Ingredient Analysis

BHT

成分 50件の商品に配合 ID: 1199
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
-25

安全性
-10

素材の品質
+0

使用感
基本情報
成分名BHT
医薬部外品名ジブチルヒドロキシトルエン
慣用名・別名ブチル化ヒドロキシトルエン, ジブチルヒドロキシトルエン, 2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルフェノール
INCI名BHT
化学式C15H24O
分子量220.35 Da
由来合成
推奨配合濃度0.01〜0.1%
EWGスコア7/10
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載
カテゴリ 成分
BHTの分子構造
分子構造・化学式イメージ
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 -10
成分の素材品質・配合価値
安全性 -25
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -20
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +0
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +0
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -40
環境負荷・生分解性の評価

概要

ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)。脂溶性フェノール系合成酸化防止剤。ラジカル連鎖反応を断ち切ることで油脂・香料・色素の酸化劣化を抑制し、製品安定性を維持する。食品・プラスチック・ゴム・医薬品・化粧品と幅広い産業で採用される汎用安定剤。変異原性・催奇性の疑いが動物実験で報告されており、1970年代以降食品への使用は各国で自粛・規制が進む。化粧品における通常配合量では急性毒性は低いが、脂肪組織への蓄積性・生態毒性・環境負荷が指摘される。

BHTの解析

BHT(ブチル化ヒドロキシトルエン)は、化学名「2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルフェノール」と呼ばれる合成フェノール系酸化防止剤だ。化粧品における役割はシンプルで、製品中の油脂・香料・色素が空気中の酸素によって酸化・変質するのを防ぐ「製品の寿命を延ばす成分」に相当する。いわば冷蔵庫の役割を分子レベルで担っている。

作用機序は、酸化連鎖反応の引き金となるフリーラジカルをBHT分子自身が捕捉・失活させることによる。BHTのフェノール性OH基が水素ラジカルを供与し、酸化反応の伝播を遮断する。この機構はビタミンEと類似しており、同じフェノール系酸化防止剤であるBHA(ブチルヒドロキシアニソール)と組み合わせると相乗効果が得られる。

しかし安全性については賛否が分かれる成分でもある。食品安全の観点では、内閣府食品安全委員会や海外機関が動物実験でラットの肺腫瘍発生・脂肪組織への蓄積・妊娠ラット由来の子への奇形(無眼球)などを報告。米国では1970年代以降乳幼児食品への使用が禁止され、食品業界全体での自粛が進んだ。一方、化粧品・医薬品分野では通常配合量(0.01〜0.1%程度)での使用が継続されており、皮膚刺激・感作性・光毒性はいずれも低いとされる。

環境面でも懸念がある。BHTは水生生物への毒性が報告されており、生分解性も高くないため、製品が河川・海洋に流れ込んだ際の生態系への影響が問題視されている。サステナビリティを重視するブランドがBHTを避け、トコフェロール(ビタミンE)やローズマリーエキスなどの天然由来酸化防止剤へ切り替える動きもこの流れを反映している。

消費者視点では、BHTが配合されている製品を避けることは可能だが、代替成分の有効性・コストも製品品質に影響する。「安価・高効果・長い使用実績」を持つBHTは利便性において優れる一方、長期使用・大量暴露・脆弱層(乳幼児・妊婦)への配慮を考慮した場合、リスク評価は慎重に行うべき成分といえる。

相性の良い成分

BHA

相性の悪い成分・混合注意

鉄塩類 銅塩類

BHTを含む商品ランキング

50件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)