解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
サニープレイスブランド名
サニープレイス容量
800ml参考価格
1980円1mlあたり
2.5円JANコード
4580206401178ASIN
B008ZLQXIY発売日
20120819KaisekiID
1712全成分
解析チームです。今回は、"知る人ぞ知る"どころか、ヘアケア通なら一度は聞いたことがあるであろうロングセラートリートメント、「サニープレイス ザクロ精炭酸トリートメント」を徹底解析。プロユース品質を家庭でも体感できる製品を展開するサニープレイスが、10年以上も販売を続けてきたこの製品、果たしてどれほどの実力を秘めているのか。データと成分の両面から、真の実力を掘り下げていきましょう。
「サニープレイス ザクロ精炭酸トリートメント」は、全2,597製品中176位という実績。総合評価は2.61点とやや控えめな印象ですが、見逃せないのは安全性5.7点、素材グレード3.6点というスペック。これは、「いち髪W保湿ケア」や「パンテーンミラクルズ」などの人気製品(いずれも安全性3.8〜4.2点)を大きく上回る数値です。
また、スカルプケア力も4.0点と高く、単なる毛髪補修にとどまらず、頭皮環境まで配慮された設計である点が光ります。一般的なトリートメントが"髪表面の手触り"に重点を置く中、本製品は"頭皮と髪の両立ケア"を主軸とする構成。48種もの成分配合は一見多く感じますが、実際は全てが緻密に設計されており、"美容液級"の処方とも言える内容です。
2012年から10年以上、リニューアルを繰り返さずに販売されていること自体が、この処方への確固たる自信と、ユーザーの支持の証明。流行に左右されない、静かなロングセラーの強さを感じさせます。
“1分で浸透する補修の天才”とも言える成分。世界初のジェミニ型両親媒性物質として、毛髪内部に浸透して修復、かつキューティクルを滑らかにコート。一般的なシリコンやカチオン系では実現できない、内側からのダメージ補修を可能にします。haruやディアボーテHIMAWARIには非配合。
抗酸化力はビタミンEの1000倍以上、βカロテンの40倍以上という驚異のスペック。紫外線や皮脂酸化ストレスから頭皮と毛髪を守るスーパー成分。海産物由来で、加熱により赤くなる現象は、アスタキサンチンがタンパク質から遊離するためです。
微細な多孔質構造により、ニオイや皮脂を吸着。シャンプーと違い、トリートメントに炭を配合している例は極めて珍しく、「毛穴汚れ×補修」両面を狙ったハイブリッド処方と言えるでしょう。
いずれも抗炎症・血行促進・ホルモン様作用を持つ植物成分。頭皮の赤み・かゆみなどの炎症性トラブルを抑制しながら、アンチエイジングにもアプローチ。特にザクロ種子エキスに含まれるエラグ酸は、アルブチンの100倍以上の美白作用を持つとされており、頭皮のエイジングに悩む方にこそ注目してほしい成分です。
「ザクロ精炭酸トリートメント」は、まさに“気付かれない凄さ”を持つ、実直で高機能なトリートメント。10年を超えるロングセラーの裏には、宣伝ではなく成分力と肌への誠実さがありました。
カチオン界面活性剤を避け、ペリセアやアスタキサンチンといった高単価成分を惜しみなく投入。美容液とスカルプケアを一本で叶える処方は、他にあまり例を見ません。毎日のケアで頭皮も整えたい人、肌が敏感で一般的なトリートメントではかゆみが出る人には、強くおすすめしたい一本です。
“ツヤ感爆上げ”や“香りがセレブ風”みたいな華やかさはありませんが、本質的なヘア&スカルプケアを求める方にとって、隠れた名品であることは間違いありません。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。