Ingredient Analysis

純石鹸

アニオン界面活性剤 50件の商品に配合 ID: 88599
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
-40

安全性
+0

素材の品質
-30

使用感
基本情報
成分名純石鹸
医薬部外品名カリ石ケン素地
慣用名・別名純石けん、石ケン素地、カリ石鹸素地
INCI名Potassium Soap
分子量変動(脂肪酸カリウムの混合物)
由来植物性
推奨配合濃度5〜20%
適正pH域9〜11
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +50
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +0
成分の素材品質・配合価値
安全性 -40
肌・頭皮への安全性
補修力 -30
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -30
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 -35
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 -30
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +60
環境負荷・生分解性の評価

概要

カリ石鹸素地(脂肪酸カリウム)を主体とする、添加物を含まない純粋な石鹸成分。天然油脂のアルカリ鹸化によって生成され、pH9〜11の強アルカリ性を示す。洗浄力は高いが、アルカリ性により毛髪キューティクルを膨潤・開口させ、NMF(天然保湿因子)を著しく溶出。石鹸カス(不溶性金属石鹸)を形成しやすく、ダメージヘアや敏感肌との相性が極めて悪い。生分解性は高く環境負荷は低い。

純石鹸の解析

純石鹸とは、脂肪酸カリウム(カリ石鹸素地)や脂肪酸ナトリウム(石ケン素地)を主成分とし、余分な添加物を一切含まない石鹸のことを指す。天然油脂(パーム油・ヤシ油・牛脂など)を水酸化カリウムや水酸化ナトリウムでアルカリ鹸化して生成される、最もシンプルで歴史ある洗浄成分である。

化学的な作用機序としては、アニオン界面活性剤として機能し、親水基と親油基を持つ両親媒性構造によって油性汚れをミセル化・乳化して洗い流す。洗浄力は非常に高く、皮脂汚れを強力に除去できる反面、肌・頭皮・毛髪の必要な油分やNMF(天然保湿因子)まで洗い流してしまう傾向が強い。特に毛髪に対してはアルカリ性(pH9〜11)によりキューティクルを膨潤・開口させ、タンパク質の流出を促進。これがダメージヘアでのきしみ・ごわつきの主因となる。

水道水の硬度が高い地域では、カルシウムやマグネシウムイオンと反応して石鹸カス(不溶性金属石鹸)を生成し、洗浄効果が著しく低下するうえ、肌や髪への白い残留物として付着するという特有の問題がある。軟水での使用では本来の洗浄力が発揮されやすい。

一方、生分解性の高さは純石鹸の大きなメリットであり、合成界面活性剤と比較して環境への残留リスクが低い。「無添加」「天然由来」というイメージも根強く、ナチュラル志向の消費者に支持されているが、実際の使用感・安全性は使用者の肌質・水質・用途によって大きく変わる点に注意が必要。敏感肌・乾燥肌・ダメージヘアへの使用は推奨できない。コンディショニング剤(カチオン界面活性剤)との混合は電気的に中和され双方の効果を失うため禁忌。

現代の精製された合成界面活性剤(アミノ酸系・ベタイン系)と比較すると、洗浄力の強さとpHの高さによるデメリットが目立ち、ヘアケア製品における単独使用には限界がある。ただし、石鹸文化の歴史的背景と生分解性・シンプルさという価値軸からは今なお一定の存在意義を持つ成分である。

相性の良い成分

クエン酸 グリセリン

相性の悪い成分・混合注意

硬水ミネラル カチオン系界面活性剤

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50件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)