カテゴリ:洗い流さないトリートメント
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一部の成分に注意が必要です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因皮膚感作性1件・経皮吸収23件
メーカー
ファイントゥデイブランド
fino(フィーノ)容量
70ml参考価格
1271円1ml単価
18.2円JAN
4901872471997ASIN
B09F5QYWFZ発売日
2021年9月15日ID
11816製造国
日本シリーズ名
プレミアムタッチ対象の髪タイプ
ダメージ毛・乾燥毛向け公式サイト
公式サイトを見る使い方
商品説明
解析チームです。フィーノ プレミアムタッチ 浸透美容液ヘアオイルを成分レベルで分解しました。@cosmeベストコスメ受賞の実績を持つロングセラー品ですが、スタッツを見ると「なるほど、そういう製品か」と腑に落ちる設計が見えてきます。
スタッツで際立つのは使用感4.7点(平均+1.7)という数字で、5点満点評価において「圧倒的」に分類されるトップクラスのスコアです。一方、髪補修力は2.1点と平均を大きく下回り、スカルプケア力は0.7点という数値はスカルプ目的での使用を想定していない処方であることを示しています。この落差は偶然ではなく、全成分の配合順が答えを出しています。
成分表の先頭をイソドデカン(揮発性軽質油)が占め、続いてシリコーン系(ジメチコン・ジメチコノール)が並ぶ構造は、感触・ツヤ・指通りを最優先した処方判断の表れです。セリシンや加水分解コンキオリンといった機能性タンパク質は配合順の後半に位置しており、主軸はあくまで「使用感の完成度」にあります。保湿力2.9点(標準的)、安全性2.7点(やや物足りない)も処方の特性と一致しています。
処方の設計図 ─ 成分グループ別の重心
全23成分。油剤+シリコーンが処方の約半数を占め、使用感重心の設計が明確。
全成分の筆頭に位置する揮発性炭化水素系油剤。EWGスコア1の安全性を持ちながら、塗布直後の超軽量テクスチャーと乾燥後のサラサラ感を担う「感触設計の主役」です。推奨配合量1〜30%の範囲で広く使われており、この製品の使用感4.7点の基盤を作る成分です。揮発性があるため、べたつきの少ない仕上がりに直結します。
ジメチコン(EWG:3)が髪表面のキューティクルを平滑化し光沢を与え、アモジメチコン(EWG:3)がダメージ部位に選択的吸着してコンディショニングを補強する二段構成になっています。アモジメチコンはアミノ基を持つカチオン性シリコーンで、ダメージで負に荷電した毛髪への親和性が高く、ジメチコノールとの組み合わせで持続力を高めることが確認されています。ただし、シリコーン系全般に蓄積性の懸念があり、使い続けた場合の毛髪への負荷については考慮が必要です。
植物ステロール(フィトステロール)骨格を持つアミノ酸系複合エステルで、セラミドに類似した構造により毛髪CMC(細胞間脂質)の補修を狙った成分です。推奨配合量1〜3%、生分解性スコアは0.70と高く環境負荷も比較的低い点は評価できます。ただし、配合順は12番目と後半寄りで、処方設計における優先度はシリコーン群より低く設定されています。
セリシンはカイコの繭由来タンパク質(生分解性0.90)で、セリンを約30%含む構成が毛髪との親和性を高めます。加水分解コンキオリンはアコヤガイの真珠層由来で、平均分子量600〜2200のポリペプチドが毛髪へのコンディショニング効果を担います。両者は配合順の後半に位置するため、配合量は限定的と推測されます。余談ですが、Nature Materials誌の報告によるとコンキオリンのペプチド配列は強靭な積層構造を形成し、美容成分としての機能性研究が近年活発化しています。
グリセリン(EWG:1、推奨配合量3〜10%)とBG(EWG:1)は保湿力を相乗的に高める鉄板の組み合わせですが、両成分は全成分表の後半(グリセリン20番目、BG14番目)に位置しており、配合量は多くないと考えられます。これが保湿力2.9点(標準的)という評価に表れています。スクワランも皮脂成分との親和性が高いエモリエント成分(EWG:1)として配合されていますが、同様に後半の配合です。
安全性の内訳 ─ EWGスコア分布(データあり16成分)
EWG 3:ジメチコン、ミリスチン酸イソプロピル、アモジメチコン
EWG 4:(C13-16)イソパラフィン、(C10-13)イソパラフィン
GHS感作性1B:フェノキシエタノール(防腐剤)─ パラベン代替として広く使われるが、感作性カテゴリー1Bに分類。
「感触全振り、補修は二の次のツヤ出し特化型アウトバスオイル」
処方の上位を軽質油剤とシリコーン類が独占する設計は、使用感4.7点という圧倒的スコアを生み出す一方で、髪補修力2.1点・スカルプケア力0.7点という数値からも分かるように、傷んだ髪の内側からのケアや頭皮ケアには機能的に限界があります。「毎朝の指通りとツヤを整えるスタイリングオイル」として割り切って使う製品と捉えると評価が安定します。
@cosmeスコア5.1/7.0という市場評価は使用感の良さが牽引しており、解析スタッツの使用感4.7点と方向性は一致しています。ただし口コミで「ダメージ補修を感じた」という声は、シリコーンコーティングによる一時的な手触り改善を補修と受け取っている可能性が高く、成分レベルでの補修効果とは区別して考える必要があります。
使用シーン別推奨度:
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