総合点
2.19総合ランク
2911個中 1239位成分数
63植物エキスの数
3コスパ
0安全性
0素材の品質
0洗浄剤の品質
0洗浄力
0髪補修力
0育毛力
0使用感の良さ
0エイジングケア
0ホワイトニング効果
0保湿効果
0スキンケア力
<0環境配慮
0浸透力
0即効性
0持続性
0ツヤ感
0サラサラ感
0特に優れた素材
3注意が必要な素材
0メーカー
株式会社Global Style Japanブランド名
ルフト(LUFT)容量
500ml参考価格
1980円1mlあたり
4円KaisekiID
8045全成分
PPT洗浄成分を猛アピールするこちらのシャンプー。PPTといえば、あのPPTコラーゲン&シルクシャンプーがあまりにも有名ですが、こちらはその亜種のようです。
PPTコラーゲン&シルクシャンプーのすごいところは、最高級のPPT系洗浄剤がベースとなっているところ。ちょっと配合されているとか、添加されている、というのとワケが違います。
一方で、こちらのルフトシャンプーはどうかというと、ものすごーくちょびっとだけ配合(笑)。
このルフトシャンプーをPPT系シャンプーなどと言えるなら、世の中PPT系シャンプーは随分とたくさんある、ということになってしまいます。表現するなら、シンプルにアミノ酸系シャンプーというのが自然です。
PPTコラーゲン&シルクシャンプーはベースがペプチド系洗浄剤ですから、いかにコスト度外視というか、思い切った作りなのかが逆にわかるというものです。
基本はラウロイルメチルアラニンNaベースのアミノ酸系です。ここに、ココイルグルタミン酸TEA、ココイルメチルタウリンNaをミックスして、両性界面活性剤ラウラミドプロピルベタインを加えて比較的さっぱり系で低刺激なシャンプーとなっています。
これに、添加成分としてPPT系洗浄剤が加わっていますから、洗浄剤というよりも感触改良剤に近い役回りということが言えそう。
もっと微量で非イオン界面活性剤ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル配合ですから、洗浄剤としては感触をわりと重視した潤滑タイプ。洗浄力はやや低め。泡立ちもやや控えめといったところです。
添加成分はアミノ酸、植物エキス、セラミド、PPT、γ-ドコサラクトンというような構成です。植物エキスはオイルが中心で、艶や保湿、なめらかさを付与するものが大半です。イヌラクリスモイデ花/葉エキスという珍しい被膜形成成分がありますが、こちらも保湿効果とツヤ感が特徴です。アミノ酸も然り。
γ-ドコサラクトン、PPT、セラミドも指通りやツヤ、保湿効果ですので、全体としてベクトルは同じ方向に向いている印象。
あとは疑似セラミドの保湿効果もありますね。
ルフトケア&デザインシャンプーという名のこの商品ですが、たしかにケア、デザインという側面を持ったシャンプーです。
ケアという意味では様々なリペア成分が。
デザインという意味でも髪のツヤ、指通り、スタイリングをサポートする成分が存在しています。γ-ドコサラクトン+トリカプリル酸カプリン酸グリセリルはストレートスタイリング効果がありますからね。
決して悪くないシャンプーであると言っていいでしょう。
ただ、PPTシャンプーとは言えません。ほぼアミノ酸系シャンプーという方が近いです。
アミノ酸系であって、PPTじゃないと何が違うかというと、単純に数倍コストが高いPPT系のほうがはるかに仕上がりも、使用感も高級感が違います。そして、ケラチンPPTならはっきりとハリ・コシが、コラーゲンPPTならはっきりとまとまり感が表現されるのがPPTです。アミノ酸系はもっとぼんやりしています。
こういった違いがあることを認識しておきましょう。
また、ヘアケア系成分が多いシャンプーあるあるですが、頭皮にとって有益か問題。
頭皮にこれだけ皮膜成分やオイル成分が残るとなると、頭皮ニキビができやすい人には不向きとなります。洗浄力がちょっと低いのも、やはり頭皮重視の方には良くない結果になる可能性があるでしょう。
髪のコンディション重視の方向けのシャンプーということが言えると思います。
値段はともかく、本物のppt系シャンプーをお求めなら、PPTコラーゲン&シルクシャンプーを選ぶと良いでしょう。こちらがPPTの本物です。
PPT系という観点でいうなら、ルフトは偽物です。
ただ、シャンプーとしてルフトは品質が低いわけではありません。それなりに、アミノ酸系シャンプーとして、ヘアケア系シャンプーとしては悪くない内容です。潤いと、うねり改善を目的にするなら相性がよいと思えるでしょう。
アミノ酸系としてはコストが割と安いですし(最高級の洗浄剤ではないからですが)、アミノ酸系感を重視したいならこれを選ぶのもアリです。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストア+などを運営。