Ingredient Analysis

ココイルグルタミン酸

アニオン界面活性剤 50件の商品に配合 ID: 5799
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
+50

安全性
+20

素材の品質
+30

使用感
基本情報
成分名ココイルグルタミン酸
医薬部外品名N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸
慣用名・別名アシルグルタミン酸(ヤシ油脂肪酸)
INCI名Cocoyl Glutamic Acid
由来半合成
推奨配合濃度3〜10%
適正pH域4.5〜6.5
EWGスコア2/10
コメドジェニック度0/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +40
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +20
成分の素材品質・配合価値
安全性 +50
肌・頭皮への安全性
補修力 +20
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +40
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +30
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +30
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +50
環境負荷・生分解性の評価

概要

ヤシ油脂肪酸とL-グルタミン酸の縮合物(アシルグルタミン酸塩)。アニオン界面活性剤に分類されるアミノ酸系洗浄剤の代表格。弱酸性を示し、皮膚・粘膜刺激が極めて低い。毛髪への吸着性が高くコンディショニング効果に優れる一方、単体では起泡力が弱く洗浄力も穏やかなため、他の洗浄剤との併用が基本。生分解性が高く環境負荷も低い。ベビー用・敏感肌用製品への採用が多い優良洗浄剤。

ココイルグルタミン酸の解析

ヤシ油脂肪酸とグルタミン酸が結合した「アシルグルタミン酸塩」に分類されるアニオン(陰イオン)界面活性剤。グルタミン酸はアミノ酸の一種であり、ヒト体内にも存在する成分。このアミノ酸骨格を持つことが、他のアニオン系洗浄剤(硫酸系・スルホン酸系)と根本的に異なる点であり、皮膚・粘膜への親和性の高さにつながっている。

弱酸性(pH4〜6程度)を示す点も大きな特徴。多くの洗浄剤はアルカリ性を示すが、ココイルグルタミン酸はもともと弱酸性に調整しやすく、皮膚の生理的なpHに近い環境を維持できる。これが「洗浄後に肌や髪がバリアを保ちやすい」理由のひとつ。洗浄力の強さは穏やかであり、必要な皮脂を根こそぎ奪わないマイルドな脱脂力が特長。

毛髪への吸着性が高く、洗浄後も成分の一部が髪表面に残留してコンディショニング効果を発揮する。これはアミノ酸骨格と毛髪ケラチンとの相互作用によるもので、しっとりとした洗い上がりをもたらす。「洗うだけでケアされる」洗浄剤といえる性格を持つ。

課題は泡立ちの弱さ。もともと起泡力が低い上、皮脂・整髪料成分が存在するとさらに泡が消えやすい。このためほぼすべての製品でラウロイル系・コカミドプロピルベタインなどの補助洗浄剤・起泡助剤と組み合わせて使用される。ベース洗浄剤としてではなく「質を高める洗浄剤」として機能する成分といえる。

安全性面では、ベビーシャンプーへの採用実績が示すとおり、アニオン界面活性剤の中でも最高水準の低刺激性を誇る。皮膚一次刺激・眼刺激・感作性(アレルギー)いずれも極めて低いと報告されており、敏感肌・乾燥肌・頭皮トラブルを抱える人に向くシャンプーによく配合される。生分解性も高く、環境への負荷も小さいことから、エコロジー志向の処方にも採用されやすい。

相性の良い成分

ココイルメチルタウリンNa ラウロイルグルタミン酸Na グリセリン パンテノール

相性の悪い成分・混合注意

強アルカリ剤 陽イオン界面活性剤

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