Ingredient Analysis

石ケン素地

アニオン界面活性剤 50件の商品に配合 ID: 86983
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
-25

安全性
+0

素材の品質
-30

使用感
基本情報
成分名石ケン素地
医薬部外品名石ケン素地
慣用名・別名脂肪酸ナトリウム、石鹸素地
INCI名Soap
由来動物性,植物性,半合成
推奨配合濃度5〜30%
適正pH域8.5〜10.5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +55
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +0
成分の素材品質・配合価値
安全性 -25
肌・頭皮への安全性
補修力 -15
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -30
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 -35
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 -30
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +35
環境負荷・生分解性の評価

概要

石ケン素地は油脂(牛脂・パーム油・ヤシ油等)を水酸化ナトリウムでケン化した脂肪酸ナトリウム塩の混合物。固形・粉末石けんの主洗浄成分。アルカリ性(pH9〜10)が高く、毛髪・皮膚の弱酸性環境を乱し、キューティクル膨潤・タンパク質変性を引き起こす。洗浄力は高いが、油脂分を過剰に除去し乾燥・きしみの原因となる。硬水ではカルシウム石けんカスが生成しやすい。

石ケン素地の解析

石ケン素地は、いわゆる「石けん」そのものの主成分であり、天然油脂と苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)のケン化反応によって生成される脂肪酸ナトリウム塩の混合物である。固形石けんや粉石けん製品に広く使われており、「無添加」「天然由来」として訴求されることが多いが、その実態はかなり強いアルカリ性洗浄剤だ。

石けんのpHは通常9〜10前後と高く、健康な皮膚・頭皮のpH(4.5〜5.5)や毛髪の等電点(pH3.5〜5.0)から大きく逸脱している。このアルカリ刺激によりキューティクルが膨潤・開口し、タンパク質流出や水分蒸散が促進される。洗い上がりのきしみや乾燥感は、このメカニズムに起因する。クエン酸リンスなどで中和することで一定程度改善されるが、根本的な弱点は残る。

類似成分であるカリ石ケン素地(脂肪酸カリウム塩)は液体石けんに使われ、やや刺激が少ないとされるが、本質的な課題は共通。一方、現代のアミノ酸系・ベタイン系界面活性剤と比較すると、pHの穏やかさ・低刺激性・コンディショニング性のいずれも劣る。

環境面では生分解性が高く、合成界面活性剤よりも環境負荷は低いとされる。しかし硬水環境では石けんカス(脂肪酸カルシウム)が生成し、排水管や皮膚への付着問題も生じる。「天然由来=肌に優しい」というイメージは必ずしも正確ではなく、成分の本質的な化学的性質を正しく理解して使用することが重要。

相性の良い成分

グリセリン クエン酸

相性の悪い成分・混合注意

クエン酸 酸性成分 陽イオン界面活性剤

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