モンゴ流シャンプーEX (2021)の解析結果 | シャンプー解析ドットコム 

モンゴ流シャンプーEX (2021)の解析結果

総合点0.12
2824個中2761位
品質-1 %
成分数85
1mlあたり12.6円 %
安全性0.6 %
エキス類19
全成分
詳細情報
  • モンゴ流シャンプーEX (2021)の詳細情報
  • [発売日]
  • [JANコード]
  • [ランキング] 2761位 2824個中/
  • [ポイント(5点中)] 0.12点
  • [ジャンル] S
  • [容量] 350ml
  • [参考価格] 4400円
  • [1mlあたり] 約 12.57円
  • [商品ID] 8193
  • [ASIN]
  • [商品サイズ]
  • [商品重量] g
  • [成分数]85
  • [洗浄剤数]11
  • [エキス類]19
  • [特に優れた成分]6
  • [要注意成分]0
販売元による宣伝文
●モンゴロイドの豊かな髪の秘密をヒントに開発された自然派スカルプシャンプー。
●天然植物成分に加え、洗浄成分もさっぱり感と潤いを兼ね備えたアミノ酸系などを組み合わせて配合。
●頭皮へのアプローチはもちろん、髪のダメージなどにも多角的に働きかけ、健やかな頭皮と、自然なハリコシ・ボリュームのある髪へと導きます。
モンゴ流シャンプーEX (2021)解析チャート

モンゴ流シャンプーEX (2021)の解説

2021年リニューアル版のモンゴ流EXシャンプー。

とにかく、要素が多すぎて、どこを目指しているのかわからないというのが第一印象です。

概要

基本はアミノ酸系シャンプーであり、そこに様々な要素が絡み合ってぐっちゃぐちゃ、という感じの内容。

ぐっちゃぐちゃ、と言うと聞こえが悪いですが、実際問題ものすごい種類の素材が投入されているのです。

特徴をまとめると、

  • 基本のアミノ酸系洗浄剤+あれもこれも・・
  • 一見すると、全てを持ち合わせている。言い方を変えると過ぎたるは及ばざるが如し。

このような製品です。順を追って見ていきます。

メーカーについて

アルファウェイ。なんといってもモンゴ流の製造販売会社として知られる企業です。

どんな商品?詳しく解析

モンゴ流といえばそんなイメージですが、とにかく成分数が多い。ちょっとやそっと多いのではなく、尋常ではない数の成分がひしめき合っています。

1つ1つを見ると、ペリセア、ヘマチン、疑似セラミド、キトサンなど、髪にも頭皮にも一級品の如くメリットがありそうに思える内容ですが、いかんせん数が多すぎ。

数が多いと、1つ1つの濃度はある程度比例して薄くなるのは必然です。

添加して入れられる総量というのは、使用感などを考えてどうしても限界があるので、種類が増えるほど濃度が薄まるということです。

そうした意味では、成分の数が多い=良い製品と考えるのは早計です。

そして、モンゴ流のように突出して多い場合はとくに気をつけるべきでしょう。

すべてを叶えてくれるようで、何も手にできない、ということになりかねませんから。

デメリットは?

成分だけ見て、あれが入っているからこういう効果があるな、という単純な見方ではモンゴ流を正しく分からないということです。

洗浄剤だけでも13種類以上、ということは1つ1つの特徴だけ見ても正しく予測できないことになります。アミノ酸系もあればオレフィンスルホン酸Naもある、カラー退色防止効果のあるラウロイルメチル-β-アラニンタウリンTEAもあるし、最高級のペプチド系洗浄剤もある。

しかし、最高級の洗浄剤が含まれるからといっても13個の中の1つの洗浄剤似すぎず、濃度はきわめて低いのは自明です。

なので、この素材の配合がそれほど意味を持っているとはいえないということになります。

まとめ

どういうシャンプーか、と言われれば、アミノ酸系っぽいシャンプー、ということです。

他に色々なものが含まれるが、意味を見いだせるほどの影響力は期待できないというのが本音のところ。

出汁を取るにしても、何十種類も混ぜ合わせれば美味しくなる、というものではないのと同じように、本当に良い素材なら本来それだけでも成り立つはずという見方もできますね。

このシャンプーには良い素材も散見されますが、突出したクオリティというほどではなく、さらにこれほど混沌の中に放り込まれては何かを期待することさえ難しいとみます。

これほどの混沌に、4000円という支払いをしてまで何かを期待することはそれほどオススメしません。

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世界初ジェミニ型(双子型)両親媒性物質・通称ペリセア。洗浄剤の刺激緩和のほか、髪のコーティング、有効成分の浸透補助、髪の強度アップなど多岐にわたる効果を発揮。毛髪内部に極めて短時間(約1分!)で浸透しダメージ修復。肌のキメを整える美肌効果も。
ジラウロイルグルタミン酸リシンNa
保湿・吸湿性を持つ滑らかな感触を残す特徴。ビタミン・ミネラル・アミノ酸・抗菌成分など180種類以上の成分を含む美容効果にうれしい成分でもあります。
ハチミツ
・肌の引き締め成分として硫酸亜鉛を添加しています。
硫酸亜鉛
・カチオン化ケラチン配合で髪の強度をやや向上させます。
ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解ケラチン
アルコールの一種で、 2-イソプロピル-5-メチルシクロヘキサノール とも呼ばれる。ハッカに含まれ、清涼感、血行促進作用を付与します。
メントール
主に豚の血液中のヘモグロビンからグロビンを分離したもの。髪のケラチンへの強い結合力により、毛髪補強,脱毛の抑制,活性酸素除去,チオグリコール酸(パーマ)臭除去,染毛促進など、幅広い有効性を与える。近年、過酸化水素の除去能が白髪の抑制に役立つ可能性も取り沙汰されている。
ヘマチン
防腐剤。パラベンと代替としてマイルド系防腐剤として用いられることが多いが、実際のところ肌刺激性では双方に有意な差はない。防腐能力についてはパラベンより低く、他の防腐剤と組み合わせて使うことで必要な能力を引き出すタイプ。パラベンがないからといって、フェノキシエタノールならソフトである、という解釈はあまり良い判断ではないが、防腐能力がソフトという点ではやや優しい。
フェノキシエタノール
・ヒマワリ種子エキスはヒマワリ種子より抽出したセラミド、糖質、リン脂質の働きで肌の保湿機能改善、キューティクル接着強化といった働き。
ヒマワリ種子エキス
・安息香酸Naはエゴノキ科アンソウクコウノキ樹脂由来の抗菌剤で、安全性の面から1%以下の配合量規制。安定性を考えてパラベンを併用することが多い。全ての化粧品に対して、安息香酸Al、安息香酸Naなどの安息香酸塩類の合計量は100g中に1.0gまで。
安息香酸Na
マメ科の植物甘草の根から抽出したエキス。グリチルリチン酸を豊富に含み、細胞レベルでの抗炎症作用や美白作用を期待されます。
カンゾウ根エキス
アミノ酸型の洗浄剤の中でもとりわけエモリエントで、単体では泡立ちが非常に少ない。肌に非常にソフトで、高いコンディショニング作用があります。ベビーシャンプーやダメージヘア用シャンプーで頻出します。他の泡立ちを補助する界面活性剤との併用が必須。
ココイルグルタミン酸TEA
イラクサ科蕁麻の葉から得たエキス。アセチルコリン、カロチノイドなどを含有し、収れん作用、整肌作用を付与。
イラクサ葉エキス
セリ科オランダカラシから得たエキス。辛味配糖体シニグリン(ミロン酸カリウム)やビタミン類を含み、血行促進作用、抗菌作用、発毛・皮膚細胞活性化作用があるとされます。
オランダカラシエキス
リンドウ科の2年草で、細胞活性作用、抗炎症・血行促進作用を付与します。
センブリエキス
マグワ根皮は桑白皮(そうはくひ)とも呼ばれます。チロシナーゼ活性阻害による色素沈着抑制効果を付与。また、抗炎症、抗酸化、毛髪の休止期を短縮し成長期を伸ばす育毛効果、消臭作用などを付与。
マグワ根皮エキス
バラ科吾亦紅のエキスです。タンニン、サポニンを含み、血行促進、抗菌作用などを呈します。
ワレモコウエキス
スペアミント油
殆どの場合、無水エタノールのこと。無水エタノールはエタノール99.5vol%以上含有のものをいう。
エタノール
肌の表面を保湿する素材で、安全性が高く、しっとり感の強い感触が特徴です。石鹸の副産物としても発生します。含有量95%以上のものを濃グリセリンと呼びます。
グリセリン
アミノ酸型洗浄剤の中でもバランスの良さはトップクラス。適度な洗浄性、泡立ちの安定性、低刺激、コンディショニング効果や、ベタつきの少なさなど、シャンプーとして使われる場面では優秀な使用感を提供する。
ココイルメチルタウリンNa
アミノ酸型洗浄剤の中で中性タイプといえる素材。洗浄力とコンディショニング効果のバランスが良く、比較的さっぱり系の洗い心地と指通りを得ることもできるでしょう。アミノ酸系シャンプーを欲しいがあまりしっとりさせたくない時に適する。
ラウロイルメチルアラニンNa
抗菌作用、美白作用、育毛作用、抗炎症作用、角質細胞賦活作用
ユーカリ葉油
1,3-ブチレングリコールのことです。抗菌・溶剤、減粘剤、香料としても使われます。石油から精製される他、サトウキビから精製されるBGもあります。皮膚に潤いを持たせる他、製品安定剤として使われることも。
BG
塩化トリメチルアンモニオヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロースと呼ばれる素材。植物セルロース由来の成分で、カチオン性でありダメージの保護、コーティング効果、保湿性を付与します。
ポリクオタニウム-10
エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム。キレート効果による品質安定剤として。
EDTA-2Na
両性界面活性剤。洗浄剤としての陰イオン界面活性剤な部分と、コンディショナーとしての陽イオン界面活性剤の部分を併せ持つ界面活性剤。主には主洗浄剤の粘度調整や洗浄力の緩和、コンディショニング作用の付与を目的に使われる。両性界面活性剤単体で使うと皮膚に刺激性があるため、メインでは用いられることは少ない。組成名ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン水溶液という。
コカミドプロピルベタイン
炭素数3のグリコールです。異性体にプロピレングリコールがあります。抗菌・保湿剤として用いられ、安全性が高いと言われていますが、実は天然由来を謳うわりにBGやPGとさほど危険性は変わらない可能性があると言われている。
プロパンジオール
イコセン酸が7割以上を占める独特な組成のオイルで、油性感の少ない軽い感触のオイルです。人の皮脂に近い特徴があり、液状のため非常に使用感がなめらかなオイルです。
ホホバ種子油
ラウレス硫酸ナトリウムなどと同等以上の脱脂力を持ち、起泡力も強い。仕上がりは典型的なさっぱり系で、コンディショニング作用はほとんど期待できずクレンジング目的・泡立ち増強の目的で配合される。
オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
チャ葉から抽出したエキスです。抗菌作用が優れ、タンニンの収れん作用、ビタミン類の抗酸化作用、アミノ酸の保湿作用など付与します。
チャ葉エキス
キトサンにカルボキシメチル基、サクシニル基を導入し、高い性能と安定な配合を可能にしています。ヒアルロン酸と同等の吸湿性、ダメージ補修能力、幅広いpHをカバー、肌への保湿効果、コーティング特性の高さ、柔軟性に富んだ仕上がり、安全性の高さ、皮膚親和性の高さが特徴。
カルボキシメチルキトサンサクシナミド
セイヨウハッカ油
カプリリルアルコールのポリプロピレングリコールエーテルです。シリコンの代替としても用いられる他、シリコンとの併用で均一性の高い皮膜を形成し、ツヤ感をアップさせる効果も。
PPG-3カプリリルエーテル
イラクサ科セイヨウイラクサの葉から得たエキス。抗アレルギー作用など。
セイヨウイラクサ葉エキス
アミノ酸型洗浄剤ですが、粘膜刺激が低く、洗浄力も温和で、それなりに泡立ちがあり、とても使用感がソフトで使いやすい洗浄剤です。高価な部類の洗浄剤ですが、特に肌に優しいシャンプー作りの中で使用感も両立させたい場合に重宝するでしょう。すすぎ性がきわめて良好。さっぱりした感触に仕上がる。
ラウロイルアスパラギン酸Na
抗真菌作用をはじめ、皮膚糸状菌、酵母、グラム陽性菌・グラム陰性菌など幅広く殺菌・防腐作用を示す。pH6-7に調整する必要があり、逆にいえばピロクトンオラミン配合の製品はこの範囲のpHであることが推察される。ジンクピリチオンなど他の抗真菌剤よりも効果が高い。その殺菌効果の高さゆえ、頭皮・皮膚の常在菌を必要以上に滅してしまうことには注意したい。環状のヒドロキサム酸誘導体であるピロクトンとエタノールアミンによる塩である。
ピロクトンオラミン
糖系の非イオン界面活性剤で、洗浄性と泡立ちが優れます。他の洗浄剤と組み合わせて刺激性を抑制したり、使用感を改善する目的で使われます。
デシルグルコシド