カテゴリ:洗い流さないトリートメント
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
安全性が高い商品です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因経皮吸収32件
メーカー
ジェイピーエスラボ株式会社ブランド
unlabel アンレーベル容量
100ml参考価格
1650円1ml単価
16.5円JAN
4573350881972ASIN
B0C23QBK8Y発売日
2011年1月2日ID
11422全成分
商品説明
解析チームです。1,650円という価格帯ながら、配合成分レベルと保湿力がともにトップクラス評価を獲得した話題のヘアオイル。成分の密度と処方の巧みさを軸に、徹底解析します。
unlabel Vリペア ヘアオイルは、解析ドットコムの758商品中61位(総合3.62点)に位置する実力派。特筆すべきは使用感5.0点(満点)・配合成分レベル4.6点・保湿力4.6点という三冠で、いずれも「圧倒的」と評価できる水準です。一方で髪補修力2.8点は「やや物足りない」、スカルプケア力は2.1点と「ここが弱点」と言わざるを得ない乖離があります。1,650円という価格でこの成分密度を実現している点はコスパ面でも評価できますが、補修力への過度な期待は禁物です。
スタッツ解析
平均3.0点 / 5点満点 ※太線=平均ライン
成分数32個の内訳を見ると、ヘアオイル系製品としては高機能補修成分の積み上げが際立ちます。ただし配合順上位にPG(EWGスコア4)が来ており、旧指定成分への配慮が必要な方は念頭に置いてください。環境面では、生分解性の低いジメチコン・シクロペンタシロキサン(各0.20)が複数含まれる点も見逃せません。
32成分の中から、処方設計の核となる5成分を深掘りします。
由来:植物性・半合成 / 生分解性:0.70 / 0.80
本処方最大のギミックは2種のラクトン系成分の同時配合です。γ-ドコサラクトン(エルカラクトン)は日本精化が開発した毛髪アンチエイジング成分で、ドライヤー・アイロンの熱エネルギーをトリガーに毛髪ケラチンのリシン残基と共有結合を形成し、ダメージホールを物理的に閉塞します。シャンプー後も結合が持続する「洗い流されない」補修機序が特徴です。
一方のメドウフォーム-δ-ラクトンも加熱時にアミド結合を形成しキューティクルの疎水性を付与。2成分が異なるアミノ酸残基に作用することで補修カバー域が広がる設計と考えられます。さらに、γ-ドコサラクトンは処方中のシクロペンタシロキサン・トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルと相乗効果が確認されており、本処方にはその両方が含まれている点は「処方設計の巧みさ」として評価できます。
EWGスコア:各1〜2 / すべてCIR Safe as Used
セラミドEOP(旧称セラミド1)・セラミドAP(旧称セラミド6Ⅱ)・セラミドNP(旧称セラミド3)・セラミドNG・セラミドAGの5種を一挙配合。さらにラメラ構造の安定化に不可欠なコレステロールが加わることで、角質細胞間脂質が本来持つ三層構造(ラメラ構造)の模倣精度が高まります。
ハーバード大学のエルイアス博士らの研究(Elias PM, 2012)でも、セラミド・コレステロール・脂肪酸の3成分が1:1:1に近い比率で存在するときにバリア機能が最大化されることが示されています。本処方では脂肪酸系成分(イソステアリン酸等)も含まれ、バリア再建の三角形が成立しています。EWGスコアが最安全の1で揃っている点も安心材料です。
由来:半合成 / 生分解性:0.80 / CIR Safe as Used
旭化成が開発した世界初のジェミニ型アミノ酸界面活性剤「ペリセア」。二鎖三親水基構造という特殊な分子設計により、わずか1分で毛髪内部への浸透が確認されています。単なる補修成分ではなく、他の有効成分の浸透を底上げする「デリバリー役」としての機能も担います。
処方中のシクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール(Neosolue-Aqulio)も水溶性・油溶性の両方に溶ける両親媒性浸透助剤で、ペリセアとの協働によりテトラヘキシルデカン酸アスコルビルやセラミドの髪への到達率を高める設計と読み取れます。生分解性0.80と環境負荷が比較的低い点も評価ポイント。
EWGスコア:4 / JP規制:医薬部外品承認成分 / 経皮吸収リスク:0.60
VC-IPとも呼ばれる油溶性ビタミンC誘導体。通常のビタミンCと異なり皮脂に親和性が高く、角質層への浸透性に優れます。メーカーはこの成分に超高圧加工処理を施すことでさらに浸透力を向上させていると説明しています。経皮吸収リスクが0.60と処方内でも高めの部類に入り、有効成分としての浸透力の高さを示すデータです。
チロシナーゼ阻害による美白作用、48時間以上の持続型抗酸化、コラーゲン生成促進と多機能。処方中のトコフェロール(ビタミンE)・フラーレンと組み合わさることで抗酸化の三重スタックが成立しており、エイジングケア力3.9点の基盤を構成しています。ただしEWGスコアは4で、敏感傾向の方は配慮が必要です。
EWGスコア:2 / 生分解性:0.20(低) / マイクロプラスチック分類
炭素60個がサッカーボール状に結合したC60。「触媒型」抗酸化剤として自身が消耗せずに活性酸素を無害化し続ける点が他の抗酸化成分との最大の違いです。紫外線による分解耐性も高く、持続型の毛髪キューティクル保護として機能します。
一方で、マイクロプラスチックに分類される成分であり、生分解性0.20という低さは環境負荷の観点から留意が必要です。同じく配合されているジメチコン・シクロペンタシロキサンも生分解性0.20であり、本処方は機能性と環境配慮のトレードオフを内包しています。EWGスコアは2で皮膚安全性は問題ありません。
ここが強い
ここが弱い
「成分オタクが唸る処方設計を、満点の使用感に落とし込んだ"体験重視型"ハイスペックオイル」
配合成分レベル4.6点・保湿力4.6点・使用感5.0点という三点でトップクラスの数値を叩き出しながら、1,650円という価格に収めている点は純粋に評価できます。超高圧処理VC-IP、デュアルラクトン補修システム、5種セラミド複合体など、個々の成分の作用機序が処方全体で有機的に連携しており、単なる成分の列挙とは一線を画します。
ただし髪補修力2.8点が示すように、「成分の存在」と「補修効果の大きさ」は別の話。ダメージ補修を最優先する場合は、補修力4点台以上の専用トリートメントとの併用を検討する余地があります。
使用シーン別 適合マップ
毎朝スタイリング前のさらツヤ仕上げ
使用感満点の軽さと持続コーティングが真価を発揮
ドライヤー前の熱ダメージ対策
デュアルラクトンが熱を補修エネルギーに変換
乾燥・パサつきが気になる季節ケア
5種セラミド複合体による保湿力4.6点が機能する
紫外線が強い日の日中使い
フラーレン+VC-IPの抗酸化コンビが活躍
重度ダメージ毛への集中補修目的
髪補修力2.8点。この用途では力不足の可能性
頭皮ケアを兼ねたオイル選び
スカルプケア力2.1点。設計の対象外と判断
口コミデータが現時点でゼロのため市場評価との照合はできませんが、使用感5.0点という処方側の数値を考えると、テクスチャーや軽さへの満足度が口コミ上でも高く出る可能性があります。一方で補修実感については数値との乖離が生じるケースも想定されます。蓄積されるレビューの動向に注目したい商品です。