が連携する抗フケ処方は、この価格帯では整った設計と言えます。
シクロデキストリン(EWG:1)はグルコースが環状につながった構造の内側が疎水性・外側が親水性という特異的な分子。この空洞に香料・薬効成分・油性成分を包接(ホストゲスト結合)し、安定化・徐放化・可溶化を一括で実現する機能性補助剤です。本品のように多種の植物エキスや精油が配合される処方において、成分の酸化・揮散を防ぐ"成分の護衛役"として機能します。余談ですが、東京大学大学院の研究によるとシクロデキストリンを用いた徐放システムは薬物送達(DDS)分野でも活用が進んでおり、化粧品への応用は近年急増しています。
カフェイン(EWG:3)は日本の医薬部外品有効成分(育毛剤)として承認実績を持つ機能性成分。脂肪分解促進・血行促進・抗酸化の三軸で頭皮環境にアプローチします。経皮吸収リスクが0.80と高く、有効成分として頭皮へ浸透しやすいという処方上の強みに転換できます。推奨配合量は0.5〜5%で、全成分リストの配合順からすると、有効量が確保されているかは配合量の非開示のため確認できない点は課題です。
ローズマリーエキス(EWG:2)の主成分ロズマリン酸・カルノシン酸は、活性酸素除去と血行促進作用を合わせ持ちます。成分データによれば「ローズマリー × セージエキスの抗酸化相乗効果」が確認されており、本品はこの両成分を共存配合。さらにウイキョウ種子エキスが血行促進で加勢する3層の植物性エイジングケアライン(ただしウイキョウはアレルゲン登録あり)が、エイジングケア力3.0点の底上げに寄与しています。
変性アルコールは全成分表示において水の次(2番目)に記載されており、相当量の配合が推測されます。EWGスコアは7(本品中最高リスクスコア)で、皮膚刺激・乾燥誘発リスクが指摘される成分です。収れん・浸透促進・溶剤機能を担い、冷感処方との相性は良いものの、継続使用による頭皮乾燥には注意が必要。成分間の注意情報として「変性アルコール×高分子保湿剤・オイル類・界面活性剤は濃度依存で拮抗」と記録されており、本品に配合されるPEG-60水添ヒマシ油(乳化剤)との配合バランスが処方設計の課題になりえます。またEDTA-2NaはEWG:6・生分解性0.40と環境残留性への懸念があります。
「頭皮環境に全振りした、フケ・かゆみ特化の割り切り処方」
髪そのものへのアプローチを捨て、頭皮の抗菌・角質ケア・保湿に資源を集中投下した潔い設計です。クリンバゾール+ピロクトンオラミン+サリチル酸という抗フケトリオを3,500円で入手できる点は、フケ・かゆみに的を絞るなら合理的な選択肢になりえます。ただし変性アルコールのEWG:7高配合とGHS感作性1B成分の多さは、安全性スコア2.1点として数字にも出ており、頭皮が敏感な方には慎重な姿勢が必要です。@cosme 5.6/7.0は感触の良さを支持していると推測され、使用感3.4点のデータと方向性は一致しています。
使用シーン別推奨度:
---
まだ口コミはありません。最初の口コミを書いてみませんか。
口コミを書く