カテゴリ:カラートリートメント
総合ランク
総合点

1mlあたり
カテゴリ内順位
一部の成分に注意が必要です
CMR発がん性・IARC発がん性の成分が検出されました(1件)
個人差要因皮膚感作性5件・アレルゲン1件・経皮吸収77件
メーカー
ピュールブランド
Sastty容量
200ml参考価格
2318円1ml単価
11.6円JAN
4582142694041ASIN
B00JKOGP0G発売日
2014年11月30日ID
11483製造国
日本シリーズ名
利尻ヘアカラートリートメント対象の髪タイプ
白髪染め用公式サイト
公式サイトを見る全成分
商品説明
解析チームです。2011年から続くロングセラー白髪染めトリートメント「利尻ヘアカラートリートメント(ブラック)」を成分レベルで徹底分解します。染めながらケアという設計の実力と、見落としがちな安全性の課題を両面から整理しました。
スタッツデータを平均(3.0点)と比較すると、この製品の特徴が鮮明に浮かぶ。保湿力4.9点・配合成分レベル4.5点は業界水準を大幅に上回り、使用感も4.0点と優秀な水準。一方、全体的な安全性は1.8点と要注意ゾーンに位置し、EWG高スコア成分・旧指定成分・GHS感作性1B分類成分が複数確認される。コスパ2.8点はやや物足りない水準で、200g・2,318円という価格帯での継続使用には一定のコストがかかる。白髪染め特有の染料成分を含む処方であり、メリットと注意点を正確に把握した上での使用判断が重要だ。
5点満点 / 平均水準:3.0点
平均水準3.0点。グラフは5点満点スケールで表示。
通常のヒアルロン酸をカチオン(陽イオン)化した誘導体で、従来品比280倍の毛髪・皮膚への吸着力を持つとされる。一般的なヒアルロン酸はマイナス電荷を持つためカチオン処方と反発しやすいが、この成分はプラス電荷に変換されているため毛髪のダメージ部位に選択的に吸着し、シャンプー後も残存してコンディショニング効果を発揮する。保湿力4.9点という突出したスコアの一因となっていると推定される設計の核心成分だ。
セラミドNG(EWG:1)・セラミドNP(EWG:1)・セラミドAP(EWG:1)の3種が同時配合されている。東京大学大学院の研究グループによると、複数種のセラミドを組み合わせることでヒト角質層に近いラメラ構造(細胞間脂質の層状配列)が形成され、単一種配合よりもバリア修復効率が向上することが示されている。これに加え、クオタニウム-33(ラノリン由来)は18-MEA(18-メチルエイコサン酸)を含有し、健康毛のキューティクルに本来存在する疎水性バリアを分子レベルで模倣・補強する機能を持つ。この組み合わせは処方設計の巧みさとして評価できる。
日本精化が開発した両親媒性エステル油剤。水にも油にも溶ける特性により、カチオン化ヒアルロン酸や植物エキスなど水溶性有効成分の毛髪内部への浸透を促進する「浸透助剤」として機能する。環状構造が毛髪への浸透経路を効率化し、べたつきのないサラサラした仕上がり感にも寄与する。79成分という大規模処方の有効成分を「届ける」ための縁の下の力持ちと言える。
酸化染料(ジアミン系)を使用せず、HC黄4(内部浸透型)・HC青2(黄ばみ抑制)・塩基性茶16(表面吸着型)・塩基性赤76・4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノールの5種染料で黒髪色を再現する設計。HC染料はキューティクルの隙間から毛髪内部に浸透し、塩基性染料は表面に静電吸着することで多層的な着色効果を実現する。アレルギーリスクの高いジアミン系を回避した安全志向の設計だが、後述する安全性上の注意点も存在する。
余談ですが、ロンドン大学キングスカレッジの研究によると、HC染料は洗髪のたびに約10〜15%ずつ色素が流出するため、2〜4週間での再塗布が色の維持に必要とされています。「白髪染めトリートメント」が週1〜2回の使用を推奨するのはこの色素脱落速度が理由です。
センブリエキス(医薬部外品有効成分として育毛・脱毛予防効果が認められ、日本薬局方収載)、オタネニンジン根エキス(EWG:3・ジンセノサイドによる毛乳頭細胞増殖促進、医薬部外品承認)、カワラヨモギ花エキス(漢方2000年の実績・毛乳頭細胞増殖促進)、ローズマリー葉エキス(ロスマリン酸の抗酸化・血行促進)など、育毛・頭皮環境改善を主眼とした複数の植物エキスが配合されている。ただしスカルプケア力スコアが2.7点とやや物足りない水準にとどまることから、これらエキスは概して後半配合(低濃度)である可能性が高い。
「染める×うるおす」の両立に全力投球、ただし安全性スコアとのギャップを理解した上で選ぶべき製品。
保湿力4.9点・配合成分レベル4.5点は同価格帯でも際立つ数値だ。カチオン化ヒアルロン酸による持続保湿、3種セラミドと18-MEA含有クオタニウム-33のキューティクル補強、そして浸透助剤による有効成分デリバリーと、「白髪を染めながら髪をいたわる」というコンセプトを処方レベルで体現している。一方、安全性スコア1.8点が示すとおり、GHS感作性1B成分5種・旧指定成分2種・EWG高スコア成分の存在は事実として存在する。これらは「絶対に避けるべき」という意味ではなく、長期継続使用を前提とした際に自身の肌状態と照らし合わせて判断する材料として捉えてほしい。
口コミ(@cosme 4.7/7.0・LIPS 4.0)では「しっとりして使いやすい」「継続して白髪が目立ちにくくなった」という評価が多く、保湿力と使用感に関するデータと口コミは一致する傾向がある。一方、「色の定着が物足りない」という声は、HC染料の約3週間という色持ち特性を考えると必然的な課題であり、週1〜2回の使用頻度の維持が色持ちの鍵になる。
使用シーン別推奨度:
保湿力
4.9
トップクラス
配合成分レベル
4.5
圧倒的
全体的な安全性
1.8
要注意